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*CardWirth Q&A/WindowsVista , Windows7で音楽が正常に再生されない…
**原因は?
CWシナリオの多くはBGMにMIDIを用いています。Windows Vistaには、MIDIに関して以下のような問題が存在するため、そのままではBGMを正常に再生できません。
-Windows Vistaにおいて標準で用いられるMIDI音源Microsoft GS Wavetable SW Synth(以下MSGS)の性能が貧弱である。
-Windows XPに搭載されたMSGSに組み込まれていた代替発音機能がない。
-MIDIマッパーが機能しなくなったため、他のMIDI音源を搭載したPCであってもMSGSでMIDIが再生されてしまう。
**解決法は?
&bold(){注意}:以下の解決法を試した結果、PCに不具合が出る等の損害をこうむったとしても、筆者は責任を負わないものとします。以下の方法は自己責任で行ってください。
-良質なMIDI音源を導入する。
MIDI音源を搭載したサウンドカードを購入するか、ソフトウェア・シンセサイザーを導入する。
-MIDIマッパーを導入し、MIDIの出力先をを新たに入手した音源に変更する。
***無料のソフトウェアシンセサイザー『Timidity++』導入の手順
+[[http://sourceforge.jp/projects/twsynth/files/?release_id=24409#24409]]にアクセスし、&bold(){TiMidity-CVS070310_setup_JPN.exe}をクリック、複数あるミラーサイトのどれかから、インストーラをダウンロードする。
+&bold(){TiMidity-CVS070310_setup_JPN.exe}をダブルクリックして実行。
+「Timidity++インストーラーへようこそ」と表示されたダイアログが出てくるので「OK」をクリック。
+「Please select a language.」と表示されたダイアログが出てくるので言語を選択して(日本語なら「Japanese」)、「OK」をクリック。
+ライセンス契約書を記したダイアログが出てくるので、「同意する」をクリック。
+「コンポートネントを選んでください。」と表示されたダイアログが出るので、すべてのチェックボックスにチェックを入れた上で、「次へ」をクリック。
+「インストール先を選んでください。」と表示されたダイアログが出るので、適切なインストール先を選んで「インストール」をクリック。
+インストーラーの指示に従ってインストールを完了し、OSを再起動する。
***無料のMIDIマッパー『Putzlowitschs Vista-MIDIMapper』導入の手順。
+[[http://www.pp-express.info/vista/PLWMidiMap.cpl]]にアクセスし、PLWMidiMap.cplをダウンロードする。
+Administrators権限を持つアカウントでログインする。
+Windowsフォルダ内のSystem32フォルダにPLWMidiMap.cplをコピーする。
+MIDI音源を変更したいアカウントでログインする。
+コントロールパネルの「Putzlowitschs Vista-MIDIMapper」を実行する。
+ダイアログが出てくるので、リストから使用したいデバイスを選択し、「OK」をクリック。
+コントロールパネルから「サウンド」を開く。
+再生デバイス「スピーカー」を選択し、プロパティを開く。
+詳細をクリックし、「アプリケーションによりこのデバイスを排他的に制御できるようにする」にチェックを入れ、「排他モードのアプリケーションを優先する」のチェックをはずす。
+「OK」をクリックし、「スピーカー」の設定を終了する。サウンドの設定も「OK」をクリックして終了。
***サウンドフォントの導入
+サウンドフォントをダウンロードし、適当なフォルダに解凍する(拡張子「.sf2」のファイルがサウンドフォント)。(拡張子が「.sfArk」であるファイルの解凍法は下に記す。)
+スタートメニューを開き、「すべてのプログラム」->「TiMidity++」->「setwindrv」の順にクリック。
+フォルダのアイコンの描かれたボタンをクリックし、サウンドフォントの存在するフォルダを選択して「開く」をクリック。
+フォルダアイコンのボタンの真下にある「追加」ボタンをクリック。フォルダ内のサウンドフォントが認識され、「追加」ボタンの下のリストに新たなサウンドフォントが加わる。
