CentOS5.2のインストール

CentOS-5.2-i386-bin-DVD.isoから起動しインストール開始

  1. TCP/IP設定
    「Enable IPv4 support」にチェックをつけて「Manual configuration」にチェックをつける。
    また「Enable IPv6 support」はチェックを外す。(とりあえず使わないので)
    1. IPv4 address:192.168.1.2/24
    2. Gateway:192.168.1.1
    3. Name Server:192.168.1.1
注:IPアドレス設定は後でもできるので、IPv6 supportをはずしてとりあえずDHCPで運用しても良い
後で手動設定する場合のやり方を以下に示す。
  • /etc/sysconfig/networkを編集する。
NETWORKING=yes
HOSTNAME=hogehoge.home
GATEWAY=192.168.1.1 #GATEWAYのアドレスを設定する。
GATEWAIDEV=eth0        #GATEWAYへのデバイスを設定する。
  • /etc/sysconfig/network-script/ifcfg-eth?を編集する。
DEVICE=eth?                 # デバイスの名前を指定する。
ONBOOT=yes                # 起動時にブートするかどうか?
BOOTPROTO=static       # 固定IPのときはstatic,動的IPの場合はdhcpとする。
IPADDR=192.168.1.7    # IPアドレスの設定
NETMASK=255.255.255.0          # ネットマスクを設定する。
BROADCAST=192.168.1.255      # ブロードキャストアドレスを設定
  • ネットワークを再起動
/etc/rc.d/init.d/network restart
  • 設定確認
ifconfig eth? が上記の通り正しく設定されていればOK
また、netstat -nr ルーティングテーブルも確認する。
  • 名前解決できるようにする(/etc/resolv.confを編集)
domain home
nameserver 192.168.1.1 
と記述。

GUI画面でのインストール手順

  • スタート画面では「次」を選択。
  • インストール対象のドライブだけが選択されていることを確認し、「次」を選択。
    念のため「パーティションレイアウトの再確認と変更」にチェックする。
  • パーティションの確認
    • /bootのサイズは100MBもあれば十分
    • 今回は1TBのSATAのDISKを2つ使用し、RAID-1を作成した。(マッピング先は"md0"(/dev/md0)となる)
  • ホスト名は「centos.home」とする。(ホスト名を設定し忘れた場合は、/etc/sysconfig/network のファイルを編集し再起動)
<補足>
起動ボリュームをRAID-1にしたい場合は、両方のディスクにsoftware RAIDのパーティションを作成しながら、
それらについて、マウントポイントを設定していく。
例:
  1. 既存のディスクのパーティションを全て初期化
  2. /bootにしようと考えているパーティンション(hda1,hdb1)を対して1つずつRAIDボタンを押下することで同容量
    softwareRAIDのパーティション作成
    (例)固定容量で100MB(/bootにする予定)※hda1,hdb1の2回作業を行う
  3. RAIDボタンを再び押下し、マウントポイントを「/boot」、softwareRAIDは「/dev/md0」、RAID-1を選択
  4. 同様の作業を"swap"パーティションにも行う。
  5. 最後は最大容量を選択して、マウントポイント「/」softwareRAIDは「/dev/md2」、RAID-1を選択
注意:
上記方法で起動ボリュームをsoftwareRAIDにした場合はRAIDツールとしてmadamが使用された。
起動ボリューム以外(1TBのSATAディスク)をsoftwareRAIDにした場合はRAIDツールとしてdmraidが使用された。
どちらのツールが利用されたかによって、確認方法/設定ファイルなどが異なるので注意が必要。
(参考リンク)CentOSのインストール中にソフトウェアRAIDを作成


