クイーン・アマテラスループ


《クイーン・アマテラス》の強力なcip《Dの機関 オール・フォー・ワン》《龍素知新》のサポートによって無限ループできるようにしたデッキタイプの総称。大きく分けて《クイーン・アマテラス》を起点としてループ機構を《邪眼皇アレクサンドルIII世》に委ねる「アレクサンドルループ型」と、《クイーン・アマテラス》で唱える呪文によってcipを無限に誘発させる「アマテラスエンジン型」がある。

クイーン・アマテラス P 水文明 (8)
クリーチャー:ナイト/サムライ/オリジン 7000
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札を見る。その中からコスト6以下の、クリーチャーではないカードを1枚選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。山札をシャッフルし、その後、そのカードを手札からコストを支払わずに使う。

Dの機関 オール・フォー・ワン R 水文明 (5)
D2フィールド
自分のターンの終わりに、自分のクリーチャーを1体、破壊してもよい。そうしたら、そのクリーチャーよりコストが最大2大きい、水の進化ではないクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出す。
(他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)
Dスイッチ:自分のクリーチャーがバトルゾーンに出て、その能力がトリガーする時、このD2フィールドをゲーム中で一度上下逆さまにしてもよい。そうしたら、その能力は1度のかわりに2度トリガーする。

龍素知新(ドラグメント・イノベーション) R 水文明 (5)
呪文
コスト7以下の呪文を1枚、自分の墓地からコストを支払わずに唱える。唱えた後、その呪文を墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。

主要カード


《クイーン・アマテラス》
《Dの機関 オール・フォー・ワン》
《龍素知新》

概要

《クイーン・アマテラス》で山札から《龍素知新》リクルートして手札から唱えることができる。《龍素知新》によって墓地から唱えられた呪文は山札に行き、この《龍素知新》は墓地に残存する。したがって、続けて《クイーン・アマテラス》、ないしは《邪眼皇アレクサンドルIII世》で再び山札から《龍素知新》を唱えると、墓地の《龍素知新》を介して様々な呪文にアクセスできるようになり、無限ループが成立する。

  1. アレクサンドルループ型
  2. アマテラスエンジン型


アレクサンドルループ型

アレクサンドルループの仕組みについては、《龍素知新》に詳しく記載されている。ここではループへの突入の仕方を説明する。

  • 事前準備
  1. バトルゾーン《Dの機関 オール・フォー・ワン》とコスト6以上のクリーチャー(《シンカイサーチャー》《斬隠蒼頭龍バイケン》が適任)がいる。
  2. 手札《クイーン・アマテラス》がある。
  3. 墓地《邪眼皇アレクサンドルIII世》がある。
  4. 墓地《エマージェンシー・タイフーン》《サイバー・チューン》がある。(最終的には《エマージェンシー・タイフーン》ループとなる)
  5. 墓地山札《インフェルノ・サイン》《煉獄と魔弾の印》がある。
  6. 山札《龍素知新》がある。

  • 手順
  1. 《Dの機関 オール・フォー・ワン》でコスト6以上のクリーチャーを破壊し、《クイーン・アマテラス》を出す。
  2. 《クイーン・アマテラス》cipが発動するのでDスイッチを宣言する。
  3. 《クイーン・アマテラス》1回目で《インフェルノ・サイン》《煉獄と魔弾の印》を唱えて《邪眼皇アレクサンドルIII世》を出す。墓地にある場合は《龍素知新》を介す。
  4. 《クイーン・アマテラス》2回目で《龍素知新》を唱え、《エマージェンシー・タイフーン》《サイバー・チューン》を唱える。
  5. 他のナイト(《クイーン・アマテラス》)と《邪眼皇アレクサンドルIII世》存在下で、手札墓地から《龍素知新》と「墓地操作呪文」が唱えられたので、《邪眼皇アレクサンドルIII世》が誘発。「墓地操作呪文」によって新規の「コスト7以下の呪文」を落とし、《龍素知新》で唱えることで、無限に《邪眼皇アレクサンドルIII世》を誘発させる。


アマテラスエンジン型

《蒼狼の始祖アマテラス》を使い回せる呪文を何度も唱えるアマテラスエンジンが、《クイーン・アマテラス》の登場によって無限ループとなって帰ってきた。

  1. 墓地か山札に《フォース・アゲイン》1枚
  2. 墓地か山札に《龍素知新》1枚
  3. 山札に《龍素知新》1枚

の状態で《クイーン・アマテラス》cipを発動させると、

  1. 《クイーン・アマテラス》によって《フォース・アゲイン》を唱える
  2. 《クイーン・アマテラス》によって《龍素知新》を唱え、《フォース・アゲイン》を唱える。(墓地《龍素知新》がある場合、《龍素知新》によって墓地《龍素知新》を唱えてから《フォース・アゲイン》を唱える)

によって、「山札に《龍素知新》1枚・《フォース・アゲイン》1枚、墓地に《龍素知新》1枚」の状態を保ちつつ無限に呪文を詠唱可能となる。

そのままではただの遅延行為になってしまうが、ループ中に行われる行動である「呪文を唱える」「クリーチャーバトルゾーンに出る」「クリーチャーが破壊される」等をトリガーとするカードがある場合、その能力を無限に使用可能となる。
一例として、「呪文を唱える」をトリガーとした下記のループが存在する。

