四羽 音久

「泥を啜って血を被って、屍踏んででも勝って帰るのが『正義』だ。それが出来ないんならやめちまえ」

「好き勝手したきゃ、強くなるか偉くなれ。最低でも、この僕を一蹴出来る程度にな」

陣営 人間
名前 四羽音久(よつば おとひさ) 性別 年齢 25歳
他プレイヤー操作は? OK(一部条件あり)

【外見】肩口で不揃いに切った髪を金に染めている。
    緋色の瞳はカラコン。ただし、元来の色素も薄い。
    元々は幼く見られがちな女顔だったが、ここ数年で凄味が増した。
    身長は170代半ば。
    服装に気を遣わなくていい場面ではいつも黒く丈の長い外套を着用。
    外套の下ないし外套非着用時は大体スーツだが、基本的にネクタイをせずボタンを一つ二つ外している。
    また、イヤフォンで「何か」を聞いていることが多い。

【能力】「黒銀血統《ズィル・ブルート》」
    自身の流した血液を変化させ様々な武具防具として扱う、彼の父方の一族特有の能力。
    変化の際に血液が一瞬銀色に輝くことからこの名で呼ばれる。
    使いすぎると身体のどこかに異常が出ることが分かっており、彼の場合は視力を司る部位。
    数年前に一度使いすぎて大幅に視力が下がり、もう一度同じことをやれば失明すると言われている。
    扱い方は主に以下の五つ。

    《剣》
    攻撃技。血を剣に変化させる。伸縮、複数への分裂も可能。
    ただし、時間制限がかかっている(通常ロール3ロール分)。
    また、伸縮、分裂を行えば貧血を起こし数秒視界が眩む。

    《盾》
    防御技。血を盾に変化させる。物理対応、拘束への応用も可能。
    ただし、一度発動させれば解除まで一切視力が効かなくなる。
    また、幹部クラスの複数回の攻撃や、複数人の一点集中攻撃で突破可能。

    《翼》
    移動技。両手に血で紋を描き、腕を翼へと変化させる。
    この状態から他の技を使うことは(後述の《槌》を除いて)出来ない。
    また、使用する血液量が多く、解除した途端に動けなくなる。

    《影》
    支援技。血を人型に変化させる。簡単な動作を行わせることが可能。
    (血の色のままのため影武者にはならないが)誰かの姿形を真似することも出来る。
    《翼》同様、使用する血液量が多く、解除した途端に動けなくなる。

    《槌》
    必殺技。広げた血の翼を幾万の武器に変化させて空から降らせる。
    幹部クラスの悪魔であろうとも確実に仕留めるための、《翼》と《剣》の合わせ技。
    ただし、墜落死の可能性が高く、それを免れても、悪くて失血死、良くて半身不随か失明となる。
    (数年前にこれを小規模に行って視力が低下している)

【来歴】APOH職員の父と一般人の母のもとに生まれる。
    生まれる前に父が殉職し、彼を正義の味方だと語った母も物心つく頃に悪魔に目をつけられて亡くなった。
    その際に父方代々の能力であった「黒銀血統」が発動したことから、APOHに引き取られた。
    義務教育を受ける合間で悪魔に関する見識を広め、中学卒業と同時にAPOHの仕事に従事。
    一撃の重さには欠けるが攻守のバランスに長ける、本隊援護の遊撃隊向きの人材として頭角を現した。

    高校卒業後、本部直属の“独立戦闘部隊”に所属、部隊の解散まで残り続けた。
    当時の通り名は『独立戦闘部隊の遊撃三羽烏』。
    三羽烏の名が示す通り、この通り名を持つ人間は他に二人いたが、彼を残して殉職している。
    その二人が「金髪」「赤目」であり、現在の彼の容姿は「永久に彼らと共に戦う」という意思表示。
    そのため『独立戦闘部隊の亡霊烏』と畏怖、揶揄を込めて呼ばれることもある。
    どちらにしろ通り名として長すぎないかと本人は苦笑しているが、満更でもないようだ。

