【天道あかね】

[名前]天道あかね(てんどう-)
[出典]らんま1/2
[異名]
[声優]日高のり子
[俳優]新垣結衣
[性別/年齢]女性/16歳
[一人称]あたし [二人称]あんた、あなた [三人称]

 天道道場に住む天道家の三女。三姉妹の末っ子だが、唯一無差別格闘天道流の特訓をしており、そのためにかなり高い身体能力を持っている。
 風林館高校1年生。先輩の九能帯刀が作った「あかねに勝った者はあかねと交際する権利を得られる」というルールのために毎日登校中に複数の男子生徒から襲撃されるようになっているため、当初は一部例外を除いて男性嫌いであった。
 そんな彼女も、接骨院で働く小乃東風にだけは、幼少期から淡い恋心を抱いていた。しかし、東風があかねの姉・かすみに想いを寄せている事には気づいており、ずっと片想いをしていたのである。そんな姉のようになって東風に振り向いてもらうため、ショートカットだった髪をロングヘアにしていた。

 ある日、彼女のもとに突如、親が勝手に決めた許婚・早乙女乱馬が来る事になり、あかねは怒ってしまうが、実際に天道家に来た「早乙女乱馬」は女性であった。そのため、許婚の件は勘違いだと思ったあかねは、女性の乱馬に優しくする。
 だが、お風呂に入ろうとした時に、「男になった乱馬」と鉢合わせてしまう。実は、乱馬は「水を被ると女性になり、お湯を被ると男性に戻る」という特異体質を持っていたのである。
 裸を見られた事や、もともとの男性嫌いのせいもあって、乱馬の事を激しく嫌うが、その日から乱馬は天道道場で暮らし、あかねのクラスに通う事になってしまう。

 そんな当初は乱馬の高い身体能力を目の当たりにして驚きながらも、彼に対してはやはり強い嫌悪感を持っていたが、一緒に暮らす中で、素直になれないながらもどこか信頼を獲得していき、お互いにだんだんと仲良くなっていく。
 ある時、乱馬と良牙の戦闘では巻き添えを喰らい、断髪されてしまう事に。
 東風に好かれるために伸ばしていた髪を切られたショックで一度は大泣きするが、かえってそこで気持ちの整理をつけ、乱馬や男性たちに対しても心を開くようになった。

 乱馬との仲は次第に進展していき、後半では殆ど、カップルのように扱われており、初期に比べて素直に会話をしている事が多い。
 尚、あかねが男嫌いを克服し、乱馬と仲良くなって以降、東風先生は存在が消えた。


[外見]
 当初はロングヘアだったが、良牙の流れ弾で断髪されてからはショートカットになった。髪色は黒で、アニメだとやや青みがかっている。
 プロポーションが良いように見えるが、作中では「ずん銅」として扱われる。女らんまがあかねの服を着たときには、「胸がきつくお腹が緩い」と発言しており、ずん銅しか着る事ができない伝説の胴着もピッタリはまる。
 私服は短パンやミニスカートなど露出の多いものを好んでおり、意外にもセンスは良い。乱馬は「道着が一番似合う」と発言している。


[性格]
 当初は強気で男勝りな性格が強調されていたが、初対面に対する態度は非常に女性的で優しい事が多い。女らんまと初めて会った時も、優しく面倒を見るようなそぶりを見せている。
 男性嫌いだった頃もあるが、途中から男性にも普通に接しており、むしろ優しく声をかける事が多くなっていった(逆に女性キャラへのあたりは厳しくなったような…)。また、小動物や子供が好きで、そうしたものの面倒を見るのが大好き。
 しかし、一方で短気で暴力的、思い込みが激しい部分もあり、乱馬にはたびたび誤解から暴力を振るっている。
 嫉妬深く、乱馬が少しでも他の女性キャラに接すると勘ぐったり、誤解して乱馬に怒ったり暴力を振るったりといった面を見せる。最悪の場合、「全然気にしてないから」と笑顔を見せながら殴りかかるなど、典型的な暴力ヒロインである。
 そして、負けず嫌いで、乱馬やシャンプーともよく張り合う。
 素直じゃないとされるが、終盤では普通に乱馬と親しげにする事に抵抗を持たず、かなり素直な笑顔を見せる事が多くなった(乱馬に対する好意も自覚しており、乱馬の気持ちもどこかで察している模様)。