Q‐ENDループ

唱えた呪文コスト未満の呪文墓地から山札へ戻して詠唱できる《ν・龍素王 Q‐END》が存在する場合、上記の無限ループは以下のように変形できる。

  1. 《クイーン・アマテラス》によって《フォース・アゲイン》を唱える
  2. 《クイーン・アマテラス》によって《龍素知新》を唱え、《フォース・アゲイン》を唱える。(墓地《龍素知新》がある場合、《龍素知新》によって墓地《龍素知新》を唱えてから《フォース・アゲイン》を唱える)
  3. 《クイーン・アマテラス》によって《フォース・アゲイン》を唱える
  4. コスト5の《龍素知新》を唱えているため、《ν・龍素王 Q‐END》によってコスト4の《フォース・アゲイン》を唱える

これにより《クイーン・アマテラス》cip3回分で《クイーン・アマテラス》cipを4回使用する事ができるため、デッキからコスト6以下のクリーチャー以外のカードを無限にプレイできるループが完成する。

この手のデッキの弱点として「相手ターンをまたいでシステムクリーチャーを生存させなければならない」のが常であるが、《Dの機関 オール・フォー・ワン》を使用する場合、 《クイーン・アマテラス》cip誘発を「ターンの終わりに」のタイミングにずらすことができる点 、および 《超龍素要塞 エビデシュタイン》龍解の誘発条件が「ターンの終わりに」のタイミングを迎えるだけである点 に着目し、手札《クイーン・アマテラス》さえいればターンの終わりにいきなり無限ループを決める事が可能となる。

超龍素要塞 エビデシュタイン VR 水文明 (5)
ドラグハート・フォートレス
自分の呪文を唱えるコストを1少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。
龍解:自分のターンの終わりに、そのターン中に呪文を3枚以上唱えていれば、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。
龍解後⇒《ν・龍素王 Q‐END》

《超龍素要塞 エビデシュタイン》の龍解条件はトリガー能力である。これを「誘発条件」と「効果」に分解するとこのように分かれる

誘発条件 自分のターンの終わりに
効果 そのターン中に呪文を3枚以上唱えていれば、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。

つまり、《超龍素要塞 エビデシュタイン》存在下でターンエンドを迎えるだけで、実は龍解は常に処理される。その後の解決の時点で呪文3枚の条件を満たさないから不発に終わっているだけなのである。
したがって、同じく「自分のターンの終わりに」誘発するトリガー能力を同時並行させれば、《超龍素要塞 エビデシュタイン》の解決を保留したまま、他の処理を実行できる。

また、誤解しているプレイヤーは多いが、「ターンの終わりに」のトリガー能力が誘発しても そのターンは終了しない「そのターンの終わりまで」「そのターン」「このターン中」に有効な継続的効果が失効するまでは、実はそのターンは終わらない 。更に言うと「次のターンのはじめまで」がそのターンに含められる。「次のターンのはじめに」の処理に移ることで、はじめて「その次のターン」となる。
つまり、《超龍素要塞 エビデシュタイン》が誘発条件を満たした後に唱えられた呪文でも、龍解条件にカウントされるということになる。

ここで白羽の矢が当たるのが《Dの機関 オール・フォー・ワン》である。先述の通り、これでコスト6以上のクリーチャーを破壊すれば、「ターンの終わりに」のトリガー能力解決タイミングと《クイーン・アマテラス》cipを同時並行させることができる。コスト6以上のクリーチャーとしては、《超龍素要塞 エビデシュタイン》を建てるのに必須である《ν・龍覇 メタルアベンジャー R》が適任だろう。

上記のアマテラスエンジンによって呪文3枚以上の条件を容易に満たせるので、解決待ちの《超龍素要塞 エビデシュタイン》を適宜龍解させて《ν・龍素王 Q‐END》にさせてしまおう。
《ν・龍素王 Q‐END》が存在する状態でのループは上記の通りであり、ループを続けるたび《クイーン・アマテラス》cipを無限にスタックできるためゲームを終わらせる方法はより取り見取り。例えば、《湧水の光陣》《龍素知新》から出した《パクリオ》《蒼神龍ヴェール・バビロニア》《フォース・アゲイン》《龍素知新》で回せばそれでライブラリアウトさせられる。

特筆すべきは、ここまで《Dの機関 オール・フォー・ワン》Dスイッチ使っていない点である。究極的には事前準備の段階で《パクリオ》等に使ってしまってもいいのである。事実上《Dの機関 オール・フォー・ワン》は相手にターンを渡して《ν・龍素王 Q‐END》除去する機会を与えないためのサポートであるため、最悪《Dの機関 オール・フォー・ワン》が無くともコンボが成立する。

《フォース・アゲイン》の盾落ちが心配なのであれば、Dスイッチして《ヴァリアブル・ポーカー》を撃てる余白を作れば、大幅に事故を軽減できる。相手に《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》がいて龍解できない場合でも、Dスイッチして除去呪文等を撃つ余地を作ればそれで済む。

従来の《Q‐END》デッキは、《Q‐END》の設置にタイムラグが生じるというところが難点だった。その部分を抜本的に解消したという意味では、非常に画期的な呪文ループである。

参考