ジェームズ・リーズンによる『ヒューマンエラー』の完訳版が刊行されました。
リーズン博士はもともとうわの空やうっかりミスなどの日常的な注意の失敗の認知心理学的研究を専門としていましたが,この本の出版以降はヒューマンエラーに関する著作を次々に執筆し,ヒューマンファクター研究の第一人者とみられるようになっています。
そういう意味では,本書は日常認知研究とヒューマンファクター研究の分岐点に当たるわけで,いずれに関心のある方にとっても興味深い一冊ではないでしょうか。
原書は,以下の通りです。
Reason, J. (1990). Human error. Cambridge University Press.
最終更新:2014年08月01日 (金) 22時03分21秒
最終更新:2014年08月01日 22:03