トップページ

腰の疲れをとるツボ


治し方

 腰に関係する経絡は膀胱経で、その中でも委中はとくに代表的なツボです。イスに座り、親指をひざのおさらに置いたとき、ちょうど中指の届くところが委中です。ここを押さえると、突っ張っていた足の筋肉がゆるみ、それに伴い腰の筋肉もゆるむので疲れがとれてきます。

注意すること

 夕方になると、足から腰にかけてだるい、足首がなんとなくガクガクする、そして、ふくらはぎがむくんでしまう、足腰が弱っていると、こんな不快な症状が起こりがちで気分もすぐれないものです。これは昼間、立ちっ放しで仕事をしたときに起こるもので、長時間足を垂らしいて座ったりしていてもなるものです。この原因はいろいろとあるでしょうが、主なものに、イスに座ったときの姿勢の悪さ、運動不足があります。よく電車の中で座席に浅く腰かけ、足を伸ばしている若者を見かけますが、そのような人の腰は決まって丸くなっています。そんな日常の生活をしている人が、まがった腰で重いものを持ち上げようとすれば、腰を伸ばしたときにギックリ腰になるのは当たり前といえるでしょう。

さて、通勤電車で長時間にわたる立ちん坊は、普通の人でも相当の難行で、足は疲れ、腰はけだるくなってくるものです。このようなとき、会社についてからでもちょっとポイントを刺激し、体を回復させておけば、一日が快適に過ごせます。

効果をあげる法

 腰の疲労と腰痛を防ぐには、腰を反らし、おなかを突き出すようにするとよいのです。まず膝を立てて座り、両腕を後ろに回して足首をつかみ、からだを反らせながら深呼吸します。この姿勢で五秒間ほど静止し、もとに戻します。(五回)。

神経の疲れをとるツボ


治し方

 くるみを二個用意します。手の中でグルグル回します。くるみが、手のひらにある老宮を適度に刺激します。いつもポケットにくるみを入れておくと、ちょっとしたおりにできるので便利です。

注意すること

 社会のしくみが複雑になり、多様化すればするほど、私たちの日常生活でも、精神的負担は増える一方です。イライラを経験しない人はいないといってもよいでしょう。
 さて、このイライラですが、大脳辺縁の情動に関する系列が、自分の思い通りにいかなかったりした時に興奮して、自律中枢を刺激し、不快な感情を起こすのです。東洋医学では精神活動を支配しているのでは頭ではなく、もともとは臓腑だとしています。即ち気魄は肺の臓に、神は心の臓に、魂は肝の臓に、意志は脾の臓に、志は腎の臓に宿っているという考え方です。
 ところでくるみを使って指先を刺激する方法は、オールド映画ファンならずともご存じの、日本映画では「旗本退屈男」や、アメリカ映画「ケイン号の叛乱」の中で、ハンフリー・ボガード演ずる主人公の艦長が、部下と対決しイライラし始めると、ポケットから二個のくるみを取り出して、手のひらの中で転がし始めるシーンで、ご覧になったことがあると思います。
 これらの映画の作者たちが、単に場面転換のつなぎにくるみを握らせたのか、それとも、医学的な知識があって、こうしたシーンを考えたのか定かではありませんが、私にとって、この映画の場面は、指先と神経の関係を暗示して、興味深いことでした。

効果を上げる法

 ポイントになる指は小指です。小指は心経に属し、心の経脈というわけです。その経絡はまず心臓より出て真ん中を通り、横隔膜を抜けて小腸を巡っています。よくもんで刺激を与えてください。次に、頭上に手を伸ばし、指先と指先をかけ、左右に引っ張り、静止5秒。左へ、右へと体を屈伸します(左右各3回)。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2010年10月23日 13:54