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宇宙軍

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echizen

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宇宙軍(名称未定)


○東国人+宇宙軍+大剣士+剣

要点&周辺環境


東国人=
 名称=東国人(人)
 要点=東洋風の服装,東洋風の人材,黒い髪
 周辺環境=四季,入り組んだ地形,稲作,紙と木でできた家,火山

宇宙軍=
 名称=宇宙軍(職業)
 要点=一部機械
 周辺環境=宇宙船

大剣士=
 名称=大剣士(職業)
 要点=剣
 周辺環境=訓練場

剣=
 名称=剣(職業)
 要点=剣,制服
 周辺環境=学校

次のアイドレス

→次のアイドレス = 宇宙港(施設)●,宇宙開発センター(施設)●,軌道降下兵(職業)● 

●=既に開示済み

継承


イラスト


設定文


ニューワールドでは宇宙と書いて<ネット>と読むが、ここでは今一度、宇宙と書いて<ソラ>と読んでみたい。

―――技術は、常に宇宙<ソラ>の高みを目指すのである。

/*/

 郊外に出れば「稲作」に従事する農家の姿や「紙と木でできた古風な民家」といったのどかな田園風景の広がる越前だが、その実その技術力は帝國内でも有数である。
 欠損した身体を「一部機械」化する義体手術で培われたサイボーグ化技術、さらにその義体を構成する素材関連の技術。多目的センサーやレーダサイト<セブンスター>をはじめとした観測技術、そしてそれらを束ね処理する、文殊や電子妖精を生み出した情報処理技術。
 これらの最先端技術が結集され、新たにその技術が目指した新天地は、彼らにとっては本来、故郷とも言える場所。それすなわち。

―――宇宙、である。

/*/

<試験宇宙軍・設立>


 そのプロジェクトは計画の推進地である牽牛島と、越前に伝わる七夕伝承にあやかって<彦星計画>という暗号名で呼ばれ、極秘裏に進められた。
 命名者に言わせれば、懐かしき宇宙=愛しい織姫に会いに行くから、ということらしい。
 元々宇宙開発を前提とした第二越前空港で打ち上げ施設の開発が行われ、軍事施設の集中する牽牛島のもっともセキュリティの高い最深部では「宇宙船」の開発が進んでいた。
 お隣は越前の最高機密たる電子妖精の調整区画だというから、その重要度のほどがうかがわれる。


 その一方で、プロジェクト要員の選定は難航していた。
 管制要員やクルーとしては実際に宇宙に出た経験のある情報戦部隊から機術師、電脳適応<ギーク>が選ばれていたが、並行して設立される予定となっていた試験宇宙軍部隊通称ESGFでの宙間戦闘要員として期待されていた至金剛に問題が発生していた。
 I=Dを持たない越前が宙間戦闘を行うには、当然真空空間に適応した強化義体や気密スーツが必要となる。この問題に越前では得意の義体技術を活かして宙間適応型の強化義体を開発することで臨んだが、そこがネックであった。
 その原因とは、ずばり全身義体化であった。宇宙用の強化義体は全身義体化が必要であったが、全身義体というのは、その換装後は特に通常の身体感覚との相当なかい離を生む。殊に高度な戦闘技術を持つ至金剛達にあっては、そういった微妙な身体感覚というのは戦闘力に直結する。その上、無重力という環境が重なったことで、試験宇宙軍部隊の要員として想定されていた計画は一から見直さざるを得なくなってしまった。


 しかし。この問題はあっさりと解決する。
 越前で至金剛以上に義体運用技術、しかも全身義体の扱いに慣れた者たちがいたからである。
 それこそ、イワヤト山脈の「入り組んだ地形」の奥地にて<お山>と呼ばれる「学校」を構え、幼いころより義体戦闘術の粋を学んできた精鋭、雷刃達である。
 本来王たる風陣とペアを組んでの運用が基本の雷刃であるが、その単体戦闘能力、義体運用技術は至金剛と比べても極めて高い。事実、彼らは無重力適性試験でもいきなり他の候補とは桁違いの結果をたたき出している。
 この結果をもって越前首脳部では少数の雷刃を試験宇宙軍部隊として編制することに決定。開発特技研で新たに開発された宇宙戦仕様の全身義体への換装を行い、牽牛島地下に建設された「訓練場」で宙間戦の錬成を開始することになる。



 この性急と言っていい宇宙軍設立の背景には、もちろん共和国天領艦隊の侵攻に対する対抗策の意味がある。
 ターン10において越前が総力を(結果として)結集した
防空回廊によって自身レーダー施設を破壊されるもののFVBとのデータリンクによって空爆被害を極限することには成功した。
 が、その結果は同時に防空回廊の深刻な弱点もまた露呈している。
 軌道上からのレーザー射爆を例に取るまでもなく、宇宙を抑えられたら防空回廊とて意味がないという弱点である。まさにこの点を天領艦隊に衝かれてレーダーは焼失している。
 そういう意味では一早く守りの薄い宇宙に飛び寡兵よく宇宙戦を勝ち抜いた帝國軍・悪童屋元帥の采配はさすがであったが、当然敵も次はさらなる戦力を送り込んでくるはずであり、そうなった場合の備えは必要であった。

 越前としても、毎度座してレーダーが焼かれるのを待つつもりはない。
 防空回廊はあくまで最後の盾である。
 降りかかる火の粉は、降りかかる前に払うのが上策であろう。 というのが越前の基本方針として確認された。

 だが、こうした経緯によって設立が急がれた宇宙軍だったが、共和国天領艦隊の再度侵攻や難民対策に風陣雷刃が駆り出されたこともあって、正式な設立は遅れに遅れた。

 結局、共和国天領艦隊・第二波の撃破をもって錬成が再開され、正式な宇宙軍の発足は70708002。

 それは奇しくも、第七世界で言う7月7日。七夕であった。

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