「ハイギーク」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

ハイギーク」(2010/10/04 (月) 00:47:05) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

#asciiart(blockquote){L:ハイギーク = {  t:名称 = ハイギーク(職業)  t:要点 = 地獄バーガー,二重あご,怖い笑顔  t:周辺環境 = 自宅} *ハイギーク #image(turi3.png) &italic(){ギークは人種<カテゴリー>である。} &italic(){ハイギークは生き方<スタイル>である。}                   ―あるギークのつぶやき 直後に居合わせた全員がドン引きしたという。 ---- **ハイギークの伝説 ハイギークとは、越前藩国の大多数を占めるギークたちの中からいつの間にか ささやかれるようになった存在である。 一日の大半を自宅とネットワーク上で過ごし、高速情報通信網を泳ぎ回って 趣味に特化していったギークから、突然変異的に出現する英傑(ギーク的な意味で)。 電子上のコミュニティから現実世界に侵食し、大抵のことを“趣味の延長で” やってのける変異体。 ハイギークとはそのような伝説上の存在とされてきた。 ……だが、存在が囁かれるということは、裏返せば『彼ら』が存在することの 証左でもあった。 **伝説のはじまり ある所に、ぽっちゃり系……といえば聞こえはいいが、つまるところただの 肥満体型であった少女がいた。 体型こそ不健康ではあったが、彼女はアングラ色のあるネットワークコミュニティの 電子掲示板に時たま発生する『釣り掘』にやたらと引っかかる純真な心を持っていた。 釣り掘とは、電子掲示板上にセンセーショナルなタイトルのスレッドを立て、 それに釣られてページを開いた閲覧者に対して「嘘であること」と「引っかかった罰」を 告げるという一種の遊びのようなものである。 #image(test.jpg) &bold(){電子掲示板イメージ(モチーフは地獄バーガーらしい)} >【速報】俺の家のとなりにクーリンガンが越してきた >1:国民番号32-00774 >開いたヤツ乙 >レス×五回腹筋な! その少女は、とにかくそれに引っかかった。 書き込みにおける独特の言い回しからいつしか「どすこい」と呼ばれるようになった彼女は、 「引っかかった罰」……すなわちインドア派のギークにとって最も辛い筋トレ(主に腹筋)を ひたすらこなし続けた。 1年が経つ頃、彼女の筋力はかつてのそれを大幅に上回り、また筋トレによるダイエット効果に よってかつての面影など微塵も残さないプロポーションを獲得した。 そして変わり果てた体型に合わせて服を買いにいった際にスカウトされ、芸能界デビュー。 最初は大変残念な歌声でグラビアアイドルとして名声を得ていたが、その腹筋を生かした トレーニングによって歌唱力も化け、最終的にはプロの歌手にもひけを取らないほどに至るという、 ある意味奇跡的な軌跡をたどったのである。 その名は萱峰たから。 職業はアイドル。そして振り返れば、越前藩国に最初に“誕生”したハイギークでもある。 ---- &bold(){彼女の話題で盛り上がる越前藩国の方たち} #asciiart(blockquote){【電子の】萱峰たから伝説【腹筋】 【国のたから】萱峰たから2【公認ギーク】 【そんなエサで】萱峰たから3【釣れました】 【ひとりで】萱峰たから4【アイドル】 【トラップで】萱峰たから5【トリップ】 【ライブに着る】萱峰たから6【服がない】←New} ---- #asciiart(){1:国民番号32-00774 ここは、越前藩国アイドル萱峰たからちゃんのファンスレ 適当に語れや。 