カウンターマッドネス


手札にため込んだ大量のマッドネスを、《闘竜麗姫アントワネット》《霊騎秘宝ヒャックメー》の効果で一斉に踏み倒すコンボデッキマッドネスを大量に投入することからを基調としたコントロールに強く、S・トリガーバウンスと共に大量の打点を並べるため前のめりなビートダウンにも強いという性質をもつ。

《斬隠蒼頭龍バイケン》の登場により、単なるマッドネスの展開だけでなく除去も放てるようになったため、実用的な強さにまで一気に昇華。強化に呼応するように《ソウル・アドバンテージ》が流行り出し、それに対抗する形で環境に顔を出し始める。性質上コントロールにもビートダウンにも強いという厄介な性質をもった地雷デッキとして名をと轟かせた。

受動的には強力なマッドネスではあるが、攻撃に参加するには性能が乏しく、攻撃が完封されると手札で腐ってしまう。また、《闘竜麗姫アントワネット》《霊騎秘宝ヒャックメー》いずれも受動的にしか発動機会に恵まれないため、なんらかの能動的にマッドネスを発動させる構築を持たせる必要がある。

基本として、積極的に攻撃を仕掛けて相手にクロックをかけることで攻撃や除去攻撃を強制させるのが大前提となる。そもそも殴り合いに発展しないことには《カウンターマッドネス》が有利に働いてくれず、のろのろしているようではコスト踏み倒しメタやS・トリガーメタを絡めた万全な攻撃を食らってしまったり、ゼニスロック能力持ちといった対処不能なクリーチャーの召喚を許してしまう。それに攻撃が完封されてしまうようではライブラリアウトに持ち込まれてしまうため、論外といえる。故に高いビートダウン力や経戦能力がないとデッキとして成り立たない。
ただし、存在だけでも相手にクロックをかけるような強力な「何か」があったり、環境的に完封されることがないのであればこの限りではない。

デッキタイプというよりはシステム的な面が強く、マッドネスと相手ターン中に手札を捨てる手段があればあらゆるデッキを《カウンターマッドネス》にすることが出来る。高いビートダウン力とデッキスロットがあればあらゆるデッキと織り合わせることが出来、手札にも触れれるオボロセカンドなどにはよく組み込まれる。


闘竜麗姫アントワネット C 水/火文明 (3)
クリーチャー:スプラッシュ・クイーン/ティラノ・ドレイク 2000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーが破壊された時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選んで持ち主の手札に戻すか、自分の手札をすべて捨て、同じ枚数のカードを引く。

霊騎秘宝ヒャックメー R 光/闇/自然文明 (5)
クリーチャー:アーク・セラフィム/パンドラボックス 8000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
S・トリガー
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の手札をすべて捨てる。このようにして手札を1枚も捨てない場合、このクリーチャーを破壊する。
W・ブレイカー

斬隠蒼頭龍(きりがくれそうとうりゅう)バイケン SR 水文明 (6)
クリーチャー:ポセイディア・ドラゴン/シノビ 6000
W・ブレイカー
相手のターン中にこのクリーチャーが自分の手札から捨てられる時、墓地に置くかわりにバトルゾーンに出してもよい。そうした場合、バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。
自分のシノビの「ニンジャ・ストライク」能力を使った時、カードを1枚引いてもよい。


主なマッドネス

《緑神龍アーク・デラセルナ》 大型マッドネス
《翔竜提督ザークピッチ》
《斬隠蒼頭龍バイケン》 バウンス付き大型マッドネス
《サイチェン・ピッピー》 《ガイアール・カイザー》を出せる擬似マッドネス
《スーパー・サイチェン・ピッピー》
《無頼聖者サンフィスト》 ブロッカー付きマッドネス
《疾封怒闘 キューブリック》 墓地に置かれた時に水のマナが3枚以上あればバウンス
防御としての機能を果たすのは《斬隠蒼頭龍バイケン》《無頼聖者サンフィスト》《疾封怒闘 キューブリック》《サイチェン・ピッピー》2種(《ガイアール・カイザー》の効果を利用する)の5種類。《疾封怒闘 キューブリック》は場に出ず、《無頼聖者サンフィスト》は小さいことから打点の性能は見込めない。マッドネスがデッキの主を担うことになるので、打点・防御性能・素だし性能それぞれ吟味し、自分のデッキにあったものをしっかり選んでおきたい。

マッドネス起動の候補

《霊騎秘宝ヒャックメー》 S・トリガーで場に出た時、自分の手札を全て捨てる
《闘竜麗姫アントワネット》 pigでマッドネストリガー
《甲蟲王機ビートルーダー》
《光牙忍ハヤブサマル》 上記の2枚をブロッカーにして、相手ターンでの破壊を狙う 殿堂入り
《強制突撃》 攻撃を強要する呪文
《ファントム・ベール》

