117 :1play 1/4 ◆DppZDahiPc:2006/07/01(土) 07:55:10 ID:Jl6fA+fL
 確かに悪いのは私だし、言い訳のしようもないのは分かってるけど。
「…………はぁ」
 ちょっと突き指したくらいでプールにいれてくれないとは、横暴じゃないか。
とクラスメイトたちが居なくなった教室で、四葉唯は一人黄昏ていた。
 むかついたからと男子と喧嘩して、ソイツを泣かしてやったものの、自分が突
き指してるのが馬鹿みたいで。家から服の中に、水着を着てきていたことが、更
に輪をかけて唯の心を苛んだ。
 去年買ったまま、まだ買い換えていない水着は苦しくて、憂鬱さを増進させて
くれる。
「……うぅ」
 プールを楽しみにしていた分だけ後悔が強く。
 暇つぶしになにかしようとしても、手につかない。
 せめて水着だけでも脱ぐか、と唯は考え。教室の扉に鍵を閉めた。
 ピンク色の生地に大きくハートマークの描かれたTシャツを脱ぎ、膝丈のスパ
ッツを脱ごうとして上靴の踵がひっかかり上手く脱げず。上靴を脱ぎ、靴下を汚
さないように脱いだ上靴のうえにつま先立つ。
「おっと」と転びそうになりながらも、汗を掻いているせいで肌に張り付くスパ
ッツを脱いだ。
 藍色のスクール水着に、スヌーピーの描かれた靴下だけになると、少し休んだ。
  ニスの塗られた椅子にぺたりと座ると、水着越しに感じる固い木の感触。ずぅ
っと着たきり、直してなかったせいでズレたままで半分水着の外にでていた小ぶ
りなお尻に、直に触れた冷たい木の触り心地に思わず。
「ひゃっ」と悲鳴をあげ、直ぐに「あはははは」と笑った。
 少女にしては短く切られた髪のように、さっぱりとした唯は快活に笑い。
 ふと気づいた。
 水着を脱いで座ったらどうだろう?
 ひやっとした感触がお尻全面に感じれて気持ちいいんじゃないか?
 なにより、この茹だるような暑さ。服を着ているのも暑苦しいというものだ。
そうと決めるや、唯は躊躇もなく汗をしっとり吸い込んだスクール水着を脱ぎ捨
てた。
 女性的曲線のない少女の身体は、尖っている部分といえば、ぽっこり浮き出る
鎖骨と僅かに突き出た乳房とも呼べない膨らみだけ。
 クラスメイトには、服の中にテニスボールかなにかでも隠しているような胸の
者もいて。触らせてもらったら柔らかくて暖かくて、ぼくの胸もああいう風にな
らないかなぁと唯は考えていたが。それはまだ、大分先のことだろう。
 それほど唯の身体は幼く脆い、腕や脚なんかはひょろりと長いだけだ。
 軽くて細い方が走るには速くていいと兄は言っていたが、熊みたいに大きく強
そうな兄には分からない悩みだと唯は考えていたので、そういう時には思い切り
ばーかと言ってやるのだが。熊みたいに丈夫そうな兄は、精神的にも強いらしく、
微笑むばかりだ。
 唯はドキドキしながら、腰を降ろしたが思ったほどではなかった。
 なんでだろう? 唯は考え。
「ああ、そっか」
 椅子に体温が移ったからだと気づき、なら別の、と思考を巡らせ。唯は最初に
目にはいった――目の前に置かれた、机ならどうだろう。
 机の横に立つと、静かにゆっくり腰を降ろしていくが、立った位置が悪かった
のか上手く座れず。机の角に腰掛ける形になったのだが、本当に立った位置が悪
かったらしく。
 無毛の割れ目が机の角によってむにっと押し開かれ、唯は先ほどとは違う背筋
のぞくぞくに、
「ひっ――!?」
 と可愛らしい悲鳴をあげた。
 なにが起きているのか唯には分からないが、机の角が自分の中に触っているこ
とだけは分かり。
 それがこの背筋のぞくぞくの元であり。
 お尻に冷たい物を触れさせることなんて、目じゃないほどの気持ちよさだとい
うことは分かったが。
 同時に、なんで机の角が触れただけで、こんなに気持ちいいのか分からなくて、
少し不気味で。人より好奇心の旺盛な唯は、机の角に割れ目を押し当てたまま、
指をやり。机によって産まれてから初めて割られたクレバスに触れ、ふにっと指
先が中に入ったことに驚き。中がびっくりするくらい熱く、指を食いちぎっちゃ
いそうなくらいの締め付けてくるのに、更に驚き。慌てて指を離した。
「な、なに今の……」
 食いちぎらそうになった指を顔の前に持ってきて、じろじろ観察したが。見た
目は変わらず、少しおしっこの臭いがするくらい。
 唯は首を捻ると、うーんと唸り。それほどせず、見てみることにした。
 机の角から離すと、ソコはジンジンと熱く膿んだ。
 唯はこんどこそ机の上に座り、机のひやっとした感触を楽しんだ後。脚を広げ
られるだけ広げ、めい一杯広げて。身体を丸めた。
「あれ」
 ダンゴ虫の如く丸めているつもりなのに。
「あれれ? みえないや」
 ソコは見えず、諦めて身体を起こすと妙案を思いついた。唯は今日の自分は冴
えてると心の中で自画自賛しつつ、友達の机まで行き。ごめんね、と小さくつぶ
やいて鞄の中を漁って手鏡を取り出した。