2:国民番号32-00774 >>1乙 今日もやる気のなさが際立ちますね 3:国民番号32-00774 >>1乙 テンプレ抜けてんぞ 使用前→使用後} #image(http://kurosakik.s263.xrea.com/cgi-bin/image/29.jpg) #asciiart(){4:国民番号32-00774 >>1おつかれさまです >>3 いつもながら驚異の変形、というかどこのダイエット広告だw 5:国民番号32-00774 >>1 おつすー 明日はサイン会ですよー。 メガホンとハッピ買いました.財団Sの罠にハマっています。 >>4 たからちゃんマジ天使 6:国民番号32-00774 今日も荒稼ぎするSSN△ 7:国民番号32-00774 権利の鬼ですので 缶「ゆめをあげてるとかとんでもない、ゆめをうっているのでございます」 8:国民番号32-00774 14で熟女、16すぎたらババァだろ常識的に考えなくてもw おまえらおちつけ 9:国民番号32-00774 >>8 つうほうしました! 10:FCL◆kU2noTAKARA >>8 表に出ろ 11:国民番号32-00774 >>1-10 ここまでテンプレ というか>>8にげてー! 12:国民番号32-00774 >>10 おお……我らがファンクラブリーダーがお怒りじゃあ…… 13:国民番号32-00774 たからちゃんかわいいよねo(>x<)o 公式サイトから新曲ダウンロードしちゃった♪ いつも応援してるから頑張ってo(>ヮ<)o 14:国民番号32-00774 お前ウェンディだろ 15:国民番号32-00774 >>13 ウェンディ光臨!!!! 16:国民番号32-00774 おお・・・ありがたや、ありがたや・・・ 17:国民番号32-00774 このスレッドはエクストラニートのウェンディに監視されています} >用語解説 >&bold(){△} >さんかっけい→さん、かっけい つまり○○△とは○○さんカッケー、というネットスラングである。 >&bold(){乙} >乙=おつ=おつかれさまです。掲示板のトピックスを作る作業をした人をねぎらうことば >&bold(){ウェンディ} >平日・休日・昼夜問わず出現する謎の妖精さん。たからちゃんまじ天使、など >&s(){ウザい顔文字}貴族的なふるまいが多いがオフには登場しないので実はウェンディシステムの中の人ではないかということで >ついた名前である。まれに本人もウェンディを名乗ることがあるが、真実は藪の中である。 ---- **ハイギーク、あるいは神と呼ばれるものの物語 ハイギーク、それは舞うように電網世界に舞い降り、踊るようにキーボードを操る ネット世界の魔術師、伝説世界の住人である。 ひとたびネット世界を歩めば周囲の人間に、彼らの世界のスラングで【ネ申】(神、いわゆるゴッドのこと)と 呼ばれ、その指先で不可能を可能に、三次元を二次元に、朝日を黄昏に、ウソを釣りに ワンピースの少女を水着に変える。 彼らは男にあらず、女にあらず、老人にあらず、子供にあらず、人にあらず、いわんや神にあらず、 またそのいずれにも成りえる化生の者。 …とはいえ、これはあくまで自称。 (この点、趣味の延長&「自分がめんどいの嫌だから!」で文殊や太元を作ってしまった某摂政などハイギークその物だが、本人は「二重アゴは嫌だ~」という理由で虚しい否定を続けている。) これから始まる物語は、仮想ではなく現実。 彼らにとっては昨日の話だが、もしかすると明日の話かもしれないそんなお伽話である。 自室からナショナルネットに繋ぐひとりの男。手入れが面倒だからと短く切りそろえた黒い髪をして、 着古したTシャツをズボンにいれるという異様なスタイルで、身を乗り出すようにモニタに向かっている。 彼の名は幾通りもある。名を隠すこともあれば他の名前を名乗ることもある。 いくつもの名前といくつもの識別番号を持つが、ここでは彼の今の名で呼ぼう。 FCL、それが彼の今の名前だ。 「その画像は地獄バーガーだが、大丈夫か?」 ヘッドセットから流れる妙に軽い音声に、FCLは怖い笑顔で答える。 「大丈夫だ、問題ない」 答えるこちらも軽い。稲作で鍛えたという会話相手はずいぶんと心配そうな顔をしているが FCLは余裕の顔で二重あごに手をあてる。 この二重あごは半年前、ハンバーガーだけで30日すごすというチャレンジをやりとげた 結果として得たものだ。