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ギーク

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ギーク(仮称)


イグドラシル

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要点

  • 東国人:東洋風の服装・東洋風の人材・黒い髪
  • 理力使い:長い杖
  • ハッカー:一部機械
  • ギーク:ハンバーガー・光剣・キーボード・野球帽

周辺環境:

  • 東国人:四季・入り組んだ地形・稲作・紙と木で出来た家・火山
  • 理力使い:魔法陣
  • ハッカー:パソコン・ネットワーク環境
  • ギーク:高層ビル

継承


評価

東国人
体格0・筋力0・耐久力0・外見0・敏捷0・器用1・感覚1・知識0・幸運0
理力使い
体格0・筋力-1・耐久力-1・外見0・敏捷-1・器用1・感覚1・知識1・幸運0
ハッカー
体格0・筋力0・耐久力1・外見-1・敏捷-1・器用3・感覚1・知識3・幸運-1
ギーク
体格1・筋力1・耐久力1・外見-1・敏捷4・器用3・感覚1・知識4・幸運-1


合計
体格1・筋力0・耐久力1・外見-3・敏捷2・器用8・感覚4・知識8・幸運-2




特殊
  • 東国人は一人につきターン開始時に燃料1万tが増加する代わりに資源1万tを消費する。
  • 東国人は一般行為判定を伴うイベントに出るたびに食料1万tを消費する。
  • 理力使いは詠唱戦行為ができ、この時、詠唱戦((知識+器用)÷2)の攻撃判定は×2.25(評価2)され、燃料は必ず-1万tされる。
  • ハッカーはナショナルネット接続行為が出来、情報戦をかけることが出来る。
  • ハッカーはオペレーター行為が出来る。
  • ハッカーは知識、器用の評価を×2.25(評価2)補正することが選択でき、この時燃料3万tを消費する。
  • ギークは白兵戦行為が出来、この時、攻撃、防御、移動判定は×1.50(評価1)される。
  • ギークはナショナルネット接続行為が出来、情報戦をかけることが出来る。
  • ギークはオペレーター行為が出来る。
  • ギークは知識、器用の評価を×3.38(評価3)補正することが選択でき、この時燃料1万tを消費する。

イラスト

(作:朱居まりあ)
http://kurosakik.s263.xrea.com/cgi-bin/image/459.jpg
達成要点:(要点)長い杖・一部機械・ハンバーガー・光剣・キーボード・野球帽、(周辺環境)魔法陣・パソコン・高層ビル

設定文


「”ギーク世代の台頭”……次のニュースです。近頃、国内においてナショナルネットへの親和性が異様に高い若者が増えています。彼らは先天的に理力よりもナショナルネットへの順応性が高く、ナショナルネット接続関連のサイバーパーツを装着をすると機術師並の能力をたたき出すケースも認められております。この事態に機術師団師団長は「まだコメントはできないが、事態を注意深く観測していきたい。」とコメントをしております。
 次のニュースです。越前藩国報道官によると……。」

 オレはそのニュースを見るとどこかおかしくなった。師団長は注意深く観測していきたい?嘘こけ。真っ先に使えないかどうか触手を伸ばしてきたのにさ。大人って本当に面倒くせー。
 オレはそのままキーボードを操作してモニターの画像を「越前食べ歩きツアー」という番組に固定をした。この番組に意味はない。ただニュース番組がウザかっただけ。モニターには越前の古くからある紙と木で成立している家とか火山地帯であるイワヤト温泉の画像が垂れ流しをしている。

 「さて、今日もどこかに遊びに行こうかな。」

 食べかけのハンバーガーを手にとって、囓る。
 窓の外には再建された高層政庁ビルの灯り。ルージュ戦役以後、『文殊景気』の後押しで急速に広がるスプロール。爺い共は「越前の景観を破壊する」と面倒くせーが、オレはこれでイイと思う。古いものを壊してオレたちの居場所を作る。それのどこが悪い?
 勿論、この国なりのスタイルは通す。この国が嫌いなわけじゃないしさ。