その他の候補

《アクア・スーパーエメラル》 ヒャックメーを仕込む
《エメラル》
《炎竜提督ガウスブレイザー》 アントワネットを呼べるマッドネス
《聖霊提督セフィア・パルテノン》 ビートルーダー、ヒャックメーを呼べるマッドネス
《海底鬼面城》 マッドネスを手札に貯める
《アクア・アンカー》 お手軽マッドネス起動カード
《純潔の信者 パーフェクト・リリィ》 経戦能力やクロックの拘束力を重視するなら
《高貴の精霊龍 プレミアム・マドンナ》
《アポカリプス・デイ》 並べてきた相手の場を一掃。アントワネット起動といった絡め手も
《エマージェンシー・タイフーン》 S・トリガーでマッドネスを捨てる
《サイバー・チューン》
《勇愛の天秤》
《支配からの開放》
《レッドゾーン・ラッシュ》
《湧水の光陣》 ヒャックメーをリアニメイト
《フォーチュン・スロット》 S・トリガー持ちドローソース

マッドネスの起爆には主に以下の方法を使う。
  1. 《エメラル》《アクア・スーパーエメラル》などでシールド《霊騎秘宝ヒャックメー》を埋めて、そのシールドをブレイクさせる。
  2. 《闘竜麗姫アントワネット》を相手のターン中に除去させる。

前者はデッキそのものがもつ性質であり、これによって攻撃に特化したデッキは常に《カウンターマッドネス》に不利をとらざるを得なくなる。後者はプレイングやデッキ構築で様々な工夫が出来るポイントであり、《光牙忍ハヤブサマル》チャンプブロックさせる、《超鯱城》《強制突撃》で巻き込ませるなど、様々な絡め手を利かせることが出来る。
《カウンターマッドネス》の代名詞《ヒャックメーカウンター》では、この2つの起動手段を主力としている。

基本としては、やはり攻撃や展開で相手にクロックをかけ、殴り合いに持ち込ませることで不安定な相手にシールドへの攻撃や《闘竜麗姫アントワネット》除去を強制させたい。攻めきれなくとも並びあいに発展すれば、こちらの打点に応じて相手が攻撃せざるを得なくなる。《闘竜麗姫アントワネット》解除持ちサイキック・クリーチャー《レッド・ABYTHEN・カイザー》、パーフェクト系列などの除去に強い者たちはこのクロックによるの拘束力が大きい。また、場が並んでいれば《アポカリプス・デイ》が不発に終わることもなくなるし、相手の場が中途半端に並べば《強制突撃》が有効になる。
他、スピードアタッカーなどをちらつかせてもいいだろう。

対策

下記は有名所を抜粋したものである。他、動きが遅く妨害手段を持たないため、ランデスロックといったものには弱くなる傾向がある。

1.《冥府の覇者ガジラビュート》《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》などのシールド焼却S・トリガーを焼却する
2.《斬隠蒼頭龍バイケン》バウンス《無頼聖者サンフィスト》ブロックを織り込んでも、相手を殴り切れるだけのアタッカーを用意する
3.《百発人形マグナム》《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》など、コスト踏み倒しへのメタカードを出しておく
4.《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》《巨人の覚醒者セツダン》などの、バウンスに裁かれない除去耐性持ちをラストパンチャーに用意する
5.《闘竜麗姫アントワネット》など厄介な打点も含め相手の攻撃を徹底的に裁き、ライブラリアウトを狙う
6.自分のシールド《スーパー・スパーク》《終末の時計 ザ・クロック》などを仕込み、返しの一斉攻撃を凌ぐ
7.《パクリオ》《大邪眼B・ロマノフ》のような墓地に送らないハンデスを使って相手のマッドネスを減らす
8.手札マッドネスが揃わない内に殴りきる
9.《魔天降臨》《サイバー・N・ワールド》で相手の手札を一気に変更し、ため込まれたマッドネスを拡散させる
10.《ヒャックメーカウンター》は極めてカードが被りやすいため、《天使と悪魔の墳墓》で相手のマナや場に出たマッドネス達を一掃する
などがある。

上記対抗策があれば大分対戦が楽になるが、逆にないならかなり大きな不利を取らされることになる。プレイングとしては攻撃するタイミングが鍵となるので、相手の手札や場、デッキ枚数をうかがって攻めるタイミングを見逃さないようにしたい。
逆に《カウンターマッドネス》を使う側としては、コスト踏み倒しメタと《天使と悪魔の墳墓》には常に細心の注意を払っておきたい。《百発人形マグナム》を筆頭としたコスト踏み倒しメタに居座られると詰みになりかねないので、《超次元ムシャ・ホール》など何らかの除去手段を投入しておきたい。







参考