 自分に対する好意に鈍感で、男心が理解できないため、良牙があかねに対して抱いている好意は終始自覚する事がなかった。
 普段は優等生で、努力家。格闘家として、日々の鍛練を欠かさないほか、成績もよく社交的で、同級生からの信頼も厚い。ただし、一度思いこむと人の話を聞かないあかねの思い込みの激しさに呆れる者も多い。

 実は幼少期から「ロミオとジュリエット」のジュリエット役に憧れていたが、毎回ロミオ役をやらされていた。自分の憧れを話せず、周囲から受けた期待を無碍にする事もできず、ずっと黙っていた過去を持つ。
 普段も部活動の助っ人を頼まれているが、これもおそらく頼まれると断れない性格が原因。
 内心はデリケートなので、実はこうした状況に結構傷ついていたりもする。

 怖がりであり、幽霊や妖怪、オカルトが苦手。バストが小さい事を気にして毎日バストアップを図っている。
 あくまで常識人ポジションのようだが、主に料理を作る際に粗雑さやドジっぷりが目立つ。


[他キャラとの関係]
 早乙女乱馬は許婚であり、最終的に結婚間近まで行く。当初はお互い素直になれずにいがみ合っており、終盤まで喧嘩も絶えなかったが、その反面で互いをしっかり思いやり、信頼している。
 響良牙は「大好きな友だち」として見ている。良牙から寄せられている好意には気づいていないが、それが原因で毎回、天然で良牙に結構酷い発言をする。
 尚、良牙の変身体質には気づいておらず、彼が変身した子豚の「Pちゃん」をペットとして可愛がっている。
 シャンプーは実質的なライバルキャラ。何度か彼女に敗北している事から、ライバル視をやめない。実力ではシャンプーに敵わないながらも、「だから悔しい」と修行を詰んでいる。時たま乱馬をめぐってたまに争うが、普段は仲良くしている事も多い。当初は「死の接吻」をされていたが、殺される事はなかった。
 ムースとは当初こそ敵だったが、後半にはすっかり意気投合し、共にツッコミ役に回る場面まである。


[能力]
 非常に高い格闘能力やパワーを持っており、乱馬や良牙でも油断すると吹っ飛ばされるほど強い。パンチはコンクリートの壁をぶちぬき、泳ぐ時にはプールサイドを破壊するほどのキックをする。
 運動部の男子が束になってかかっても一斉に吹き飛ばされるほどの強さを持ち、剣道で九能と互角に渡り合う事まであった。
 普段は寝相が悪いが、この時も一緒に添い寝していたPちゃんや、Pちゃんに化けていた八宝斎などをボコボコにしてしまった。
 ただし、新体操や水泳は苦手であり、特に水泳は浮き輪をつけても溺れるほどのカナヅチ。

 料理は恐ろしく下手で、「死ぬほど腹が減っているからブタのエサでも食える」と発言していた乱馬が血相を変えて残したり、乱馬の母・のどかが口にしただけで一瞬気を失ったり、良牙や八宝斎が食べた直後に目に涙を溜めたり、乱馬が「あかねの飯がない世界に旅立つ」と旅支度をするほどマズいものを作る。
 しかも見た目も悪い。根本的に材料を力まかせに切るほど不器用なせいもあるが、まな板の欠片が料理に入ったり、サラダ油と白ワインを間違えたり、生卵を電子レンジで調理しようとして爆発させたり、かなり酷い有様。余計な隠し味を入れようとするため、更に酷い事になる。
 当人もその飯の不味さを自覚してはいるが、「不味い」と言われると暴力を振るうほど怒る事も珍しくない(それどころか食べる事を強要する)。カレーが普通に作れて周囲に驚かれた事もある。カップラーメンに入れるお湯を沸かす事はできる様子。
 刺繍も、犬を縫ったつもりが豚に見えるほど下手。絵もかなり下手だが、絵馬を描いた時の様子からするとこれは無自覚かもしれない。

 くじ運が強く、豚のぬいぐるみや温泉アスレチック競争ペア参加券、体験エステチケットなどを引き当てている。


「変身ロワイアル@ ウィキ」からの引用。

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最終更新:2015年10月14日 12:14