いわば勝利の証である。 「ま、さすがに死にはしないだろうが、ほどほどになー」 なんとも気軽な声で男は会話を切った。部屋に静寂が訪れる。 #image(http://kurosakik.s263.xrea.com/cgi-bin/image/30.jpg) 「ククク、ゾクゾクするねぇ。ハンバーガーをきわめた俺ですら  震えるほどのプレッシャー、イイ、スゴクイイ」 HellBURGER、そう書かれた包み紙を眺めながら舌なめずりをする。 だが、お楽しみはまだ先だ。それよりも先に彼にはやらなければならないことが 残っていた。 専用ソフトを立ち上げ、電脳世界に<<ダイブ>>する。 電脳空間に入り込むことを彼らはダイブと呼んでいた。無限のプログラムの海を 泥臭い方法で渡り歩き(Tabキー連打など)、情報を引きずりだす姿を リア充のやるスポーツ「ダイビング」に例えたものだと思われる。似ても似つかないと 思われるが、そこは勘弁していただきたい。 まずはニュースサイトをチェックする。ごくあたりまえだが、かれとて四六時中自宅に 詰めているわけではない。たまに外出もする。 四季折々のニュース、しかも今日はファームパークがオープンしたというニュースが 飛び込んでくる。リア充どもめ、と舌打ちをしながら、データの海のさらに向こう側へ 移動する。 誰もが識別番号を隠しきった場所、紳士の社交場である。 文字列だけのコミュニケーションツール、前時代的と呼ばれるソレだが越前藩国以外にも つながっておりそういう意味では意外な情報も拾える。ただ玉石混交なだけに その貴重な情報を拾いあげるのが難しい場所だ。割り切るしかないのであろう。 そのなかで迷いなく彼の女神を崇拝するコミュニティを開く。 >【トラップで】萱峰たから5【トリップ】 萱峰たから…越前藩国のアイドルにして、ハイギーク。有名人であった。 人に言わせればただのアイドル、しかしながら彼にとっては憧れの女神である。 彼女と彼の出会いは、ほんの少し前のことだった。 今からおよそ半年前、彼は絶望の底にいた。 何をやってもうまくいかぬ、何の因果か彼は営業に組み込まれており 朝から夜まで、藩国の入り組んだ地形を西へ東へと駆けずり回っていたのだ。 キツい、つらい。もう駄目だ。なんども思った。 農村に行けば「ああ、あの紙と木でできた家に火をつけたらよく燃えそうだな」とか 山に向かえば「ああ、実はあれが火山で大爆発して一気に世界ほろびないかな」だとかである。 あくまで妄想であったが、そこまで彼は追い詰められていた。 そんなときだった。 偶然通りかかった高層ビルの1Fに入っている国内のハンバーガーチェーンでイベントをしていた。 大音量でCMが流れる。目の前にいる少女は大きな口を開けて心底おいしそうにハンバーガーを 食べていた。もういかにも、これが無くてはだめだ、という顔で。 ものすごい笑顔だ。鬱々とした生活を送る自分とはまるで別の世界にいるような女性である。 同じ東洋風の人材、東洋風の服装なのに自分とはまったく違う。 男女の差こそあれ、この現実の違いは何だ…。 鬱々とした気分でそのままハンバーガーチェーンへと向かう。 彼女のインタビューが流れるそんな店内へ、ふらふらとした足取りであった。 もしかしたら、ここで彼の命運は尽きていたかもしれない。 しかし神はいっていた、ここで消える運命ではないと。 運命はとてもさりげない形で彼に転機を示したのだ。 ほぼ条件反射的に、ハンバーガーを買うために列に並んだとき ちょうど目の前に野球帽の男がいた。どうやら彼もギークであったらしい そんな彼が連れの男と話している声が耳にはいったのだ。 「なあなあ、このCMの子、もともとすっげー太ってたんだって」 「へー」 「でさー、釣りスレで腹筋ばっかさせられてご覧の有様なんだってよ」 「なんだよそれーじゃあ、あれか釣りスレたてまくったヤツは神だな」 なんともいえない普通の会話である。 だが、それは彼の心に波紋をおこした。魂が震えるといっていいだろう。 釣りスレ、それは彼の存在意義であった。仕事でつらいとき、嫌なとき だるいとき、うれしかったとき、つまるところ気が向いたとき、 彼は釣りスレをたてた。 