「あ…あん…は…んふ」
昼下がりの陽の光を遮るようカーテンを引いたとある執務室。
外からは訓練生の威勢の良いかけ声と訓練教官の檄が聞こえてくる。
「あ…うっ…あああ……ヴィクター」
半ば机に押しつけられるようにして、胸と尻だけをあらわにさせた
半裸の女性がくぐもった声を上げた。
「もうこんなにしやがって……そんなにいいのか?」
女性の胸に背後から手を回し、下からすくい上げるように揉みしだく
ヴィクター。
「あっ、や…む、むね…ダメ……ち、小さいから…やめ」
「そうか…俺はこれくらいが…ん…ちょうどいい」
「ひゃっ…そ、そんなとこにキス…なんて」
ヴィクターは女のうなじに唇を落とし、ちゅっと軽く吸った。そして
ズボンのベルトをゆるめる。
「は…はっ…ぱ、待って…し、下着…脱ぐ…」
「構わねぇよ。脇から突っ込んでやる。」
ヴィクターは荒々しく女の尻を剥くと、下着の脇から
勃起した肉棒を女性の秘所にあてがった。
「いくぜ…ん、ううう…ふ…く…おおお」
ヴィクターが呻くような声を上げた。いくら濡れそぼっているとは言え、
体格が規格外のヴィクターの肉棒を受け入れるには女の秘所はあまりに
小さすぎた。
「あ…はああああっふ、太いよ…ヴィクター…あ、ああっんくうううう」
ヴィクターが女の小振りな尻の谷間に見える膣にゆっくりと肉棒を埋めていく。
そしてヴィクターの「うっ」という呻きとともに肉棒がその秘所に完全に埋没した。
「あっ…ああ…はぁ…はぁ…は、入ってるヴィクターのが膣の中でピクピクしてる」

『極上☆☆☆軍人サークル』

それからヴィクターの動きは尋常ではなかった。
女の腰を掴み込み、尻に己の腰を叩きつけるような荒々しく激しい性交だった。
パンパンパンパン
「んん!あは!あん、あっ!ああっ!」
恥ずかし気もなく女は大きく喘いぎ、腰をくねらせる。
昼のこの時間だ、普段であれば公務に追われ、あわただしくこの部屋で
副官と共にデスクワークに追われていたであろう。
「昼間っからヤリたいが為に…昨日までに書類を全部片づけてくれるとはね…
これはご褒美だよ。」
徐々の昇りつめてくる射精感にヴィクターを顔をしかめ、深く、そして抉るように突いた。
「あん!ん、ご、ご褒美…お口、お口に欲しいのヴィクターの…濃いミルク
口に出して、はあああっ」
「ああ、やるさ…たっぷりな…全部飲み干せよ、ん、んくうう、おおおお!で、出る!」
ヴィクターは素早く女の膣から肉棒を引き抜くと、女を跪かせ、こちらに向き直らせた。
そしてその口に間髪入れず肉棒を突き入れる。
ぶじゅ、びゅしゃ、びゅるるるる、びゅる…びゅる…びゅ…びゅぅぅぅ……
次の瞬間、肉棒からどろどろの白濁液が射精された。
女は口内にぶちまけられた特濃ミルクを恍惚とした表情で味わい始めた。
そして頬や髪についたミルクを指に絡め、さも美味しそうに飲み下していく。
「んちゅ…はむ…あふ…ちゅ…ちゅる…」
「は…はぁ…ん、ほら…残りもしっかり吸いとれよ」
「はぁ…い…ヴィク…ター…んちゅ」

「ああ…ああ!お、おまんこ…まんこ…おああオおお!」
獣の雄叫びを上げる女はヴィクターの上で全裸で乱れ狂っていた。
女の瑞々しい汗が、唾液が、体液がヴィクターの鋼の肉体の上に散った。
「ふああ!!んぐ…あうう…あ、あ…はああ」
ヴィクターは女の強烈な締め付けにぐっと眉を潜めたが何とか声が漏れないようにと
歯を食いしばった。そして始まる欲望をあらわにした雌の喘ぎ。
「ああっイクいっちゃうの!ヴィクターのチンポ!しゅごすぎて!イッちゃうよおおおお」
「お…うお…ダ、ダメだ。俺も…くううう!」
びゅばびゅるばどばどびゅるるるるるびゅる…びゅるる……
「あっあは…はああ…ヴィクターのいっぱい出てる…すご…すごい…ん」
「お…おっ……は…く」
ヴィクターが荒く息をつき、顔をしかめる。
女の膣はそれほどヴィクターの肉棒を締め上げていた。
「さ、最高です……ヴィクター…教官」
女がヴィクターの胸板へと倒れ込んでくる。
「ああ……最高だったぜ…アウラ」