    一時期、将来を嘱望された盟友たちに次々と殉職や重傷による戦線離脱が起こる。
    救えなかったことに自棄を起こしかかっている自分を自覚し、自ら長期休暇を願い出た。
    一度起こった悲劇は二度と起こすまいと、この時期に独自の知識体系と情報網、人脈を作り上げる。
    そのため悪魔絡みの事件に関しては生き字引に近い状態になっている。
    また、育てて貰った母方のものを何も継いでいないと、母が教員であったことから教員免許を取得。

    その後、育ての親とも言える幹部が欧州でAPOHに類する組織に移り、引き抜かれた。
    中級悪魔に対する単独での遊撃任務にいくつか成功しており、安定した立場を約束されている。
    このことから、『子飼い』と僻み嫉みを受ける日々だが気にしていない。
    尚、上記の育ての親が欧米の人間のため、現地での日常会話に別段支障はない。

    東欧での長期に渡る遊撃任務中、海馬市の警戒レベルが上がったことを知る。
    情報を掻き集め、幹部クラスの悪魔が複数人いるだろうと推測、任務の短期決着と引き換えに海馬市出向をもぎ取った。
    どこでどう都合をつけたのか、夜桜学園世界史教師の肩書きと共に海馬市に現れる。

【目的】人間と悪魔の戦いを『停戦』させること 悪魔への抑止力を作ること

【備考】一人称「僕」「私」。
    呼称は、目上には「~さん」、同輩後輩は呼び捨て。
    基本的には苗字で呼ぶが、付き合いが長い、もしくは長くなると思っている相手は名前で呼ぶ。
    場に応じた物言いは完璧であるものの、本来はかなり口が悪い。余談だが足癖も悪い。
    交渉の場にもよく出されていたため、嘘や誤魔化しにほとんど抵抗がない。

    現在の外見が軽薄な印象を与える自覚があり、それに準じて女慣れした自信家を演じている。
    実際は合理的かつ非情に見えるほどに冷静な性格。そのくせ、やり通せる条件が揃えば涼しい顔で無茶もする。
    力こそ全てと言いたげな言動が多いが、意志を通すにも後進を守るにも権力と戦力が不可欠と考えているため。
    有能な人材を生き残らせることが最優先で、命を賭けてでも一矢報いたいなどの考えは敢えて無視する。

    尚、身内への情は篤く未練がましいと言ってもいいほど。
    実際、彼がいつも聞いている「何か」は、小型録音機で録音していた、亡き盟友たちの声。
    現在もポケットのICレコーダーを常時録音状態にしている。
    その理由の半分は自分が殉職した際少しでも情報を残すためだが、もう半分は言わずもがな。

    悪魔との戦いに関しては、交渉で終わらせられるならそれで良し、出来ないならば戦闘やむなし、という考え。
    分かり合うことは出来ないと思っている反面、抑止力ないし共通の不文律が出来れば停戦出来ると思っている。
    両親及び盟友を殺した悪魔たちに思うことがないわけでないが、「個人の情に流されては戦争は終わらない」。

    運転免許も持っているが、小回りがきくからと移動手段はもっぱらバイク。
    海外帰りの身でどうやって手に入れたかは不明。仮の住まいにしているホテルの駐輪場に停めている。
    大酒飲みにしてヘビースモーカー、そしてかなりの甘党。
    外套のポケットにはライターと祓い煙草と普通の煙草、飴かチョコレートが必ず入っている。

【キャラクター操作フリーか否か】
条件付きで操作フリーです。
闇落ちや裏切りは不可、死亡は《槌》を使って相手も負傷させた上での戦死のみ可とします。
その他は、重傷、失明、相談なしでOKです。
終盤のお役立ちキャラ、露払い担当想定のキャラです。
「雑魚は僕が食い止める、お前たちは首領のもとへ向かえ、振り向くな!」などと言いそうなキャラとして作っています。

【中の人情報】
他のPC:サヴァノック福居 沙里亜

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最終更新:2016年02月23日 22:41