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E116 情報戦本体 第三回

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だれでも歓迎! 編集

第一回の提出をいたします。

■参加部隊
○越前藩国情報戦本隊
http://www27.atwiki.jp/echizen/pages/303.html

■現在の状態

AR:
・ 初期10+3(ヘイムダルの眼効果)=13
修正:
・ 攻撃、防御以外全般に+2修正 (「その他訓練」2回)

f:越前藩国情報戦本隊の行動={
#行動名,リクエストされる能力,難易評価,消費AR,成功した場合の達成値 
r:次の戦闘のアイドレスを選んで開く,なし,なし,0,0 
→艦隊突撃(EV116-21)

#以上AR消費無しです。

t:要求されるパーティロールプレイ=観測風景、艦隊運動

f:越前藩国情報戦本隊のRP={



『艦隊司令部より入電。艦隊はこれより第二種戦闘配置に移行します』

「ん……。第二種戦闘配置に入ったか。奇襲部隊もそろそろ敵陣に接触する頃だな」
「ですねえ」
「もうそんな時間かあ……」

艦橋オペレーターシートに設けられた特設シートに座る越前情報戦部隊の面々は、第二種戦闘配置に入りながらもどことなく気の抜けた会話を交わしていた。

だがしかし、そんな会話を交わしつつも三人は誰も端末から目を離さず作業を続けている。

すでにセキュリティチェックに入ってここ数時間、ほとんど休みなく彼らは作業を続けているのである。

ハッキングされた一般人による狙撃テロ事件は何とか終息に向かったが、ネットワークのどこかにまだ罠が仕掛けられている可能性は否めない。

悪童屋元帥からも直々にセキュリティチェックを厳に、という指示が下されていた。

つまり、戦闘配置に入る前から既に彼らの戦いは始まっていたわけである。

「摂政ー。艦隊のセキュリティーチェック一通り終了しましたー」
「ありがとう。じゃ、最初からもう一度」
「マジすかー!?」
「ま、あんなことしてくる奴らだからな。念には念を入れても無駄じゃないだろ」
「うー……それはたしかに」

「東原女史からの通信は問題なく受信中。もう間もなく接敵するようです。他部隊による観測データも受信できています。」
「了解。じきにオペレートのサポートに移れると伝えてくれ。……それにしても、通信封鎖の中でも通信可能ってのは心強いな。奇襲部隊ってのは味方とも通信封鎖するもんだ」
「ですねえ。とりあえず敵の方はきっちり情報封鎖してるようですから、あちらから攻撃を受ける気づかいはなさそうですが」
「じゃ、やはり問題は遅発性のトラップだな」

SEIRYUがため息をついた。

「……はいはい。三回目のチェック入りますー……って、あれ?」
「頼む……どうした?」
「いえ、ここ、さっきチェックした時には無かったデータのやり取りが……」
「っ!?データこっちに回してくれ」

返事をする間も惜しんでデータが黒埼に回される。

「っち、やはり来てたか!ハッキング来るぞ!」
「まさか!?二十三重のセキュリティですよ!」
「やはり最初から何か仕込まれてたと思った方がいいな。巧妙に他のプログラムにまぎれて敵陣との接触手前くらいで発症して無理矢理セキュリティに穴を開けるようなやつだ」

「トロイだと……あんなにチェックしたのに!?」
「焦るな、まだ慌てる状態じゃない、緊急防壁を展開、デコイばらまけ」
「やってます!くそ、何で見つからなかったんだ…」
焦るSEIRYUを見て、黒埼は一度大きく息を吸った。

「落ち着けっ!!!!!!」

滅多にない、黒埼の本気の怒号に艦橋中が一瞬しん、と静まり返る。
SEIRYUが一度、目を閉じた。深呼吸する。

「落ち着いたか?」
「―――大丈夫です。侵入速度からすれば、表層まで侵入するのでやっとの状態です。三番防壁に追い込んで逆に侵入経路を割り出して見せますよ」

「ああ、深入りはするなよ?こちらは深層領域もすでにプロテクト完了してる」
「了解です」

数秒後、

「敵ハッキング阻止に成功」

息をつめてこちらを注視していたらしい、オペレータ席からも安堵の吐息が漏れる。

刀岐乃がやっと呼吸を思い出したように、息を吐いた。

「情報封鎖してると思って甘く見てたな。まだこれは前哨戦だ。越前情報戦部隊のメンツに賭けて敵の侵入だけは阻止するぞ。いいな!」

『了解!』

敵の情報戦攻撃を受けて、出番がないと思っていた三人の闘志に火が灯いていた。

(1377字)

【→次のアイドレスを開く =艦隊突撃へ(EV116-21)】

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