+新たに導入するサウンドフォントをリストから選択し、左隣の「追加」ボタンをクリック。左側のリストにサウンドフォントが追加される。
+左側のリストには優先順位の高い順に上から下へサウンドフォントの名前が並んでいる。順位を変更したいサウンドフォントを選択し、「上に」「下に」ボタンを押して順位を調節する。
sfArkファイルを解凍するには『sfArk SoundFont Compression』が必要です。
***『sfArk SoundFont Compression』の導入
+[[http://www.melodymachine.com/sfark.htm]]からWindows用のインストーラをダウンロードし、実行する。
+ライセンスに同意するよう促すダイアログが出るので、チェックボックスにチェックを入れ、「Next>」ボタンをクリック。
+インストールするディレクトリを選択したら、「Start」をクリック。
+インストールが終了したことを知らせるメッセージが出るので、「OK」をクリック。
***『sfArk SoundFont Compression』の使い方
+スタートメニューを開き、「すべてのプログラム」->「sfArk」->「sfArk SoundFont Compression」の順にクリック。
+「File」メニューを開き、「Open」をクリック。解凍したいsfArkファイルを選択する。
+リストにsfArkファイルが追加されるので、解凍したいものを選択して「Start」をクリック。圧縮ファイルと同じフォルダにサウンドフォントが展開されます。
***お勧めのサウンドフォント
-Fluid - Release 3[[http://www.hammersound.net/cgi-bin/soundlink.pl?action=view_download_page;ID=699;SoundFont_Location_Selected=Download%20It;SoundFont_Filename_Selected=Download%20It]]]
中程度の大きさのサウンドフォントながら、高音質。これがあればCWのMIDI再生には困らないはず。
**参考サイト
-pp-express TAXI様 [[http://www.pp-express.info/index.html]]]
文責:真鍮の盾
*CardWirth Q&A/WindowsVista , Windows7で音楽が正常に再生されない…
**原因は?
CWシナリオの多くはBGMにMIDIを用いています。Windows Vistaには、MIDIに関して以下のような問題が存在するため、そのままではBGMを正常に再生できません。
-Windows Vistaにおいて標準で用いられるMIDI音源Microsoft GS Wavetable SW Synth(以下MSGS)の性能が貧弱である。
-Windows XPに搭載されたMSGSに組み込まれていた代替発音機能がない。
-MIDIマッパーが機能しなくなったため、他のMIDI音源を搭載したPCであってもMSGSでMIDIが再生されてしまう。
**解決法は?
&bold(){注意}:以下の解決法を試した結果、PCに不具合が出る等の損害をこうむったとしても、筆者は責任を負わないものとします。以下の方法は自己責任で行ってください。
-良質なMIDI音源を導入する。
MIDI音源を搭載したサウンドカードを購入するか、ソフトウェア・シンセサイザーを導入する。
-MIDIマッパーを導入し、MIDIの出力先をを新たに入手した音源に変更する。
***無料のソフトウェアシンセサイザー『Timidity++』導入の手順
+[[http://sourceforge.jp/projects/twsynth/files/?release_id=24409#24409]]にアクセスし、&bold(){TiMidity-CVS070310_setup_JPN.exe}をクリック、複数あるミラーサイトのどれかから、インストーラをダウンロードする。
+&bold(){TiMidity-CVS070310_setup_JPN.exe}をダブルクリックして実行。
+「Timidity++インストーラーへようこそ」と表示されたダイアログが出てくるので「OK」をクリック。
+「Please select a language.」と表示されたダイアログが出てくるので言語を選択して(日本語なら「Japanese」)、「OK」をクリック。
+ライセンス契約書を記したダイアログが出てくるので、「同意する」をクリック。