きまってID腹筋である。 もしかしたら、彼女の笑顔をつくったのは自分の釣りスレかもしれない。 彼女の笑顔の道、それはもしかしたら自分の手で創り上げたものかもしれない。 ふ、と気持ちが軽くなった気がした。 自分でも誰かを笑顔にすることができていたのかもしれない。 なくしていた自信が蘇ってくる。胸を張ろう。 たったそれだけのことであった。 他人からみれば本当にどうでもいいこと、しかし彼にとって彼女は 救いの女神だったのである。 そこから彼の生活は変わった。 まず、そのハンバーガーチェーンに通いつめた。 彼女のおかげで売上上昇、その実績をつくるためである。 その日からキャンペーンが終わるまでの30日 彼は毎日そこのハンバーガーを食べ続けた。 己の肉体と仕事に限界を感じ 悩みに悩み抜いた結果 彼がたどり着いた結果は 感謝であった 自分自身を蘇らせてくれた、たからへの限りなく大きな恩 自分なりに少しでも返そうと思い立ったのが 一日100個 感謝のハンバーガー大人食い!!  注文をし  手を合わせ  外の紙をやぶき  構えて  食らう  一連の動作を10回こなすのに当初は5~6回の休息  100個を食べ終えるまでに初日は18時間以上を費やした  食べ終えれば飢えた様に注文する  きてまた食うを繰り返す日々  10日が過ぎた頃  異変に気付く  100個食べ終えても食欲が減退していない  齢20を超えて完全に羽化する  感謝のハンバーガー食い100個  1時間を切る!!  かわりにネットをする時間が増えた そう次に彼がおこしたのは、そのネットをする時間を使って 彼女の魅力を人に伝えることである。 そのために営業の勉強を始めた。人をひきつけること、 なぜかそれが仕事にも生かされ話題になりやがて仕事の成績も 上昇しはじめる。 ますます彼にとって彼女は女神となった。 CDを大人買い、彼女を応援するために仕事を頑張る。 彼にとって本当に崇拝すべき女神のため、ひたすら自分の技を磨いた。 いつのまにか彼もまたハイギークと呼ばれる人種となっていたのである。 いや、彼はハイギークと呼ばれるのを好まない。 彼が呼ばれたいのは騎士、である。 彼女がライブをするというのであれば、 光剣(サイリウム)もって彼女のもとに駆けつける騎士なのだ。 伝説と呼ばれるハイギークであろうとも、素顔はこのように純朴な人ばかりである。 己の技を磨き、人を愛する心を持つ。 もしネットの海で彼らを見かけたら怖がらないで欲しい。 真実の姿は君たちと変わらぬ人、なのだから。 ---- **組み込み先と継承 ***組み込み 東国人+ハイギーク+ギーク+ネットワークエンジニア ***継承ページ [[東国人>http://www.geocities.jp/central_w7/html/yggs/tougokujin.html]] [[ネットワークエンジニア>http://rnd.echizen.wanwan-empire.net/MODx/index.php?id=2]] (ネットワークエンジニア・及びギークの要点を継承) ***要点・周辺環境一覧 |アイドレス名|要点|周辺環境| |東国人|東洋風の服装,東洋風の人材,黒い髪|四季,入り組んだ地形,稲作,紙と木でできた家,火山| |ハイギーク|地獄バーガー,二重あご,怖い笑顔|自宅| |ギーク|ハンバーガー,光剣,キーボード,野球帽|高層ビル| |ネットワークエンジニア|ヘッドセット,ダイブ,ネット世界|電網世界| *スタッフリスト **イラスト: ・32-00640-01:朱居まりあ:萱峰たから・ギークイラスト ・32-00258-01:弓下嵐:広告風イラスト、掲示板イメージ **設定文: ・32-00622-01:セントラル越前:基本設定文作成、BBSデータ作成(共作) ・32-00258-01:弓下嵐:SS「ハイギーク、あるいは神と呼ばれるものの物語」、BBSデータ作成(共作) **その他作業 ・32-00622-01:セントラル越前:設定文チェック・ネタ出し・監修 ・32-00635-01:黒埼紘:監修・ネタ出し・設定文クロスチェック ・32-00258-01:弓下嵐:ページまとめ、スタッフリスト作成
