芥辺境藩国@wiki

西国人+パイロット+夢使い+入院患者

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kirihara

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要点・評価

L:西国人 = {
 t:名称 = 西国人(人)
 t:要点 = 砂避け、日焼け対策された服装,エキゾチックな人材,灰色の髪
 t:周辺環境 = 交易路,涼しい家,巨大な港,蜃気楼,オアシス
 t:評価 = 体格0,筋力-1,耐久力0,外見0,敏捷1,器用1,感覚1,知識0,幸運0
 t:特殊 = {
  *西国人の人カテゴリ = ,,,基本人アイドレス。
  *西国人の生産 = ,,,(生産フェイズごとに)燃料+1万t、資源-1万t。
  *西国人のイベント時食料消費 = ,,,(一般行為判定を伴うイベントに参加するごとに)食料-1万t。
 }
 t:→次のアイドレス = 猫妖精(職業),サイボーグ(職業),ドラッガー(職業),歩兵(職業),パイロット(職業),整備士(職業),観光地(施設),国歌(絶技),アイドレス工場(施設),燃料生産地(施設),高位西国人(人)

L:パイロット = {
 t:名称 = パイロット(職業)
 t:要点 = パイロットスーツ,マフラー
 t:周辺環境 = 飛行場
 t:評価 = 体格-1,筋力0,耐久力0,外見0,敏捷0,器用0,感覚1,知識1,幸運-1
 t:特殊 = {
  *パイロットの職業カテゴリ = ,,,基本職業アイドレス。
  *パイロットのパイロット資格 = ,,,搭乗可能({I=D,航空機,宇宙艦船})。
 }
 t:→次のアイドレス = 名パイロット(職業),瀧川陽平(ACE),カール・T・ドランジ(ACE),舞踏子(職業)

L:夢使い = {
 t:名称 = 夢使い(職業)
 t:要点 = 手を伸ばすパジャマ姿の人物
 t:周辺環境 = 他人の夢
 t:評価 = 体格0,筋力0,耐久力-1,外見3,敏捷6,器用1,感覚2,知識0,幸運1
 t:特殊 = {
  *夢使いの職業カテゴリ = ,,,派生職業アイドレス。
  *夢使いの夢侵入能力 = ,歩兵,条件発動,部隊全員がこの能力を持っている場合他人の夢に侵入できる。睡眠中20%の確率で生き物は夢を見るとする。
  *夢使いの夢の中での攻撃行為 = 夢の中での攻撃行為,歩兵,条件発動,なし。夢の中で攻撃行為をが成功した場合、相手を殺害できる。自分は損害を受けないが、他の夢使いからの攻撃は受ける。
  #夢の中での攻撃行為((敏捷+外見)÷2)
  #他人の夢に侵入した場合行うことができる。
 }
 t:→次のアイドレス = ナイトメア(職業),ナイトメア月子(ACE),サキュバス(職業),夢魔狩人(職業)

L:入院患者 = {
 t:名称 = 入院患者(職業)
 t:要点 = 遠い目,やつれた姿
 t:周辺環境 = 病院
 t:評価 = 体格0,筋力0,耐久力-1,外見0,敏捷0,器用1,感覚2,知識0,幸運1
 t:特殊 = {
  *入院患者の職業カテゴリ = ,,,派生職業アイドレス。
  *入院患者の援軍能力 = ,,条件発動,誰の許可を得なくても<援軍活動>を使用できる。
  *入院患者の遠隔知能力 = ,,条件発動,遠隔知ができる。同藩国民の動向を知覚することができる。
 }
 t:→次のアイドレス = 夢使い(職業),城島月子(ACE),ナイトウォーカー(職業)

L:援軍活動 = {
 t:名称 = 援軍活動(定義)
 t:評価 = なし
 t:特殊 = {
  *援軍活動の定義アイドレスカテゴリ = ,,,特殊行動。
  *援軍活動の部隊援軍能力 = ,,,部隊単位で他国部隊として活動することができる。100%制限能力。
  *援軍活動の個人援軍能力 = ,,,個人単位で、最初から他国の部隊の編成に加えることができる。この時その藩国の国民として扱うことができる。
 }

