かわいい画像を見ることで認知課題の成績が上がることを示した研究が発表されました。
実験セッションのとちゅうで動物の赤ちゃんのかわいい画像を見た人たちは,動物の成体の画像やおいしそうな食べ物の画像を見た人たちに比べて,ピンセットで対象物を移動させる課題,視覚探索課題の成績が向上し,Navon課題の反応パターンに違いがみられたそうです。
これらの結果から,そばにかわいいものを置いておけば,運転とかオフィスワークのときにも注意深い(carefulな)行動を促すことができるのではないかと述べられています。
成績の向上には男女差はみられなかったというのはちょっと意外な結果ですが,男女関係なくかわいいものを身につけるのがよいということでしょうか。
ソースは以下のとおりです。
Nittono, H., Fukushima, M., Yano, A., & Moriya, H. (2012). The power of kawaii: Viewing cute images promotes a careful behavior and narrows attentional focus. Plos One, 7, e46362.
【Link to Plos One】
追記:
入戸野先生へのインタビュー記事も出ました。
最終更新:2012年12月29日 (土) 12時33分36秒
最終更新:2012年12月29日 12:33