#asciiart(blockquote){L:ハイギーク = {  t:名称 = ハイギーク(職業)  t:要点 = 地獄バーガー,二重あご,怖い笑顔  t:周辺環境 = 自宅} *ハイギーク #image(turi3.png) &italic(){ギークは人種<カテゴリー>である。} &italic(){ハイギークは生き方<スタイル>である。}                   ―あるギークのつぶやき 直後に居合わせた全員がドン引きしたという。 ---- **ハイギークの伝説 ハイギークとは、越前藩国の大多数を占めるギークたちの中からいつの間にか ささやかれるようになった存在である。 一日の大半を自宅とネットワーク上で過ごし、高速情報通信網を泳ぎ回って 趣味に特化していったギークから、突然変異的に出現する英傑(ギーク的な意味で)。 電子上のコミュニティから現実世界に侵食し、大抵のことを“趣味の延長で” やってのける変異体。 ハイギークとはそのような伝説上の存在とされてきた。 ……だが、存在が囁かれるということは、裏返せば『彼ら』が存在することの 証左でもあった。 **伝説のはじまり ある所に、ぽっちゃり系……といえば聞こえはいいが、つまるところただの 肥満体型であった少女がいた。 体型こそ不健康ではあったが、彼女はアングラ色のあるネットワークコミュニティの 電子掲示板に時たま発生する『釣り掘』にやたらと引っかかる純真な心を持っていた。 釣り掘とは、電子掲示板上にセンセーショナルなタイトルのスレッドを立て、 それに釣られてページを開いた閲覧者に対して「嘘であること」と「引っかかった罰」を 告げるという一種の遊びのようなものである。 #image(test.jpg) &bold(){電子掲示板イメージ(モチーフは地獄バーガーらしい)} >【速報】俺の家のとなりにクーリンガンが越してきた >1:国民番号32-00774 >開いたヤツ乙 >レス×五回腹筋な! その少女は、とにかくそれに引っかかった。 書き込みにおける独特の言い回しからいつしか「どすこい」と呼ばれるようになった彼女は、 「引っかかった罰」……すなわちインドア派のギークにとって最も辛い筋トレ(主に腹筋)を ひたすらこなし続けた。 1年が経つ頃、彼女の筋力はかつてのそれを大幅に上回り、また筋トレによるダイエット効果に よってかつての面影など微塵も残さないプロポーションを獲得した。 そして変わり果てた体型に合わせて服を買いにいった際にスカウトされ、芸能界デビュー。 最初は大変残念な歌声でグラビアアイドルとして名声を得ていたが、その腹筋を生かした トレーニングによって歌唱力も化け、最終的にはプロの歌手にもひけを取らないほどに至るという、 ある意味奇跡的な軌跡をたどったのである。 その名は萱峰たから。 職業はアイドル。そして振り返れば、越前藩国に最初に“誕生”したハイギークでもある。 ---- &bold(){彼女の話題で盛り上がる越前藩国の方たち} #asciiart(blockquote){【電子の】萱峰たから伝説【腹筋】 【国のたから】萱峰たから2【公認ギーク】 【そんなエサで】萱峰たから3【釣れました】 【ひとりで】萱峰たから4【アイドル】 【トラップで】萱峰たから5【トリップ】 【ライブに着る】萱峰たから6【服がない】←New} ---- #asciiart(){1:国民番号32-00774 ここは、越前藩国アイドル萱峰たからちゃんのファンスレ 適当に語れや。 2:国民番号32-00774 >>1乙 今日もやる気のなさが際立ちますね 3:国民番号32-00774 >>1乙 テンプレ抜けてんぞ 使用前→使用後} #image(http://kurosakik.s263.xrea.com/cgi-bin/image/29.jpg) #asciiart(){4:国民番号32-00774 >>1おつかれさまです >>3 いつもながら驚異の変形、というかどこのダイエット広告だw 5:国民番号32-00774 >>1 おつすー 明日はサイン会ですよー。 