西国人(http://akuta5121.web.fc2.com/igu/index.html)は継承
#08/10/29 藩国サイト移転のためアドレスの変更をしました。(旧ページURL:http://www.geocities.jp/akuta5121/igudorasiru.html

設定

芥辺境藩国が誇る3才児にケンカに負けると噂の貧弱なパイロット達がいる。
#ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。

あの身体でどうやって航空機のGに耐えているか世界の謎クラスにまったく分かっていないが、彼らは同国民の危機やピンチに素早く感じ取り助けるという特殊な能力を持つが、そのうちの一部の者が睡眠時の夢の中で同じ夢を見ている事が分かり、聞き取り調査をしたところ常識では考えられない件数で夢の内容が一致している事が判明した。
聞き取り調査の中で更に細かく調べていくうちに彼らは夢の中で他者の夢の中に入っている事が分かった。
以前よりNW中では、戦闘用の薬物摂取者が夢の中で断片的な未来の情報を得るということがあり研究が進んでいたがこうゆう例は発見されておらず、新たな課題として研究される事になった。
これらを研究が進む事で通常のカウンセリングとは違う切り口から精神的外傷を緩和ないし取り除く事が出来るのではないか期待されており研究が進んでいる。
現在は一部の入院患者達が夢の中への介入が可能となっているが問題は夢に進入した後であり、その夢の中から戻ることもできない可能性もあり、実行には事前の対象者の精神分析や夢の傾向の調査など事前に念入りな準備が必要となる。

(文章:荒川真介/イラスト:双海 環)

設定

夜の闇の中、静まり返った病院の一室でパジャマ姿の少女は静かに手を伸ばした。
少女が手を伸ばした先には、少年が1人眠っている。が、何か悪夢を見ているのか、少年の寝顔はひどく苦しそうだ。
少女は伸ばした手を、少年の額に当てると祈るように瞳を閉じた。


何もかもから遠い辺境の地、砂漠の砂に埋もれている芥辺境藩国には夢の中を通って遠く離れた地に援軍に向える者たちが存在する。
ドラッグの使いすぎで体を壊したり、体の調子が悪くて投薬を受けている入院患者達である。
時間も距離も関係なく誰の許可もいらない非常に便利な能力だが、さすがに入院患者だけに体が弱く、I=Dに乗らないとあまり役に立たないパイロット達ばかりなのが難点であったが、猫である彼等はあまり気にしていなかった。

ある日、1人の入院患者がこんなことを言い出した。
「夢の中で子供を助けた」と。
それを皮切りに、入院患者達から続々と夢の中で活動したとの話が飛び出した。
曰く、高いところから落ちる夢を見ている人を助けた。
曰く、音信普通の息子を心配する母親を息子の夢の中に映してみた。

最初、誰にも意味がわからなかったが彼等が夢の中で活動すればするほど、悪い夢を塗り替えるほど、最近悪夢を見なくなった。音信普通の息子から連絡が来た。など現実にも影響が出始めた。
「本当に他人の夢の中で、活動している!」

やがて、藩国の吏族ゲドーが他人の夢の中に入ることの出来る技術を確立した時、彼等はお話を思い出した。

それは誰もが聞いたおとぎばなし。夜眠る子供の悪夢を払うもの、人類と世界の規格外。
人が瞳を閉じた時に現れて、人が瞳を開く時に姿を消す、ありえざるべきそのにあるもの。
夜明けを告げる騒々しい足音。

彼等は心の中に剣鈴を掲げて、現実だけでなく夢の中でも戦いを開始した。
それまで戦う時に使っていたドラッグは、誰からともなく使用をしなくなった。
他人の夢の中というデリケートな場所で、トリップ状態になることを彼等が嫌ったためである。
いままで薬が支えていた場所には、誇りが取って替わった。
どんな場所でも、どんな相手でも戦わなくてはいけない敵なら一番最初に駆けつけて味方が到着する時間を稼ぐ。
夢の中でも夢の外でも彼等が現れる時、そこにはあしきゆめと戦うために光の軍勢が到着することを意味する。

(文章:双海 環/イラスト:辻斬燕丸)

SS

その手に一体何がつかめるというのだろうか?