 光剣で宙に魔方陣を描く。ぼんやりと眺める。
 意識を溶かし、イメージに身を委ね、閃きを喚起する。

「そうだな。『機術師師団長』とやらに、挨拶でもしてこようか。」

 ビジネス・チェアーを180度回転。二の腕のプラグに結線。
 『文殊データセンター』に仕掛けたロジックボムを起動。被害は与えないだろうが、これで機術師師団が動く。
 さあ、どう出迎えようか。



 戦争が及ぼす作用に異文化の流出入、技術の更新が上げられる。長らく黄金戦争を繰り広げている越前においてもそれは言えた。
 戦争に出陣した兵士達から異国の食事であるハンバーガーやスポーツでは野球などが広まっていった。近頃の少年少女の話題はもっぱら野球チームの話しであり、好きな野球チームの帽子を被る事が一種のステータスである。技術も国外の新しい思考方法、違う視点などからのナショナルネット技術が更新。ますます速度が早くなり、扱うデータも多くなっていった。その最たる例が文殊である。
 当然その情報の中心である政庁ビル等その周辺施設は、ますます大規模な情報施設が必要となり、高層ビル化していった。そこにもはや越前特有の紙と木でできた家はない。イワヤト火山も見えない。常に快適に保たれ四季の感覚が鈍り地形の高低差が僅かに此処が相当入り組んだ地形だった事を示す程度である。
 もちろん稲作を生活の中心とする農村部にはそんなことはない。農村部には未だに昔ながらの越前の噴煙を上げるイワヤト山を背に、紙と木でできた家が建ち並び、四季と共に過ごすサイボーグ農夫が入り組んだ地形で元気に遊ぶ子供を眼を細めて見守っている。

 そんな、情報が高度に洗練されていく中央区において新しい世代が生まれようとしていた。彼ら、新しい世代は生まれたときからナショナルネットに馴染み、さらにネット接続関連のサイボーグを装着をすればますますその能力は倍増をする。
 理術師でもある彼らは魔法陣を生成し、長い杖でもって理力を使いこなす。しかしそれ以上に力を発揮をするのはやはりネットなのだ。
 彼らは光剣を自らの象徴としている。自らこそ越前に新しい文化を切り開く光の剣という自覚を光剣に込めて。
 そんな彼らだが決して自らの黒髪を染めたり、東洋風の衣装を脱いだりはしない。それを捨てることは越前人じゃなくなるのを知っているからだ。

 自らはどこまで来ても東洋風の人材である越前藩国の藩士なのだ

(文責:Wish)

達成要点:(周辺環境)ネットワーク環境

解説


 ギークを取得し、器用を減らすサイボーグを上書きしたことで、相対的に能力値を伸ばし、情報戦能力をさらに磨き上げた文句なく、シーズン1における越前最強アイドレスである。
 同時期に取得した電子妖精によって、情報戦評価はさらに底上げ(というよりかはほぼ倍化)されており、こと情報戦に関する限りは全藩国の追随を許さない強力なアイドレスとなった。(そもそも情報戦が可能な国家自体、越前、フィーブル、レンジャー、になしの4国しかないのだが)
 ただし、情報戦は評価難度自体も非常に高く、電子妖精を使った情報戦評価では成功できないことが多く、多数の応援があってはじめて成功出来ることも多かった。
 その真価を遺憾なく発揮するのはオフシーズンに入ってからの生活ゲームでの活躍をもってということになる。
 シーズン2に入ってからは情報戦の双璧たるフィーブル藩国と共に共和国天領戦で大いに名をあげ、ついに情報戦の底力を示した。

 (追記)ターン12現在、待望の電子妖精軍が開示され情報戦能力に+20という破格の修正がついた。HQにより最終評価はなんと+23である。電子妖精・優填との併用は不可能であるものの(というか軍の中に含まれている、と思った方がいいのかも)これは犬士ギーク単独ですら情報戦評価36という数字を叩き出し、数をそろえれば評価50も間近という驚異的な数値である。
 ある意味情報戦においては評価50=不可能、という数式が成り立っていたが、ついにそれを正面からねじ伏せかねない能力値まで来たことで、逆にか○ものや、TLOと言った物騒なものに近づいたといえ、今後の使用には十分な注意が必要であろう。

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