※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

あたしがアリスだった頃


細い首 絡みつく
見えない長い指
手鏡に 映るのは
三日月とあの人の影

もう少しだけそばに居て
あたしのこと忘れないで

過去と現在[いま]が
時間の国で魅かれ合う

ああ此処は
何時でしょう

白い胸 抉るのは
微笑みと熱い息
恋と云う嘘に死ぬ
世にも愚かなお伽話

もう一度だけ逢いにきて
愛していたと囁いて

夢と記録は
同じ絵の具で描かれる
汚れた血
混ぜ合わせて

あたしがアリスだった頃
何もかもがきれいだった
空に染みひとつ
目にすることはなかった

あたしがアリスだった頃
さいごにアリスだった頃
魔女が棲む森で
迷子になって怪我をした
呪いとは
気づきもせず