耳鳴りがする、頭痛がする。だが声が聞こえる・・・救いを求める声が
ドラッグ服用のしすぎで痩せ細った腕を伸ばす
ずきりと頭が痛む、吐き気を伴う眠気が襲ってくる
視界が歪んでいく。クラクラとゆがむ、もう何が現実なのだかわからない

目を覚ます。知っている。ここはどこでもない場所。夢の中だ
そう、非常に現実に近い夢の中。
ここでは、いつもろくな事が起こらない
「ひぃ!」
悲鳴が聞こえる。いつもの事だ。誰かが何かから逃げている
大きな化け物に少年が追われている
いつもなら何も出来ずに見守る事しかできない。だが、今回はなんか違う。
何かができそうな気がした
わが身を省みず、化け物の前に立ち塞がる。これはいつもの行動じゃない
「あはは・・・何してんだろあたし・・・」
化け物は返事をしない。拳を繰り出してくる
だが、彼女にはわかった
(ウソだ・・・あなたは、うそだ!)
心のそこで確信に満ちた否定をする。
振り下ろされた拳が当たるかどうかと言うところで風船がはじけるような音がして、化け物は居なくなった。
代わりに小さな生き物が居た。黒くて小さい、絵本で見た妖精の様な生き物だ。
「こ、怖かった~・・・」
へなへなと腰を落とす
「ありがとう・・・」
後ろから、消え入りそうな声が聞こえた
振り向けば、少女が居た。なんだか見覚えがあるきがする
その小さな瞳には涙が溜まっている
「うんうん。もう大丈夫だからね」
少女の頭を撫でてやるが、声を上げて大泣きする
抱きしめて、落ち着かせてあげる
ギュッと服を力強く握られる。肉もちょっとつかまれる。「アザになっちゃうかな?」と思ったが我慢した
少女はひとしきり大泣きして、落ち着く
「もう大丈夫?」
「うん」
「これでいっぱい寝れるよね?おやすみなさい」
「おやすみ・・・」

ベッドから身を起こす
変な夢を見たものだと思った
頭痛が無い。すっきりとしている。救いを求める声は聞こえなくなった。
こんなこと、ここ最近では珍しい。
最近はずっと頭痛が止まなかった。声もとめどなく聞こえていたのである
目をつぶり。「耳」を澄ます。五感とは外れた、第六感的な耳
聞こえる、今度は聞こえるようになった
「パワーアップしてる・・・」
「くしゅん!」
隣の患者がくしゃみをする
聞き覚えのある声だ。失礼かと思いつつも、カーテンを開けて覗く
さっきの少女が寝ていた
とても心地よさそうな顔をしている
「…あり‥う」
「……」
自分の手を見つめる。
自分が一体何をしたのか、何が出来るようになったのか。さっきの夢とこの少女との関係性
…わからないことばかりだ
でも、こんな手でもまだ何かできるかもしれない。さっきみたいに勇気を出して・・・
手を眺め、ふと笑う

(文章:ゲドー/イラスト:海堂玲)

SS

ゲドーは入院患者アイドレスを使いまくっていたおかげで、新たな能力を手に入れた。他人の夢に登場するという能力だ。
この能力を新アイドレスに織り込もうとしていた。これから最終調整を行うのだが…

「ゲドー、まだ寝ないのか?」
ゲドーの養娘のアンジュが心配そうに声をかける
ここ最近ゲドーは新アイドレスの研究に(いつになく)熱心であった。寝る間も惜しんで開発を行っているのである
「ええ…これから稼働実験して最終調整です」
「早く寝ろよ…バカ野郎」
「はは、ご心配無く」
アンジュ、ムッとする
「別に心配してない!寝るからな!」
「はいはい。お休みなさい」
勢いよくドアが閉められるが、ゲドーはいつもの事と思い、構わず作業を続ける
……2時間後
ゲドーは怪しい笑みを浮かべている
「ふふふ、出来たぞこの術をつかえば・・・人の夢に侵入できる!」
遠隔知を活用し、寝てる人を探す・・・電波と言う名の第六感ががピピピと反応する
「ふむむむむ…!発見。ふふふびっくりするが良いよ!?」
ピピピと電波を飛ばして他人の夢に介入開始!