 しかし手鏡を使っても何かに座りながらでは見えない。
 となると立ったまま、それでは脚の間に手鏡は入らない。
 唯は学校でトイレする時のように腰を屈めた。
 これなら脚も広げられ、手鏡で見える。
 よし、と唯は気持ちも新たに手鏡を股の下へと持っていく。
 手鏡に写ったのは一本のすじ。
 おしっこ穴とうんち穴の間に走る、指より短い線。
「これ……なに?」
 触れてみると熱く。
 線をなぞるように指を動かしてみると、
「ふぁあっ」
 得体の知れない気持ちよさがある。
 そういえば先ほど、ここに机の角と指がはいったのだと言うことを思いだし。
唯はおそるおそる、熱をもったクレバスへ指先を入れた。
 先ほどと同じ熱さと締め付け、思わず指をびくりとさせると、中を指がひっか
き。声も出せないようなぞくぞくが、唯の全身に走った。
 思わずごろんとその場に転んで、理科の時間に見たカエルのようなポーズをす
ると。唯は胸が高鳴るのを感じながら、ソコをマッサージし始めた。
 割れ目の上で指をぐにぐに動かし、少し中へ指が入ると手が止まるほど気持ち
よく。更に、その気持ちよさを求めて指先を動かす。
 唯はその行為に夢中になりながらも、頭の中では。教室で裸になって、こんな
ことをしている自分に罪を感じ。それがかえって指の動きを速める。
 指をぐにぐに動かし続け、気持ちいい場所を探すが、だんだんと物足りなくな
ってくる。手に持ったままの手鏡、その持ち手の部分を秘部に押し当てると。そ
の無機質な感じが気持ちよく、自分が動かしているのに他人に触られているよう
な感触が心をそりたてる。
「う……あ、にゃ…………あ」 
 短い吐息が漏れ、身体中から汗が吹き出てくる。汗で全身を濡らしながら。唯
は一生懸命手鏡の持ち手を割れ目にこすりつける、これを中へ入れれば気持ちい
いかもしれない――いや、絶対。
 しかしなかなか上手く入らない、滑りが悪い、どうしたら…………そうだ。
 唯は今日は本当に自分は冴えてると感じた。
 投げ出していた手を口元にもってくると、指先を口の中へ入れ、指先を涎でべ
とべとにすると。手鏡でごしごしし続ける割れ目に、指先を濡らす涎をこすりつ
けていく。手鏡はまだ上手く入らないが、指先は少しは入り、中も涎で濡らし。
入るならと、指先で割れ目を押し広げた。

 そこへ手鏡の先端を押し込んでいく――うまく入らない。
 唯はじれてきて、強引にも
「入れっ」
 力づくで割れ目の中へ持ち手を押し込んだ。その瞬間、
「あ、ぁあああっ?! なっ――なにこれぇっ!!?」
 味わったことのない全身を貫く、禁断の感触。
 開いた手で胸をかきむしり、身体をうねらせる。身悶えしてしまう、そうして
いるとちゅるんっと持ち手が割れ目から出てしまい。気持ちよさは薄れてしまっ
た。
 早く、代わりの、なんでもいいからココを触っていたい。
 唯は求めるように身体を動かし、そこにあった机の脚へ割れ目を擦りつける。
冷たい鉄の感触が言いもしがたき快感を与えてくれるが、こんなものでは足りな
い。できるならこの鉄パイプを割れ目の中へ入れたい、入れたい……そうだっ。
 唯は震える脚で立ち上がると、椅子の背もたれに淫らにかわいい尻を向け。割
れ目を自分で押し開いた状態で、背もたれ板を自分の中へ誘う。
「ひゃうんっ!!」
 少しづつ広がってきた唯の秘唇は背もたれの角を、すんなり招きいれ。離さな
いようにしっかりくわえる。
 唯はいてもたってもいられず、腰を動かし始める。
 ぐいぐいと椅子に割れ目を押しつけるたびに身体が震え、前のほうがこすれる
とそれは一段と強くなる。
 三角の背もたれの角を中に入れるたびに、割れ目が広がるようですごく気持ち
いい。
「ひゃっ、あはっ、うん、んぅっ、ひゃあんっ」
 擦りつけるように、押し込むように、その動きに段々と慣れていき、早くなっ
ていく。
 教室の中には針がチクタクする音と、唯のあえぎ声、こすれる音、椅子が暴れ
る音に、唯は自分の心臓がばくばくいっていることを感じ。
 普段、勉強して、おしゃべりして、遊ぶ。教室の中で裸になって、こんなに気
持ちよくなっている自分。それを考えるともっと気持ちよくなり。
「ひっ……あはっ、いや、あんっ――い……ひはっ、え、え、――あアっ!!?」
 全身を迸る極大の悪寒に、立っていられなくなり、その場に崩れた。
「は……はっ……ハァッ…………ハァ……」
 なにが起こったか分からないまま、そこに触れると。ソコはしっとりと
「……なに、これ? …………おしっこ、じゃないよね?」
 濡れていた。


――おしまい

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2007年03月07日 14:02