Bitmessageの紹介とダウンロード

Bitmessageってなんだ?

Bitmessage(ビットメッセージ)とは、暗号化されたメッセージを他者または多数の購読者(自分との知り合いたち)に送るP2P通信プロトコルです。非中央集権的であり信用がありませんが、これはあなたが本質的にルートCAのような存在を信用しなくてもよいということを意味しています。Bitmessageは強固な認証を使用していて、送信者になりすましすことはできません。また、無断で盗聴器を仕掛けてくるような受動的攻撃者(傍受)から送信者と受信者の”中身の無い”データを隠すこと目標にしています。もしもBitmessageが初めてならば、【PDF】ホワイトペーパー(英語)を読むことから初めてみるのがいいでしょう。
※ホワイトペーパーの日本語版は用意してありません。また、原著者に配慮して翻訳版をリリースするつもりはありません。時間があるときに抄訳を当wikiに掲載します。

注意

Bitmessageは全く新しいメッセンジャーです。現在使われているメールやメッセンジャー(Viber,Skype,Whatsapp,XMPP,LINE等)のようにどこかの固定したサーバーを中継してメッセージをやりとりするものではありません。混同しないようご注意ください。BitmessageはP2Pベースですから、あらゆるノードを中継してメッセージが送られます。しかしやりとりされるメッセージは暗号化されていますから盗聴による内容の発覚を恐れる心配は無用です。
日本語の文章のやりとりも問題なく可能です。
経験則ですが、初めてやりとりする相手とはメッセージの到達までに15分ほど要します。頻繁にやりとりする相手とは2分ほどで到達します。Bitmessageは速達性には向きません。

ダウンロード

Bitmessageはオープンソースのクライアントソフトです。スクリーンショットとクライアントの詳細はクリプトジャンキーの記事"Setting Up And Using Bitmessage"をお読みください。
最新のバージョンは2014年10月17日にリリースされた0.4.4(beta)です。(2015年9月11日時点)
Windows用


Linux用
※Linux用のリンク先はコンパイルの仕方を記述したものになります。それは公式サイトの英語で書かれたページです。順次翻訳を用意する予定です。ステップを踏んでコンパイルしてください。
BitmessageのPythonで書かれたコードはGithubで見ることができます。こちらです。BitmessageはPyQtとOpenSSLが必要です。
[2011年11月29日追記]
近日クライアントが日本語表示になりました。

安全性評価について

Bitmessageは安全性を審査する第三者機関に安全性を確かめられていない為、何らかの暗号処理に面した脆弱性を含んでいる可能性があります。
Bitmessageは、安全性を検証するための独立した審査を求めています。もしもあなたがソースコードを読み理解することができる研究者であれば、どうか開発者にメールで知らせてください。

フォーラム(英語)



このページはhttps://bitmessage.org/wiki/Main_Pageを独自に翻訳したものです。しかし独自に記述した部分を含んでいます。
最終更新:2015年11月29日 15:46