伝奇A-DIC PC作成ガイド
ここでは伝奇A-DICにおけるプレイヤーキャラクター(以下PC)の作成手順を説明します。
詳細につきましては
PC原型作成をご覧になってください。
1.名前の決定
まずはPCの名前を決めます。
基本的にこのA-DICは現代日本をモデルにした世界観ですので、種族を人間にするならば普通に身の回りにいてもおかしくない名前にするといいかもしれません。
また、このA-DICは厨二病的成分を多分に含みますので、ライトノベルやゲームなどに出てきそうな名前でもいいでしょう。
2.性別の決定
ここではPCの性別を決定します。
PCが特殊な設定でない限りは男性か女性の設定にしておけばロールプレイ(以下RP)を円滑に行うことが出来るでしょう。
3.年齢の決定
人間であれば10代~50代にしておけばよいでしょう。
また、PCが人外であれば、実年齢と外見的な年齢を決めておいてください。
4.簡単な設定の決定
PCが裏の世界に関わるようになった出来事や背景的な理由を書いてください。
原成功要素とは
伝奇A-DICでは成功要素の登録ツリーが3本存在します。
この成功要素のツリーの根源と成る事柄を原成功要素と呼び、PC設定などの根幹と成ります。
それぞれのツリーに登録する成功要素登録はこの根源から外れない単語で統一してください。
また、伝奇A-DICでは初期状態の成功要素はパワーが11,12,13の3つから始まり、M*をクリアする毎に14,15,16…とパワーの大きな成功要素を新しく登録する事が出来ます。
ただし、成功要素の最大登録可能数はPCを作成した状態では5つまでですので、パワー16以降の成功要素を登録する際はパワー11以前の成功要素は抹消されて行きますのでご注意下さい。
5.原型1(人間 or 人外)の決定
PCの種族を決定して種族に設定された3つの原成功要素の中から1つを選択してください。
人間:PCは、ごく普通の人間です。
- 【日常】:PCは、事件に遭う時以外の普段はごく普通の生活をしています。
- 【危機】:PCは、何かしらの理由で日常的に危険にさらされています。
- 【修行】:PCは、過去の修行等により対人外用にも使用できる戦闘技術を習得しています。
人外:PCは、日常的には人間の姿をしておりますが、その正体は人間以とは異なる存在です。
- 【幻想】:PCは、神話や民話などで語られる幻想的な生き物です。
- 【機械】:PCは、機械的な肉体を持つ自動人形やサイボーグなどです。
- 【特殊】:PCは、上記に含まれない、特殊な存在です。(改造人間など)
6.原型2(組織 or 一匹狼)の決定
PCが組織に所属しているか、単独で活動しているかを決定し、3つの原成功要素の中から1つを選択してください。
組織:PCは、人間以外の存在や不可思議な力がこの世界に存在する事を知っている組織に属しています。
- 【地位】:PCは、組織の中である程度の地位にいます。
- 【信用】:PCは、組織に忠誠を誓い、組織から信用されています。
- 【恩恵】:PCは、組織を利用して恩恵を受ける身です。
一匹狼
- 【執着】:PCは、何かしらの強い目的を持って行動します。
- 【享楽】:PCの行動理念は、個人的な趣味・嗜好によるものです。
- 【逃避】:PCは、極力、人外の存在には関知しない様にしています。
7.原型3(1+2で決まるもの)の決定
原型1と原型2の組み合わせからPCの設定を決定します。
3つの原成功要素の中から1つを選択してください。
人間+組織
- 【戦闘経験】:PCは、組織の実行部隊です。
- 【価値】:PCは、組織にとって何らかの価値がある存在です。
- 【守護】:PCは、自分あるいは誰かを守るために組織に所属しています。
人間+一匹狼
- 【第三者】:PCは、冷静に状況を見極めようとする傾向にあります。
- 【 絆 】:PCは、命をかけても守るべき対象があります。
- 【復讐】:PCは、大切なものを奪われた復讐を行おうとしています。
人外+組織
- 【名士】:PCは、人間社会での地位があります。
- 【忠誠】:PCは、組織を守る為に命をかけています。
- 【領域】:PCは、自分の活動領域(ナワバリ)確保の為に組織に所属しています。
人外+一匹狼
- 【逃亡】:PCは、何かから逃れています。
- 【平穏】:PCは、平穏な生活を夢見ています。
- 【探索】:PCは、何か探している物(者)がいます。
8.成功要素の登録
3つの原成功要素が決定しましたら、その単語を元にした成功要素を登録します。
PC作成時は11,12,13のパワー値を持つ成功要素を、それぞれの原成功要素に3つずつ登録してください。
9.キャラクタータイプの決定
ここではPCがどの様なスタイルで活動をしているかの決定を行います。
一般的なRPGでは「職業」や「クラス」に該当するものであり、選択により、習得するスキルの適性が決まります。
