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那限逢真ハーレム大戦(嘘予告編)

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takanashi

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※このSSは冗談です。皆さん壊れていますがどうか寛大な心でお許しください(土下座
 また、この企画はあくまで嘘予告です。実際に作る事はまずないと思いますので、ご了承ください。




 譲れない想いがあるのなら、例えそれがどれだけ不可能なことであっても、猫は何度でも立ち上がるのだろう。



 芥藩暦2007年2月、王猫コジロー2世が娘、サヨコは、膠着しつつある戦況(那限逢真の女性関係)を覆すべく、ついに蜂起する。
 これに対し、徹底抗戦の構えを取るアンジュ。
 この機に反応し、サヨコ、アンジュらを解放せんと、常世、ゲドーは怨敵、那限逢真を討たんと挙兵する。

 後に「サヨコ動乱」と呼ばれることになる仁義なき戦いが、ここに始まろうとしていた。


「私はオーマが欲しいのっ! 絶対に……譲れないのよ!!」

 真っ直ぐな想いは剣のように鋭く、炎のように熱く。
 サヨコは己が前に立ちはだかる恋敵の悉くを薙ぎ払わんと戦場を駆けてゆく。


「わ、わた、私だって、オウマと、一緒がいい……!!」

 幼きアンジュの胸に芽吹くは親愛か、それとも愛情か。
 その答えなど見つからぬまま、アンジュは独占欲の命ずるままに、否応なしに戦いに巻き込まれていく。


「ふふ、面白いことになってきた……頑張ってね、みんな?」

 全てを見下ろす綱渡りの女神の瞳に写るは、享楽か、羨望か。
 周囲の運命を操るローディミアは、ただ1人の男の側にいるという、ただそれだけのために己の運命を操らんと暗躍を開始する。


「アンジュ、サヨコさん、あと三秒以内に離れないと本気出すからなあ!本当だぞ!俺が本気出したらこの町が滅ぶんだぞ!」

 ――全てを、奪還する。
 それは、心に決めた譲れぬ誓い。
 何よりも大切な娘と、誰よりも大切な想い人を救うために、ゲドーは幾度でも立ち上がる。


「俺は、必ず……戻ってくる……!!」

 熱した茶釜は真っ赤になり、触れるもの全てを焼き尽くす。それこそを、「意地」という。
 那限逢真に対する感情は真っ赤な炎となり、己が体を熱していた。
 その熱は常世の体を急き立てて、果敢に、果断に、戦いを挑む。



 そして、全ての想いの行き着く先は。

「「「「「オオオオォォォォォォォォォォマアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッッ!!!!」」」」」
「……みんな、どうしたんだ?」


 ――それは、那限逢真の周りの女性と、それを羨む者達の、戦いの歴史。


 那限逢真ハーレム大戦、20007年4月、公開予定。
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