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技術指南/ホブゴブリンの洞窟 - (2013/05/02 (木) 20:40:16) のソース

*今回の目的
Askシナリオ「ゴブリンの洞窟」を参考にして
簡単な魔物退治シナリオを作成します。
+宿で依頼を受ける
+入口に見張りが居る
+中に数体のホブゴブリンが居る
+奥でボスが待ち構えている
+宿で結果を報告する
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**[1] 素材フォルダの作成
CardWirthフォルダの直下に素材を格納するためのフォルダを作成します。
フォルダ名は何でも構いません。(例:素材)
以降、素材を手に入れたらこのフォルダに入れておくことを推奨します。
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**[2] 公式素材の入手
CardWirthをダウンロードすると
エンジン、エディタ、サンプルシナリオなどがついてきます。
しかし、これだけでは少々物足りません。
まずは開発元であるGroup Askのサイトに赴き、
シナリオ作成用素材を入手しましょう。

&blanklink(- GROUP ASK WEBSITE - "http://www.ask.sakura.ne.jp/"){http://www.ask.sakura.ne.jp/}

「CardWirth(ダウンロード)」→「MATERIAL - シナリオ用データ」とリンクを辿っていくと
シナリオ作成用素材のページが開きます。

「Cardコレクション」と「Waveコレクション」をダウンロードしてください。
右にある「DownLoad!!」をクリックすることでダウンロードが始まります。

なお、「Midiコレクション」は
デフォルトで同じものが用意されているのでダウンロードする必要はありません。
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**[3] 背景素材の入手
次に背景素材を入手します。
今回使用する背景素材は以下のリンクからダウンロードしてください。

[[ビルダー練習用素材1>http://www27.atwiki.jp/cwhs?cmd=upload&act=open&pageid=87&file=mate01.cab]]
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**[4] 新規作成
WirthBuilder.exe(以下ビルダー)を起動します。
左上にある「新規にシナリオ作成」のアイコンをクリックしましょう。
#ref(image01_001.png)


シナリオ名は何でも構いませんが
ここでは「ホブゴブリンの洞窟」としておきます。
名前の入力後、OKを押すことで新しいシナリオが作成されます。
#ref(image01_002.png)
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**[5] 素材のコピー
シナリオ内でオリジナルのカード画像や背景画像を用いる場合、
シナリオフォルダに追加する必要があります。
まずはシナリオフォルダを開いてみましょう。
・メニューから「ツール>フォルダを開く」を選択
#ref(image01_011.png)


シナリオ内で使用する
オリジナルの画像やBGMはこのフォルダ内にコピーする必要があります。
素材フォルダから以下のファイルを探し出してこのフォルダ内にコピーしてください。
・ENMY_ホブゴブリン.bmp
・MENU_宿の亭主.bmp
・MENU_方向(真上).bmp
・MENU_キャンセル(赤).bmp
・MENU_洞窟.bmp
・森B.jpg
・洞窟.jpg
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**[6] エリアの作成
CardWirthのシナリオは1つ以上のエリアで構成されています。
エリアは紙芝居で言うところの紙1枚に相当します。
#ref(image01_003.png)

データウィンドウを開き、
以下のエリアを作成してください。
・冒頭
・見張り
・ホブゴブリンの集団
・ボスとの戦い
・結果報告
#ref(image01_004.png)
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**[7] 「冒頭」の作成
まずは最初のエリアである「冒頭」を作成します。
データウィンドウに表示されている「冒頭」をダブルクリックして
エリアの編集画面を開いてください。

エリアの編集画面は
メニューカードの配置や設定を行う【テーブルビュー】、
セルの配置や設定を行う【シーンビュー】、
イベントの設定を行う【イベントビュー】の三つで構成されています。

冒頭は宿で依頼を受けるところから始まるため、
まずはシーンビューをクリックしてセルの作成を行いましょう。
#ref(image01_006.png)


作成するセルの設定を行います。
選択する画像はAdventurersInn.bmpです。
位置は簡単設定から「冒険者の宿」を選択することで
適切な位置が自動で設定されます。
最後にOKを押してください。
#ref(image01_007.png)