メガホンとハッピ買いました.財団Sの罠にハマっています。 >>4 たからちゃんマジ天使 6:国民番号32-00774 今日も荒稼ぎするSSN△ 7:国民番号32-00774 権利の鬼ですので 缶「ゆめをあげてるとかとんでもない、ゆめをうっているのでございます」 8:国民番号32-00774 14で熟女、16すぎたらババァだろ常識的に考えなくてもw おまえらおちつけ 9:国民番号32-00774 >>8 つうほうしました! 10:FCL◆kU2noTAKARA >>8 表に出ろ 11:国民番号32-00774 >>1-10 ここまでテンプレ というか>>8にげてー! 12:国民番号32-00774 >>10 おお……我らがファンクラブリーダーがお怒りじゃあ…… 13:国民番号32-00774 たからちゃんかわいいよねo(>x<)o 公式サイトから新曲ダウンロードしちゃった♪ いつも応援してるから頑張ってo(>ヮ<)o 14:国民番号32-00774 お前ウェンディだろ 15:国民番号32-00774 >>13 ウェンディ光臨!!!! 16:国民番号32-00774 おお・・・ありがたや、ありがたや・・・ 17:国民番号32-00774 このスレッドはエクストラニートのウェンディに監視されています} >用語解説 >&bold(){△} >さんかっけい→さん、かっけい つまり○○△とは○○さんカッケー、というネットスラングである。 >&bold(){乙} >乙=おつ=おつかれさまです。掲示板のトピックスを作る作業をした人をねぎらうことば >&bold(){ウェンディ} >平日・休日・昼夜問わず出現する謎の妖精さん。 >&s(){ウザい顔文字}貴族的なふるまいが多いがオフには登場しないので >実はウェンディシステムの中の人ではないかということで >ついた名前である。まれに本人もウェンディを名乗ることがあるが、真実は藪の中である。 ---- **ハイギーク、あるいは神と呼ばれるものの物語 ハイギーク、それは舞うように電網世界に舞い降り、踊るようにキーボードを操る ネット世界の魔術師、伝説世界の住人である。 ひとたびネット世界を歩めば周囲の人間に、彼らの世界のスラングで【ネ申】(神、いわゆるゴッドのこと)と 呼ばれ、その指先で不可能を可能に、三次元を二次元に、朝日を黄昏に、ウソを釣りに ワンピースの少女を水着に変える。 彼らは男にあらず、女にあらず、老人にあらず、子供にあらず、人にあらず、いわんや神にあらず、 またそのいずれにも成りえる化生の者。 …とはいえ、これはあくまで自称。 (この点、趣味の延長&「自分がめんどいの嫌だから!」で文殊や太元を作ってしまった某摂政などハイギークその物だが、本人は「二重アゴは嫌だ~」という理由で虚しい否定を続けている。) これから始まる物語は、仮想ではなく現実。 彼らにとっては昨日の話だが、もしかすると明日の話かもしれないそんなお伽話である。 自室からナショナルネットに繋ぐひとりの男。手入れが面倒だからと短く切りそろえた黒い髪をして、 着古したTシャツをズボンにいれるという異様なスタイルで、身を乗り出すようにモニタに向かっている。 彼の名は幾通りもある。名を隠すこともあれば他の名前を名乗ることもある。 いくつもの名前といくつもの識別番号を持つが、ここでは彼の今の名で呼ぼう。 FCL、それが彼の今の名前だ。 「その画像は地獄バーガーだが、大丈夫か?」 ヘッドセットから流れる妙に軽い音声に、FCLは怖い笑顔で答える。 「大丈夫だ、問題ない」 答えるこちらも軽い。稲作で鍛えたという会話相手はずいぶんと心配そうな顔をしているが FCLは余裕の顔で二重あごに手をあてる。 この二重あごは半年前、ハンバーガーだけで30日すごすというチャレンジをやりとげた 結果として得たものだ。いわば勝利の証である。 「ま、さすがに死にはしないだろうが、ほどほどになー」 なんとも気軽な声で男は会話を切った。部屋に静寂が訪れる。 #image(http://kurosakik.s263.xrea.com/cgi-bin/image/30.jpg) 「ククク、ゾクゾクするねぇ。