詳細につきましては、
コチラを参照してください。
また、スキルにつきましては、
コチラをご覧になってください。
1.探求者:裏社会に関わる際に、一般的な技能を用いるものです。
2.魔術士:学問化された魔術などを習得しています。
3.異能者:先天的な特殊能力を習得しています
上記の1~3を選択した場合は、下記に従い、初期段階でスキルを1つ習得できます。
探求者:一般系スキルの内から一つ自由にスキルを習得できます。
魔術士:魔術系スキルの内から一つ自由にスキルを習得できます。
異能者:能力系スキルの内から一つ自由にスキルを習得できます。
上記により、PC作成段階で習得したスキルは、PCの成長に伴いスキルレベルをExまで上昇させることが可能になります。
詳細説明は後述します。
4.宝重使い:PCの成長と共に強化される特殊な宝重(マジックアイテム)の使い手です。
5.式使い:PCと共に成長する特殊な式(サポーター)を持ちます。
6.分御魂:強大な存在の加護を受けた者や、その魂の一部を分け与えられた者です。
9.初期パワータイプの決定
伝奇A-DICでは下記の10種類のパワータイプが設定されております。
PC作成段階では、以下から2種類のパワータイプを選択してPCに設定する事が可能です。
また、このパワータイプはPCを成長させることで追加することも可能になっております。
1.【日常】:血生臭い事件が関係しない平和的なM*に使用します。
2.【戦闘】:戦闘のM*に使用します。
3.【魔術】:魔法的な能力が必要なM*に使用します。
4.【情報】:情報収集や分析などのM*に使用します。
5.【捜索】:屋内外での捜索に関するM*に使用します。
6.【知識】:必要な事を知っているか否かのM*に使用します。
7.【知覚】:感覚的なことに気付けるかのM*に使用します。
8.【運動】:身体能力を必要とするM*に使用します。
9.【交渉】:NPCとの交渉に関するM*に使用します。
10.【意志】:意志の強さに関するM*に使用します。
パワータイプとは
M*に設定されている適性の様なもので、このM*に設定されているパワータイプを取得していないPCは、判定の際に提出した成功要素のパワー値が50%に低下してしまいます。
10.根源力の算出
ここでは、PCの強さの目安として根源力を算出します。
まずは、3つの原成功要素ツリーの中から最もパワー値が大きな成功要素のパワー値を合計します。
これを「最大パワー値合計数」として、下記の式から求めます。
根源力=(最大パワー値合計数-30)×200
11.運命点の決定
PCは初期状態において3点の運命点を保有します。
運命点の詳細につきましては後述します。
12.マウントツリーについて
伝奇A-DICでは、アイテムやサポーターをPCにマウントするにはマウントツリーと呼ばれるものが必要であり、PC作成段階では、1本のみ持っています。(PCの成長により5本まで増やす事が可能です。)
PC作成時にキャラクタータイプで「宝重使い」や「式使い」を選択したら、こちらのマウントツリーに宝重や式を記述しておいてください。
また、マウントアイテムやサポーターにつきましてはPCの成長やセッションにより取得することが可能ですので、複数のアイテムなどをマウントする際は予めマウントツリーを増やしておくと良いでしょう。
13.成功要素の成長
セッション中にSDにより出されるM*を1つクリアする毎に好きな成功要素を1段階(パワー値1つ分)成長させることが出来ます。
ただし、成功要素の成長は、SDにより許可があった段階で可能になります。
14.追加設定の取得について
PCが成長し、成功要素の最大パワー値が15,16,17…と5上昇するごとに追加設定を取得することが出来る様になります。
この追加設定を取得することで、新たなスキルを習得したりPCを強化することが出来ますので計画的にご利用下さい。
また、追加設定の取得につきましても、SDにより許可があった段階で可能になります。
PC設定記録用紙
名前:
性別:
年齢:
簡単な設定:
原型1:【】
原型2:【】
原型3:【】
キャラクタータイプ:【】
成功要素(枝番号:【原成功要素】:成功要素:最大登録数)
1:【】:(:11)(:12)(:13):5
2:【】:(:11)(:12)(:13):5
3:【】:(:11)(:12)(:13):5
取得パワータイプ:【】【】
保有運命点:【】
【最大パワー値合計:】
【根源力換算:】根源力=(最大パワー値合計数-30)×200
○マウント
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○取得スキル
・
○取得絶技
・
○追加設定
・
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最終更新:2012年02月19日 21:32