農業博覧会

文章の部

タケアカリ(26-00499-01:ひわみ)

  • 解説
たけきの藩国固有種のジャガイモですが、土質を選ぶ上に発芽しやすいため長期保存に向かないという特徴もあります。
そういった理由もあり元々美味しいと噂にはなっていましたが、市場にはあまり出回っていませんでした。
しかし、栽培技術や保存技術などの向上により、今では一般国民でも口に出来るレベルまでになりました。
味は濃厚で皮も剥がし易いため、茹でたり蒸したりしたものに塩やバターをつけて食べるのが一番と言われています。
料理の食材とする場合は、味の濃厚さ故に脇役としては使い難いという話です。
このタケアカリを使った代表的な料理としてはコロッケがあります。
タケアカリの味を前面に出したコロッケはジャガイモの味をダイレクトに味わえます。

  • イベント会場の様子
司会「ここでジャガイモ好きの竹上木乃藩王に、タケアカリを食べていただきます」
藩王「はい」
司会「今回は本来の味を楽しむために、こちらの塩で…」
藩王「ご馳走様」
司会「って、塩出す前ですよ!」
藩王「問題ない」
司会「…えー、味付け無しでも美味しいタケアカリ、皆さんも是非味わってくださいー!」

(469字)

イラストの部

きのこ(イラスト:26-00507-01:砂神時雨、文章:26-00514-01:りあらりん)

たけきの藩国の特産品の一つであるきのこは、主に屋内での原木栽培によって作られています。
屋内で栽培することで病害虫の被害を押さえ、自然に近い原木栽培により天然物に負けない良質な香りと味わいを持つきのこを生産することができます。

きのこには旨味成分であるグアニル酸、グルタミン酸が多く含まれ、低カロリーで食物繊維も豊富なヘルシーな食材として、女性を中心に人気が高まっています。
低カロリーであるため、栄養のないものの代表のように思われているきのこですが、ビタミンD、ビタミンB2などを豊富に含んでいます。
また、米を主食とする東国人の食生活の中で過剰摂取となりがちなナトリウムの排出を促すカリウムも多く含まれており、健康食品としても注目されています。

きのこは干すことで長期保存が可能となり、ビタミンDが増加し風味も増すため、干ししいたけを中心とした干しきのこの輸出も近年増加しています。

ちなみに、たけきの藩国できのこの人工栽培が盛んになったきっかけは、もちろん、竹上藩王の旧名である「たけきのこ」に由来するところであり、今ではたけきの藩国を代表する作物の一つとなっています。

大麦(イラスト:26-00507-01:砂神時雨、文章:26-00498-01:二郎真君)

 たけきの藩農業の主流は東国人主食の「米」です。ですが最近、食料多過ぎみな現状こそ食文化発展の機会ではなかろうか、との声が現れ始めました。例えば嗜好品となりうる食材の栽培を増やし、より豊な食生活を目指そうなどと。
 それに答えた形の一つがこの新たな特産品『大麦』であります。現在、六条大麦・四条大麦・二条大麦などの各種から高級麦酒に扱えるような高品質なものから大量加工用の安価なものまでを我が藩で生産しております。その用途は幅広く、はったい粉 麦茶 麦飯 麦酒 麦芽糖から水飴 味噌 醤油 等がございます。大麦サンプルはこちらでございます。
 このたけきの産大麦は我がたけきの藩の『食料確保組合(アイドレス食料生産地内設定の農協)』が自信をもって安全管理しておりますので、ご用命・ご不明点などございましたら当組合へご連絡ください。
 現在麦酒工房開発に向けて専用大麦などの開発にも力を入れており、品質と品種の発展に向けても力を注いでおります。これら絶え間ぬ努力こそがより良い暖かな食卓を生むと信じ、これからも精進させていただきます。
最終更新:2009年05月24日 22:34
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