ハンバーガーをきわめた俺ですら  震えるほどのプレッシャー、イイ、スゴクイイ」 HellBURGER、そう書かれた包み紙を眺めながら舌なめずりをする。 だが、お楽しみはまだ先だ。それよりも先に彼にはやらなければならないことが 残っていた。 専用ソフトを立ち上げ、電脳世界に<<ダイブ>>する。 電脳空間に入り込むことを彼らはダイブと呼んでいた。無限のプログラムの海を 泥臭い方法で渡り歩き(Tabキー連打など)、情報を引きずりだす姿を リア充のやるスポーツ「ダイビング」に例えたものだと思われる。似ても似つかないと 思われるが、そこは勘弁していただきたい。 まずはニュースサイトをチェックする。ごくあたりまえだが、かれとて四六時中自宅に 詰めているわけではない。たまに外出もする。 四季折々のニュース、しかも今日はファームパークがオープンしたというニュースが 飛び込んでくる。リア充どもめ、と舌打ちをしながら、データの海のさらに向こう側へ 移動する。 誰もが識別番号を隠しきった場所、紳士の社交場である。 文字列だけのコミュニケーションツール、前時代的と呼ばれるソレだが越前藩国以外にも つながっておりそういう意味では意外な情報も拾える。ただ玉石混交なだけに その貴重な情報を拾いあげるのが難しい場所だ。割り切るしかないのであろう。 そのなかで迷いなく彼の女神を崇拝するコミュニティを開く。 >【トラップで】萱峰たから5【トリップ】 萱峰たから…越前藩国のアイドルにして、ハイギーク。有名人であった。 人に言わせればただのアイドル、しかしながら彼にとっては憧れの女神である。 彼女と彼の出会いは、ほんの少し前のことだった。 今からおよそ半年前、彼は絶望の底にいた。 何をやってもうまくいかぬ、何の因果か彼は営業に組み込まれており 朝から夜まで、藩国の入り組んだ地形を西へ東へと駆けずり回っていたのだ。 キツい、つらい。もう駄目だ。なんども思った。 農村に行けば「ああ、あの紙と木でできた家に火をつけたらよく燃えそうだな」とか 山に向かえば「ああ、実はあれが火山で大爆発して一気に世界ほろびないかな」だとかである。 あくまで妄想であったが、そこまで彼は追い詰められていた。 そんなときだった。 偶然通りかかった高層ビルの1Fに入っている国内のハンバーガーチェーンでイベントをしていた。 大音量でCMが流れる。目の前にいる少女は大きな口を開けて心底おいしそうにハンバーガーを 食べていた。もういかにも、これが無くてはだめだ、という顔で。 ものすごい笑顔だ。鬱々とした生活を送る自分とはまるで別の世界にいるような女性である。 同じ東洋風の人材、東洋風の服装なのに自分とはまったく違う。 男女の差こそあれ、この現実の違いは何だ…。 鬱々とした気分でそのままハンバーガーチェーンへと向かう。 彼女のインタビューが流れるそんな店内へ、ふらふらとした足取りであった。 もしかしたら、ここで彼の命運は尽きていたかもしれない。 しかし神はいっていた、ここで消える運命ではないと。 運命はとてもさりげない形で彼に転機を示したのだ。 ほぼ条件反射的に、ハンバーガーを買うために列に並んだとき ちょうど目の前に野球帽の男がいた。どうやら彼もギークであったらしい そんな彼が連れの男と話している声が耳にはいったのだ。 「なあなあ、このCMの子、もともとすっげー太ってたんだって」 「へー」 「でさー、釣りスレで腹筋ばっかさせられてご覧の有様なんだってよ」 「なんだよそれーじゃあ、あれか釣りスレたてまくったヤツは神だな」 なんともいえない普通の会話である。 だが、それは彼の心に波紋をおこした。魂が震えるといっていいだろう。 釣りスレ、それは彼の存在意義であった。仕事でつらいとき、嫌なとき だるいとき、うれしかったとき、つまるところ気が向いたとき、 彼は釣りスレをたてた。 きまってID腹筋である。 もしかしたら、彼女の笑顔をつくったのは自分の釣りスレかもしれない。 彼女の笑顔の道、それはもしかしたら自分の手で創り上げたものかもしれない。 ふ、と気持ちが軽くなった気がした。 