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竜についての藩王声明12218002

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竜についての藩王声明12218002

帝國全体方針に従ってレンジャーへ派遣されていた詩歌藩国部隊が、敵斥候の撃滅・偵察において多大な戦果を上げた事は記憶に新しい。
詩歌藩国部隊はソットヴォーチェ、すなわち水竜によって構成された部隊である。
竜と言えば、我らにとっては忘れるべくもない。我が我等が同胞を理不尽に奪っていった憎むべき仇である。しかし、彼らは帝國の正義を為すために勇んで戦い、中の一体は部隊を守るために敢えて危地に身をさらし、そして皆を守ってその身を海中に散らした。

もし、この行いを我らが同胞が為した行為だとすればどうだろうか?
誰にでもできることではない。これは掛け値なしに敬意に値する行為だと言える。

そのような行為を、竜が為したのである。
彼によって部隊は壊滅を免れ、また他の竜の活躍によって任務は成功に終わった。

無論、この行為をもって竜の全てを手放しで赦すなどということは、竜によって奪われた命のことを考えれば、不当であり到底出来うることではない。
だが、我らが同胞の命を奪い国土を傷つけた者達と、命を賭して帝國の正義を体現した彼らを同列で扱うこともまた、不当であろう。
何者かを咎めるならば、そのものの行いを見て、それをすべきである。

我が、そして我らが越前藩国は竜の災いを受けた国のひとつである故に、それを為すことは容易ではないかもしれない。
それでも、せめて竜の中にも帝國のために命を賭して戦う、善き存在がいるのだということを心に刻むべきであろう。


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