+「コンポートネントを選んでください。」と表示されたダイアログが出るので、すべてのチェックボックスにチェックを入れた上で、「次へ」をクリック。
+「インストール先を選んでください。」と表示されたダイアログが出るので、適切なインストール先を選んで「インストール」をクリック。
+インストーラーの指示に従ってインストールを完了し、OSを再起動する。
***無料のMIDIマッパー『Putzlowitschs Vista-MIDIMapper』導入の手順。
+[[http://www.pp-express.info/vista/PLWMidiMap.cpl]]にアクセスし、PLWMidiMap.cplをダウンロードする。
+Administrators権限を持つアカウントでログインする。
+Windowsフォルダ内のSystem32フォルダにPLWMidiMap.cplをコピーする。
+MIDI音源を変更したいアカウントでログインする。
+コントロールパネルの「Putzlowitschs Vista-MIDIMapper」を実行する。
+ダイアログが出てくるので、リストから使用したいデバイスを選択し、「OK」をクリック。
+コントロールパネルから「サウンド」を開く。
+再生デバイス「スピーカー」を選択し、プロパティを開く。
+詳細をクリックし、「アプリケーションによりこのデバイスを排他的に制御できるようにする」にチェックを入れ、「排他モードのアプリケーションを優先する」のチェックをはずす。
+「OK」をクリックし、「スピーカー」の設定を終了する。サウンドの設定も「OK」をクリックして終了。
***サウンドフォントの導入
+サウンドフォントをダウンロードし、適当なフォルダに解凍する(拡張子「.sf2」のファイルがサウンドフォント)。(拡張子が「.sfArk」であるファイルの解凍法は下に記す。)
+スタートメニューを開き、「すべてのプログラム」->「TiMidity++」->「setwindrv」の順にクリック。
+フォルダのアイコンの描かれたボタンをクリックし、サウンドフォントの存在するフォルダを選択して「開く」をクリック。
+フォルダアイコンのボタンの真下にある「追加」ボタンをクリック。フォルダ内のサウンドフォントが認識され、「追加」ボタンの下のリストに新たなサウンドフォントが加わる。
+新たに導入するサウンドフォントをリストから選択し、左隣の「追加」ボタンをクリック。左側のリストにサウンドフォントが追加される。
+左側のリストには優先順位の高い順に上から下へサウンドフォントの名前が並んでいる。順位を変更したいサウンドフォントを選択し、「上に」「下に」ボタンを押して順位を調節する。
sfArkファイルを解凍するには『sfArk SoundFont Compression』が必要です。
***『sfArk SoundFont Compression』の導入
+[[http://www.melodymachine.com/sfark.htm]]からWindows用のインストーラをダウンロードし、実行する。
+ライセンスに同意するよう促すダイアログが出るので、チェックボックスにチェックを入れ、「Next>」ボタンをクリック。
+インストールするディレクトリを選択したら、「Start」をクリック。
+インストールが終了したことを知らせるメッセージが出るので、「OK」をクリック。
***『sfArk SoundFont Compression』の使い方
+スタートメニューを開き、「すべてのプログラム」->「sfArk」->「sfArk SoundFont Compression」の順にクリック。
+「File」メニューを開き、「Open」をクリック。解凍したいsfArkファイルを選択する。
+リストにsfArkファイルが追加されるので、解凍したいものを選択して「Start」をクリック。圧縮ファイルと同じフォルダにサウンドフォントが展開されます。
***お勧めのサウンドフォント
-Fluid - Release 3 [[http://www.hammersound.net/cgi-bin/soundlink.pl?action=view_download_page;ID=699;SoundFont_Location_Selected=Download%20It;SoundFont_Filename_Selected=Download%20It]]
中程度の大きさのサウンドフォントながら、高音質。これがあればCWのMIDI再生には困らないはず。
**参考サイト
-pp-express TAXI様 [[http://www.pp-express.info/index.html]]
文責:真鍮の盾