自分でも誰かを笑顔にすることができていたのかもしれない。 なくしていた自信が蘇ってくる。胸を張ろう。 たったそれだけのことであった。 他人からみれば本当にどうでもいいこと、しかし彼にとって彼女は 救いの女神だったのである。 そこから彼の生活は変わった。 まず、そのハンバーガーチェーンに通いつめた。 彼女のおかげで売上上昇、その実績をつくるためである。 その日からキャンペーンが終わるまでの30日 彼は毎日そこのハンバーガーを食べ続けた。 己の肉体と仕事に限界を感じ 悩みに悩み抜いた結果 彼がたどり着いた結果は 感謝であった 自分自身を蘇らせてくれた、たからへの限りなく大きな恩 自分なりに少しでも返そうと思い立ったのが 一日100個 感謝のハンバーガー大人食い!!  注文をし  手を合わせ  外の紙をやぶき  構えて  食らう  一連の動作を10回こなすのに当初は5~6回の休息  100個を食べ終えるまでに初日は18時間以上を費やした  食べ終えれば飢えた様に注文する  きてまた食うを繰り返す日々  10日が過ぎた頃  異変に気付く  100個食べ終えても食欲が減退していない  齢20を超えて完全に羽化する  感謝のハンバーガー食い100個  1時間を切る!!  かわりにネットをする時間が増えた そう次に彼がおこしたのは、そのネットをする時間を使って 彼女の魅力を人に伝えることである。 そのために営業の勉強を始めた。人をひきつけること、 なぜかそれが仕事にも生かされ話題になりやがて仕事の成績も 上昇しはじめる。 ますます彼にとって彼女は女神となった。 CDを大人買い、彼女を応援するために仕事を頑張る。 彼にとって本当に崇拝すべき女神のため、ひたすら自分の技を磨いた。 いつのまにか彼もまたハイギークと呼ばれる人種となっていたのである。 いや、彼はハイギークと呼ばれるのを好まない。 彼が呼ばれたいのは騎士、である。 彼女がライブをするというのであれば、 光剣(サイリウム)もって彼女のもとに駆けつける騎士なのだ。 伝説と呼ばれるハイギークであろうとも、素顔はこのように純朴な人ばかりである。 己の技を磨き、人を愛する心を持つ。 もしネットの海で彼らを見かけたら怖がらないで欲しい。 真実の姿は君たちと変わらぬ人、なのだから。 ---- **組み込み先と継承 ***組み込み 東国人+ハイギーク+ギーク+ネットワークエンジニア ***継承ページ [[東国人>http://www.geocities.jp/central_w7/html/yggs/tougokujin.html]] [[ネットワークエンジニア>http://rnd.echizen.wanwan-empire.net/MODx/index.php?id=2]] (ネットワークエンジニア・及びギークの要点を継承) ***要点・周辺環境一覧 |アイドレス名|要点|周辺環境| |東国人|東洋風の服装,東洋風の人材,黒い髪|四季,入り組んだ地形,稲作,紙と木でできた家,火山| |ハイギーク|地獄バーガー,二重あご,怖い笑顔|自宅| |ギーク|ハンバーガー,光剣,キーボード,野球帽|高層ビル| |ネットワークエンジニア|ヘッドセット,ダイブ,ネット世界|電網世界| *スタッフリスト **イラスト: ・32-00640-01:朱居まりあ:萱峰たから・ギークイラスト ・32-00258-01:弓下嵐:広告風イラスト、掲示板イメージ **設定文: ・32-00622-01:セントラル越前:基本設定文作成、BBSデータ作成(共作) ・32-00258-01:弓下嵐:SS「ハイギーク、あるいは神と呼ばれるものの物語」、BBSデータ作成(共作) **その他作業 ・32-00622-01:セントラル越前:設定文チェック・ネタ出し・監修 ・32-00635-01:黒埼紘:監修・ネタ出し・設定文クロスチェック ・32-00258-01:弓下嵐:ページまとめ、スタッフリスト作成

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
記事メニュー
目安箱バナー