●インストールのカスタマイズ

●「ベース」システムのみを選択してインストール

  1. すべてのチェックを外して、「今すぐカスタマイズする。」を選択して、次へ。
  2. デスクトップ環境以降のチェックについて「ベースシステム」と「言語」以外のチェックを外す。
  3. 「ベースシステム」の「ベース」でオプションパッケージをクリックして、以下のチェックを外す。
NetworkManager 無線LANなどのネットワークの変更を自動管理する。有線固定なので不要。
apmd デスクトップ機で使用するので(バッテリー管理はしない)不要(※acpidがあれば不要)
aspell スペルチェッカーなので不要
aspell-en スペルチェッカーなので不要
autofs アクセス時の自動マウント/アンマウントは不要
bluez-utils Bluetoothユーティリティなので不要
ccld USB smartcard readerのドライバーなので不要
conman コンソールマネージャーは不要
coolkey smartcard関係?coolkeyログインは不要
fbset コンソール画面のサイズ調整用なので不要(フレームバッファ)
finger 使わないので不要
firstboot-tui 後でも初期設定できるらしいので一応、不要とする。
ftp 使わないので不要
gpm コンソール画面でマウスを使えるようにするデーモンなので不要。
ibmasm IBMのマシンではないので不要。
ipsec-tools ipsecurityはとりあえず使用しないので不要。
irda-utils 赤外線は使わないので不要。
jwhois 外のドメインのwhois情報の調査など不要。
krb5-workstation Kerberos認証を使わないので不要。
ksh 使わないので不要
lftp 当面は使用しないので不要。
mgetty モデムは使用しないので、不要。
mkbootdisk 当面bootdiskは作成しないので、不要。
mtools MS-DOSディスクをマウントしないで使用できるツール、今のところ不要。
mtr ネットワークの最短経路を探索するツール今のところ不要。
nano viを使うので不要。
nc 通信状態の確認やポートスキャンに使うツール、今のところ不要。
nfs-urils NFSを使わないので不要。
nss_db NSSライブラリ用DB、今のところ不要。
nss_ldap lldap認証は使用しないので不要。
numactl Non Uniform Memory Access、とりあえず不要。
oddjob 使わないので不要
pam_ccreds とりあえずPAMは不要。
pam_krb5 とりあえずPAMは不要。
pam_passwdqc とりあえずPAMは不要。
pam_pkcs11 とりあえずPAMは不要。
pam_smb とりあえずPAMは不要。
pax アーカイバ。とりあえず不要。
pcmclautils PCカードは無いので不要。
pinfo infoの機能強化版とりあえず不要。
pkinit-nss PKINIT for MIT Kerberos とりあえず不要。
rdate 他のリモートマシンの時刻とあわせるコマンド。とりあえず不要。
rdist 複数のリモートマシンのファイルを同期するコマンド。とりあえず不要。
redhat-lsb Linux ディストリビューション間での 互換性を向上させる基準のセットを開発しようとした試み。これがあるために不要なコンポーネントもインストールされる。不要。
rp-pppoe PPPoEを使わないので不要。
rsh とりあえず不要。
rsync とりあえず不要。
setarch 64Bit環境で32bitアプリを動作するためのarch変更ツール。不要。
talk 使わないので不要
tcsh 使わないので不要
telnet 使わないので不要
vconfig VLANを使用しないので不要。
wireless-tools ※不要なのになぜか復活する。
words 使わないので不要
ypbind NISドメインサーバは利用しないため不要。
yum-updatesd 勝手にupdateされないため

※注意:
以上のチェックを外すと41〜43パッッケージぐらいしか残らないはず。数が合わない場合は再度確認を行う。
だが、次へをクリックしてパッケージの依存性のチェックが終わると。
それ以上に増えていたりする。(wireless-toolsが復活していたりする。)

だからチェックを外しても、一部のモジュールはインストールされてしまうので、
インストール後にyumによるremoveやchkconfigによる確認が必須

●それと、念のため言語サポート(日本語サポート)のいくつかにチェックをつけてカスタマイズ(インストールするものだけ列挙する。)

kcc 漢字コード判定プログラム
lv 多言語対応 ファイルビューア
nkf 漢字コード変換フィルタ
perl-nkf 漢字コード変換フィルタ

最終更新:2010年01月05日 23:55