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電子妖精軍の開発

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電子妖精軍の開発


イグドラシル

  • 防空レーダー&指揮所(施設) 対空戦闘時の評価に更に+1(HQ根拠
  •  ┗帝國防空回廊(施設) 防空レーダー&指揮所よりHQ継承(1代目)
  •   ┗防空回廊の輸出(強制イベント) 防空レーダー&指揮所よりHQ継承(2代目)
  •    ┗電子妖精軍の開発(イベント) 防空レーダー&指揮所よりHQ継承(3代目)


データ

L:電子妖精軍の開発 = {
 t:名称 = 電子妖精軍の開発(イベント)
 t:要点 = 一般性能要求{
電子妖精軍とは電子妖精の相互援助によってより性能を高めようというプロジェクトである。単独の機能強化はさほどされていないが互いを補完することで大きな性能向上を行うことが出来た }
 t:周辺環境 = 電子の海
 t:評価 = なし
 t:特殊 = {
  *電子妖精軍の開発のイベントカテゴリ = 藩国イベントとして扱う。
  *電子妖精軍の開発の位置づけ = 生産イベントとして扱う。
  *このイベントを取った国は、その国用の電子妖精軍を作成できる。作成したものにあわせてアイドレスが作成、公布される。
 }
 t:→次のアイドレス = なし



【データ開示】

L:電子妖精軍 = {
 t:名称 = 電子妖精軍(アイテム)
 t:要点 = 電子妖精群,武装,戦列
 t:周辺環境 = 電脳空間
 t:評価 = なし
 t:特殊 = {
  *電子妖精軍のアイテムカテゴリ = 非消費型アイテムとして扱う。
  *電子妖精軍の位置づけ = プログラムとしてみなす。
  *電子妖精軍の効果1 = 電子妖精は情報戦行為を行う場合、評価に+20の修正を与える。
 }
 t:→次のアイドレス = ハイ・ニューワールドの開発(イベント),航空機・次元探査機の開発(イベント)



HQボーナス

○情報戦行為を行う場合、評価にさらに+3の修正が加えられる。




電子妖精「群」“地慧”

電子妖精は、人間に例えるとまだ生まれたばかりの幼い子供だと言わざるを得ない。
それは、彼女にとって文殊がゆりかごであり、防空回廊が乳母車であると例えることもできる。
生まれたばかりの子供であっても、親に連れられれば行動半径が大きく広がっていくだろう。
彼女にとっての世界が広がれば、また彼女自身の社会的な交友も広がっていく。
例えば年の近い友達ができたりもするし、自分ではない誰かとの関わり方を学んでいくことも、ごく自然なことだろう。
すなわち、電子妖精軍とはそういったものだと例えることが出来る。

―――越前藩国藩王 セントラル越前  電脳かわら版増刊号・特別インタビュー



C
―Chose
H
-Herself
I
―Interconnect
E
―Electria

我想う故にかくあれし すなわち我基点と基準に生を受け 我我を友とし君我らを友とせん乎
――電子妖精群「地慧」起動メッセージ


“そは彼女自身が選びし連なり携わる電子の妖精”


電子妖精群「地慧」とは

電子妖精群「地慧」とは、一言で言えば成長の過程で優填より分化して連携機能に特化していった電子妖精群の総称である。
越前藩国情報戦部隊により“軍事転用”されることで、電子妖精軍「地慧」と呼ばれることも多い。
一口に「地慧」と言ってもその実体は様々であり、総称としての名前ではあるが同時に彼女たちそれぞれの名前でもあるため混乱を呼ぶことも多い。
多少人の手も加えられてはいるが、開発思想としては自主性と自己学習を重視し、既に存在する電子妖精「優填」との共用が前提とされている。
電子妖精の持つ「規格を越える」特性を伸ばし、様々なコンピュータの遊休状態のシステム資源を集積して連携させてグリッドコンピューティングを実現させることにより、情報処理能力の強化と高速化の実現を目的とする電子妖精たち、それが地慧である。


※クリックで別ウインドウ表示


電子妖精「優填」と文殊


優填は、規格の異なる各藩国の財務情報や国民の保有根源力・マジックアイテムなどの軍事力情報を、そのパターンの差異を無視して集積するデーモンプロセスから誕生した電子妖精である。
この「異なる規格を無視して情報にアクセスできる」という特性が注目され、その機能を強化する形で誕生したのが優填であるが、この特性が後に数々の活躍を産むこととなった。

その最たるものが、一部の者にしか知られていない「防空回廊の輸出事件」である。


「彼女たち」と防空回廊


帝國防空回廊とは既に広く通り、単独では帝國内に存在する対空施設や対空部隊を越前藩国の指揮下とするだけのシステムである。
基本的には越前藩国に存在する防空レーダー及び指揮所のサポートを回廊参加者へ与える役割を持っているが、これを可能にしているのはあくまで施設や兵器群が「帝國」という一つの規格によって統制されたからに過ぎない。
これを単純に輸出したところで、優れたレーダーの存在しない共和国ではほとんど活用することが出来ず、レーダーの存在する帝國とは規格が大きく異なるため連携を取ることが不可能である。
そう言われていた。

