調査研究

長年の研究を踏まえ従来のブラックリスト(以下BL)関わる「指針」の検討及び「情報のリスト案」
(BL案)を作成し、BLに関する情報を標準化するための基礎資料を得ることを目的にした。

研究方法:これまでのユーザーに関わる「告発」の精査を行うとともに、裏口、2ch、したらば、
かなりセクシーな掲示板等からの情報提供結果を無作為に抽出し、一元的尺度を用いて比較検討し、
また、従来の経験則の検討を通して「盛り込むべき情報のリスト案」
を新たな「BL(案)」としてまとめ、模擬事例を通して従来のBLとの比較検討を行った。

結果と考察:これまでのユーザーに関わる「BL」は、必ずしも明確化されておらず、
判定の実務上の困難に対応しがたい問題を有していた。2ch等で審査判定されたキチガイ事例の判定結果と
「メンヘラの判定」を一元尺度化した評価表からの得点との相関を解析した結果、
判定ロジックに差異があることが明らかとなった。これを最小化するためには、
「キチガイ投票」を用いての評価方法の検討が必要である。@wikiに盛り込まれるべき情報のBL(案)について、
新たに「研究班版総合(案)」としてまとめた。

@wiki記載に関してはより詳細な記述に、キチガイ達の推移に関しては、依存の変動性・HN変更の有無、
知名度やサイトの利用状況、宣伝による効果と予後及び過去10年間の重症度の評価を記載することとした。
また、メンヘラの状態については国際生活機能分類(ICF)に準拠してキチガイ程度を判断することとした。
このBL(案)に基づき模擬事例を作成し検討を加えたところ、記載不足によるあやふやさが改善されていること、
ユーザー情報を適切に記載することで公平・公正な審査判定が可能となることが示唆された。

結論:キチガイ度数判定における「差異」を最小にするためには客観的な評価を行う必要があり、
従来の判定に関わる「指針」等を見直し、@wikiに盛り込まれるべき情報を整理し、
キチガイ度数に関しては国際生活機能分類(ICF)に準拠したものに、かつ、
評価については一次元尺度化した評価方法に改め、客観的な評価を可能にすることが必要である。