「でね、でね…その後はお風呂に浸かりながら駅弁しちやつてねはあはあはあ、
もう激しくやりまくりですのことよはあはあね、ね聞いてる聞いてる?どうどうねぇねぇ?
感じた?感じた?もう濡れ濡れじゃない?」
イっている…とバルスラーは思った。
「まぁまぁですね。アウラ、もっと獣っぽくした方が少佐のS度が増す気がします」
「うん、何かフツーっぽいです。アウラさんにしてはアクが多いような」
平然と答える九鬼にティーナ。
「そうかなそうかなそうかな~ああん――――じゃ、採決取りましょうか」
いきなりキリっと元に戻るアウラだったが――。
「ちょっと待て。クロルの話なのになんでお前とあのヤローしか出てこねぇんだ?」
「…………」
「…………」
「…………」
その一言で皆がまるで自国が敗戦した時のような沈痛な面持ちになった。
え…な、なんで俺そんな悪い事言ったの?という顔のバルスラー。
そして小さな呟きが聞こえた。
「いるんだよねーこういう空気読めない人」
「空気嫁」
「困りますね、バルスラーさん。ちゃんと空気読んで下さいよ」
「え?え?え?」
三人娘の怖い視線を受けるバルスラー。そんなバルスラーはやけに小さく見えた。
「それじゃあ、採決ね。筋肉バカの案は問答無用で棄却」
アウラの非情な決断にバルスラーは抗議の声を上げた。
「ええ、な、何―――!?」
「ああん?」
アウラのドスのきいた声。
「すいませんでした。」
「で、後はティーナとクッキーと私のヤツなんだけど…系統は
女王様系と獣姦系で私のは純愛系だから……」
「いやだからアウラ、テメェのは違うだろ」
「あ、自殺志願かなーボクゥ?」
「申し訳ございませんでしたアウラ様」
平伏して頭を床にこすりつけるバルスラーは惨めだった。

パン屋『リーベルタース』
「で…どうにも決まりませんので、クロル教官自身に決めて貰いたいなと思い、
原稿を送付したので選抜よろしく御願いします。……あ、ここにアウラ君
のサインがありますね。」
パン屋の休日、紅茶を飲みながらくつろいでいたクロル、
ヴィクター、ウィルトスの三人。
そこへ手紙と共に届いた段ボール3箱分の『同人誌』。
「へーうまい絵じゃねーか、アウラの奴こんな特技があったんだな。
つーか全部エロ全開の内容だけど」
ヴィクターが感心しながらぱらぱらと同人誌をめくっている。
「これなんかクロルさんが産卵したり、男性性器が生えたりしてますが…」
「おおすげ、クロルのネコミミメイド+首輪つきで散歩プレイだと」
「異様にクロルさんだけうまいですね。その反面ヴィクター君は何か
凶悪な妖獣みたいな顔になってます…作者の悪意すら感じますが…」
「おっさんだっかなり適当だぞ…これなんか顔すら描かれてねぇ」
「ああ、このクロルさんはいいですね、看護婦さんですか」
「ふ、ふ、ふ、ふざけるなあああああっ!」
どんがらがっしゃん。
切れたクロルは段ボールをひっくり返し、手に取った手紙を滅茶苦茶に破いて吼えた。
「何だった僕がメイドの格好したり、看護婦だったり、警官だったり、
魔法少女だったりしなきゃならないんだよ!しかも何だよくぐつに孕まされて
産卵とか触手とか!あり得ないだろ!!」
があと吼えたクロルにウィルトスは言った。
「まぁ…産卵や触手、異形孕みは無いにしても…
その他のコスプレは全部しましたからね…」
「ああ、今更って感じだな―――おぐふっ!?」
段ボールの投擲を頭部にくらいヴィクターは沈んだ。
「信じられない!変態!最低!もうイヤだ!僕は寝る!」
ぷんすかと頬を膨らまし、クロルは部屋へと戻っていった。
「大丈夫ですか?」
「あ…ああ…」
「返事は僕が書いておきましょう。この同人誌も処分しておきます。」
「いいのかよ、おっさん。」
「ええ。色々と僕にはツテなるモノがありますからね。
あとヴィクター君宛てにアウラ君から手紙です。ではこれで。」

その夜、部屋に戻ったヴィクターがアウラからの手紙に同封されていた
アウラのヘアヌードや裸Yシャツの生写真。
果ては『ぶっかけ用です♪』とかかれた大口を開け、目を閉じているアウラの
写真で息子を慰めていたことはクロルは知るよしもなかった。
また大量の同人誌を近隣の水車小屋の住人が購入し、そこの看護師に
焼却処分された事があったとか、なかったとか。
そしてアウラ宛の手紙に大量のカミソリ刃が仕込まれている事は
神のみぞ知るところであった。

END

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最終更新:2007年10月08日 19:51