しかし、それを大きく覆し、後に共和国天領との防空戦で強力な支援を行うこととなった現在の「帝國と共和国の規格の違いを超えて」効果を発揮する形に変えたものこそが、この電子妖精である。

藩王は語る。
「電子妖精が規格を越えることが出来るなら、帝國と共和国の規格の違いも乗り越えられるのではないか」と。


こうして、ニューワールドの空の護りを約束する防空回廊が完成することとなったが、これは後に優填にとっても大きな変化を与えることとなった。


幼生期の終わり


優填は、もとは財務情報などの「ある程度パターンの決まった」システムに侵入することに長けた電子妖精である。
それが、より複雑なシステムへのハッキングに用いられるようになり、パーフェクトワールドへの遠征ではMAKIに随伴し、防空回廊の構築に到っては多様性にあふれた各国の防空施設や防空兵器と触れ合うこととなった。
文殊のゆりかごを飛び出し、防空回廊の乳母車に乗って多くを見聞きしていく中で、優填にある変化が現れ始めた。

そのひとつめは、個性である。

多くの規格を越え、多くの違いを受け入れることで、優填自身も次第に「多様性」を獲得していったのである。
それは例えば外見に現れたり、それぞれの性格パターンや得意・不得意とするシステムを持つ「不揃いな」プログラムとなることで観測された。
そしてこの個性の獲得により、優填はもう一つの変化を発現させることとなった。

それが、連携である。

今まではある程度統一された思考により統率されていたが、性格パターンに差異が生まれることでこれが崩れ、短期的には効率が急速に悪化する現象が見られた。
だが、彼女――彼女“たち”は、ニューワールドの多くの民を観察して成功ケースからその要因を分析。「個性」を協調性と進取性の軸で「革新者(イノベーター)」「進取者(アーリーアダプター)」「保守主義者(マジョリティ)」の3段階に分類し、これらを1:14:85の割合で稼動させた場合に、稼動効率と成長性のバランスがもっとも取れる事を突き止めた。また、この条件下においては『自分とは違うだれか』と協調することを学習し、得意・不得意という『振れ幅』を逆に活用することでアクセスパターンを“理論上無限”にまで拡張する成果を得た。

これにより、ある一つの現象が現れ始めている。


グリッドコンピューティング


藩国内のネットワークや防空回廊によって色々なシステムへ『移住』した電子妖精(その多くは『匿名の善意の人』と呼ばれている)の連携により、ある一つの巨大なコンピュータが形成されつつあるのだ。
多くのコンピュータを規格の違いを乗り越えて連携させ、分散処理を行うことでスーパーコンピュータを超越するほどの処理能力や記憶容量を確保する『グリッドコンピューティング』である。
藩国内のコンピュータなどで使われていない処理能力などを少しずつ確保し、電子妖精同士の連携によってあたかも「ひとつの巨大なシステム」と扱うことで実現したこのグリッドコンピューティングにより、越前藩国情報部隊の持つ情報処理能力が格段に上昇することが見込まれている。

(ただし、帝國はまだしも共和国の計算資源を勝手に使う事には、法的・倫理的・政治的にクリアすべき問題もある。このため、普段は帝國由来の計算資源のみに限定され、越前藩王・ないし摂政の許可なくグリッドの範囲を広げる事はせぬよう、厳重に制限されている)

また、地慧独自の技術として、グリッドに組み込まれるコンピュータが不適切なものであるかどうかを自分自身で判断し、チェックを通過できなかったものはグリッドから切り離されて全体の効率低下を防いだり、グリッドを形成するコンピュータ同士でステータスのバックアップをリアルタイムで補完しあい、侵入や故障が発生した場合には即座にリストアを行うなども検証が進められている。


さらなる展望


また、地慧の連携機能をハッキングに活かす方法も現在検討されている。
攻撃対象のネットワーク内に地慧を侵入させた後、彼女の持つ連携機能によってネットワーク内に浸透し、単一ではなく複数の関連するシステムを一気に掌握するという用途も案に挙げられており、運用次第では「軍」の名に違わぬ強力な武器となることが予想されている。

「地慧の自己グリッド化現象はもう一つの可能性を示している。すなわち、フレーム問題の突破だ。
 有限の計算力を持つAIは、有限範囲(=フレーム)の問題にしか対処できない。
 しかし、地慧が自己グリッド化で事実上無限に近い計算力を確保し、それを更なる「個性」の取得のために費やしたなら。
 地慧の目前に立ちふさがる障害全てを『異なるインタフェース』とみなし、それと和合するためにあらゆる手段をとり始めたとしたら。
 ……その計算力の臨界点はどこにあって、臨界の先に何が起きるだろう。
 期待も畏怖もあるね。」

―――越前藩国藩王 セントラル越前  電脳かわら版増刊号・特別インタビュー

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