次はイベントを作成していきます。
・【イベントビュー】をクリック
・イベントの作成をクリック
・作成されたエリアイベントをクリック
#ref(image01_008.png)


以上の操作を全て終えると
画面の右側にエリアイベント(到着イベント)の中身が表示されます。
今はまだ何も作成していないので
スタート(赤い三角)しか表示されません。
これからスタートの下にイベントを作成していきます。
#ref(image01_009.png)


まずはメッセージを作りましょう。
以下の手順でメッセージを作成します。
・コンテンツパレットからStandardを選択
・メッセージを選択
・スタート(イベントの先頭)をクリック
#ref(image01_010.png)


上記の操作を終えるとメッセージの入力画面になります。
今回は以下のように入力してください。
・イメージ付きメッセージを選択
・画像は「Menu_宿の亭主」を選択
・依頼の説明っぽい台詞を入力する。
#ref(image01_012.png)


メッセージの作成が終わると、
スタートの下にメッセージのイベントが追加されます。
内容を変更したい場合はダブルクリックで再編集できます。
#ref(image01_013.png)


同様の手順で以下のメッセージを入力してください。
#ref(image01_014.png)


メッセージを作り終わったら
次のエリアに移動するイベントを作ります。
ただ移動するだけでは味気ないので効果音も鳴らしてみましょう。
・効果音「システム・逃走.wav」を鳴らす
・エリア移動で「見張り」に移動するよう設定する
#ref(image01_015.png)
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**[8] 「見張り」の作成
次のエリアである「見張り」にはホブゴブリンが登場します。
ホブゴブリンは最終的に冒険者に倒されるため、
ホブゴブリンの状態を管理するためのフラグが必要です。
まずはデータウィンドウの【状態変数】を開いてフラグを作成します。
#ref(image01_016.png)


フラグは様々なことに使用します。
・イベントの進行状態の保持
・メニューカードの表示/非表示の管理
・エネミーカードの表示/非表示の管理
・セルの表示/非表示の管理
数が増えてくると管理が困難になります。
そこで今回はエリア毎にフォルダで整理していきます。
#ref(image01_017.png)


フラグの作成が終わったらエリアの編集を行います。
まずは背景を「オリジナル>森B.jpg」に変更してください。
#ref(image01_018.png)


次にメニューカードの作成を行います。
#ref(image01_019.png)


最初に作るのは見張りのホブゴブリンです。
フラグ参照先を設定することで
フラグのON/OFFに応じてメニューカードが表示/非表示されます。
先程作成したフラグを忘れずに設定してください。
#ref(image01_020.png)

同じ手順で洞窟の入口を作成しましょう。
・画像は「MENU_洞窟.bmp」
・名前は「洞窟の入口」
・フラグ参照先は設定なし

作成し終わったらメニューカードをドラッグして位置を調整します。
手動で設定した位置を反映するために
左上にあるオート/カスタムの設定を忘れずに「カスタム」に変更しておいてください。
#ref(image01_021.png)


メニューカードの配置が終わったら
【イベントビュー】でイベントを作成します。
まずは「冒頭」の作成時と同じ手順で到着時のエリアイベントを作成しましょう。
簡単な状況説明のメッセージが表示されるようにしてください。
(例)“見張りらしきホブゴブリンが居る。”

次にメニューカードのイベントを作成します。
メニューカードがクリックされた際にこのイベントが実行されます。
・ホブゴブリンを選択
・イベントの作成をクリック
・作成されたメニューイベントをクリック
#ref(image01_022.png)


今回はこちらに気づいていないホブゴブリンに対して
どのような行動に出るかを問う選択肢を作成します。
まずは以下のメッセージを入力してください。
#ref(image01_023.png)


次に作成したメッセージの下にバトル開始を追加します。
#ref(image01_024.png)


現時点ではバトルが作成されてないので何も選択せずOKを押してください。
最後に作成したバトル開始を右クリックし、「選択肢の変更」で
名前を「突撃する」に変更します。

その後、バトル開始の上にあるメッセージを選択し、
新たに空欄のメッセージを一つ作成します。
作成後に右クリックで「選択肢の変更」を行い、
名前を「何もしない」に変更します。
#ref(image01_025.png)




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