首都大学東京 「心の科学(後期)」




「心の科学(前期)」受講者は 心の科学(前期) をクリックしてください.


連絡事項


  • 実験参加登録は10月17日に行います。3日の授業では来週といいましたが,10日は体育の日でお休みでした。申し訳ありません。
  • 初回はガンダンスです.




配付資料... 随時公開

  • 注意事項
    • ファイルをクリックするとパスワードが要求されます.パスワードは講義中に指示します.
    • 資料はPDFファイルで公開しています。もし自宅のPCで閲覧できない場合には,Acrobat Reader日本語版 をインストールするか,大学のPCを利用して下さい。

  1. ガイダンス
  2. 進化的アプローチとは
  3. 知覚心理学


シラバス


  • 授業のテーマ
    • 進化心理学視点を取り入れて,人(ヒト)を適応エイジェントと捉える立場から,人の情報処理過程を解説する講義形式の授業を行う.その中で,心理学の知見や方法論を理解し,実証的な心理学に対する興味・関心を高める.

  • 授業の到達目標
    • 心理学の基本的な知識を習得するとともに,ヒトという種の行動と他の種の行動が共通の観点から理解できる可能性を認識する.ヒトはそれぞれ違うものではあるものの,共通した基盤を持っていることを理解し,自己や他者の理解をより深める.また,実証的な心理学の研究法の理解についても深める.

  • 授業内容
    • 本講義では,進化心理学的意味での「適応」という概念を軸に,人の情報処理過程を明らかにする.取り上げるテーマは,①知覚心理学,②思考心理学,③社会心理学といった領域からピックアップする.

  • 授業計画
    • ガイダンス(1回)
    • 進化的意味での「適応」とは(2回~3回):「適応」と「進化」について簡単な概観を述べる.「包括適応度」「性淘汰」「互恵的利他」について解説する.
    • 知覚心理学(4回~6回):人の知覚システムについて,適応という観点から解説する.主に視覚を取り上げ,他の種との違いや錯視や奥行き知覚などを取り上げ紹介する.
    • 思考心理学(7回~10回):社会的推論において推論・思考過程を規範的推論ルールと実用論的思考を対比させながら,領域限定的な推論過程についても取り上げて解説する.
    • 社会心理学(11回~14回):人の複雑な社会行動が進化的観点からどの程度説明できるのかを,援助・攻撃行動,恋愛行動,分配行動などを取り上げて解説する.
    • まとめと試験(15回)

テキスト

  • 書籍は用いないが,授業で用いるプリントを担当者のWebページにアップしておくので,それが講義テキストとなる.随時参考書籍は授業時間内に紹介する.

評価

  • 成績は学期末に行う試験(約90%)と出席得点(約10%)で評価する。ただし,時間外における実験に参加してレポートを提出するか,指定された複数の本から1冊を選びレポートを提出した学生には,その得点を加点して評価する.

注意事項

  • 1回目の講義で,講義内容/評価の方法/実験参加の方法/履修上の注意/オフィス・アワーなどについて説明するので,1回目はできる限り出席すること.
  • 心理学の知見がどのような方法論によって得られるかの理解の促進には,実際の実験や調査に参加することが必要である.そのため,実験や調査に積極的に参加するようにお願いする.
  • この科目は,人文・社会系心理学分野の推奨科目である.
  • この科目は,H24年度までの「心理学」を名称変更した科目である.すでに,「心理学」を履修した学生は,この科目を履修することはできない.
  • 首都大学東京2008年度入学生は、共通教養科目中の「その他の教養科目」として履修する.








































最終更新:2016年10月04日 09:51