……

「えっとここは誰の夢でしょうかね?」
キョロキョロと辺りを見回す
銀の月さす砂漠の中に二人、人影を見つけた
「涼くん?かな…」
もう一人の男には見覚えがない。イエロージャンパーに身を包んだメガネをかけた男だ。霧原涼少年は、少し目をくるくるさせている
ゲドーはぽんと手を叩く。あれが「ヤガミさんかぁ」と頷く
話に聞いた事がある。辺境藩国の技族、霧原涼くんの憧れの人物だ。
憧れの対象なだけあり、確かに男前だった。何より瞳がチガウ。アレは決意を秘めた男の瞳だ。ああいう目をする奴は、思いの強さを力に変える事のできる男だ。
ゲドーはうんうんと頷く
何かを語り合い、二人で笑う。そしてみつめ合った後、ヤガミは自分の唇を涼くんのそれと軽く重ねた
驚いた顔をしている涼くん、ヤガミはからかうように笑っている
ゲドーは少し考えた後、うんうんと頷いた。マジックアイテムの「乙女のキス」は涼くんが持っているのである
「へへ、これ以上は野暮ってヤツだな…お似合いだぜ、二人ともYO☆」
これが彼の願望なのかどうかはわからない。夢は夢である。深く考える事はやめてゲドーはこの夢をあとにする

遠隔知感知!ゲドーはまた誰かの夢に進入する
「ん~性能は良好だな…次は誰の夢かしら~?」
ゲドーはキョロキョロと辺りを見回す
輝くネオンに、ジャラジャラとコインが溢れる音、笑い声に怒鳴り声。
どうやら、大きなギャンブル場のようだ
「あ、ゲドー君だ」
双海環だ。いつもの砂避けの付いたローブとは違い、きらびやかなスパンコールドレスに身を包んでいる
「ああ、えっと…こんばんは」
普段とのギャップに戸惑い思わずどぎまぎする
双海はニコリと笑う。合わせて空気も輝く。夢だからなのか、気の迷いかも知れないが、本当にそう見えたのだ
「いこっか?」
その笑顔にゲドーが抗う事などできるわけも無く。フラフラとカジノへと足を運ぶ

「ぎにゃああ~~!!!」
「Σふにゃ!」
深夜、カエルがつぶれたみたいな声が響く
アンジュ、思わず身を起こす
「やめてください!ごめんなさい!うそだ~~~」
「え、ゲドー?どうした」
声には聞き覚えがあった。身を起こし、ゲドーの部屋に急ぐ

「ゲドー!」
「や~め~て~!」
ゲドーは自室で寝ていた。しかし様子がおかしい、苦渋の浮かぶその表情、天に手を伸ばしている。その姿は救いを求めているようだ。
「ほら!マフィア来ちゃったじゃん!危ないって言ったじゃん!……ってアンタそれでも勝つんかい!」
うなされているようだ。天空に突っ込みを入れる
「もう帰りましょうよ~zzz用心棒が剣を…え、そんな双海さん…バカな…や~め~て~!」
アンジュ、こめかみを押さえ、どこからか「10t」とかかれたハンマーを取り出して振り上げる
「黙れクソヤロー…」
ハンマーが振り下ろされる。ゲドーは埋まった
「ふぁ~…寝よ」
これでいい夢がみれそうだ。と頷き。のろのろと自分のベッドに足を運ぶアンジュ

おまけ
翌日
ゲドー:「生きてるって素晴らしい」
双海環:「おっはよ~!」
ゲドー:「Σひゃあ!ごめんなさい」

(文章:ゲドー)
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