>>167からの続き。


 ─── 放課後誰も居なくなったら、 一年五組の教室に来て (はぁと) ───


 わたしの名前は朝倉涼子。
さてさてお待ちかね、今日はあの キョン とかいうスカしたヤロウを血祭りにあげる日。 ふふ…楽しみ!
あなたには特に恨みはないけれど、涼宮ハルヒに刺激を与えて情報爆発とか起こして貰わないとイケナイの。
ゴメンネ 潔く犠牲になってね。 でも、もし可愛い素振りとか見せてくれたら、殺さずにブチ犯してあげようかしら。

 ───── ガラガラッ

 来たようね。

「…オマエか」
「そ、 意外でしょ?」

 やっだぁ、ハトが豆鉄砲食らったような顔してる。 キョン君カワイーッ! ちょっと萌ぇ~かもっ!
ここはひとつ、誘ってみちゃおうかしら…、なんせわたしは学年一の美少女だしね。 そう言えば谷口とかいうヤツが
わたしのことをランク付けしてたわね。 「AAプラス」だっかしら? えらいわ谷口クン褒めてつかわす。ウザイけど。

 わたしはモジモジしながら、上目遣いで見つめたり、スカートの裾を摘んでみたり、いろいろ誘ってみたわ。

「現状を維持するだけではジリ貧になるのは解ってるんだけど、どうすればいい方向に ───── 」

 って、わたしは一体何を言ってるんでしょうね? もう少し利いた台詞が言えないのかしら わたし。 ああ、こんなこと
なら、あの穏健派上司の長門有希みたいに、日々SEXマニュアルでも読み漁っておけば良かったかしら。

「なんだそりゃ? 日本経済の話か?」

 そりゃそうですね 当然そんな応えが返ってくるでしょうね。 でもね、こんなアイドル以上に可愛いわたしと、他に誰も
居ない、夕陽の当たる教室に二人っきりなんだから、男の方から問答無用で迫って来なきゃダメよね?
どうしてそんなに素っ気ない態度でいられるのかしら? それとも涼宮ハルヒみたいなガサツな女や、朝比奈みくるみたい
な巨乳バカの方がイイっていうの? まさか長門有希みたいのにもってかれちゃうロリコン・オタじゃないわよね?
もしかしてこの男…アッチ系? ホモの古泉一樹に掘られちゃってるとか…? まさかよね。

 そんなこと考えてたら、なんかムカついて来たわ。 こうなったら徹底的にいたぶっちゃいましょっ。

「えいっ」
 とりあえずナイフで斬り付けてみたわ。 もちろん紙一重で交わせる程度にね。 こういうことはじっくり楽しまなくちゃっ。

「冗談はやめろ!」
 ですって。

 尻餅なんかついて…腰抜かしちゃってるのね。 愉快愉快! でも安心して、すぐには殺さないから。
フフフフフッ! 怯えるがいいわ 命乞いしなさいっ! そんなあなたの身体を固定して、たっぷり弄んであげちゃう!
…って、もしかしてわたし、今ちょっと危ない目付きになってます?

 さぁて、どうしようかなぁ。 まずは恐怖で縮み上がっている薄汚い童貞オチンチンを踏み付けてグリグリしちゃおう
かしら。  やだ…わたしったらオチンチンだなんて下品な言葉…… ま、この際いいわ。
でも幸せに思いなさいね、女子高生は今や日本のトップ・ブランドなんだから。 そんな16歳の学園アイドルに踏みつけ
てもらえるなんて、そうそうあることじゃないのよ。

 それから、顔の上に座っておま○こでお口を塞いであげようかしらね。 そのまま乳首に熱~い蝋をタラタラと…うふっ。
オチンチンはそうね、根本を縛って射精できないようにしてから、徹底的に撫で回して扱いてあげるわ。 
「逝かさせてくださーいっ」なんて叫んじゃうのかしら、っう~ん…想像しただけで興奮しちゃうっ。
待って、わたしのおま○こでお口を塞いじゃってるから、叫びたくても叫べないわね。 もう、わたしったら意地悪さん。 

 ふふふ… でも、そんなに逝きたいなら逝かせてあげなくもないわ。 そのかわり何回逝こうがお構いなしに、ズーッ
と扱き続けてあげるの。 今度はきっと「もうやめてーッ」って叫ぶのよね…。 でもダーメ。 逝きたいって言ったのは
あなたの方なんだから、自分の言ったことには責任持たないとねっ。 我ながら優等生らしい台詞だわ カンペキ。

 そうそう、お尻にもぶち込んであげないとね。 あなたのと同じサイズのものをタップリと! ワクワクしちゃうわぁ。
そんなコトされてるなんて、あの涼宮さんが知ったら、どんな顔するのかしらぁ。 やっぱり写真も必要ねぇ ──── 。

「おい朝倉」
「…あら、なにかしら?」
「おまえ、さっきから薄笑いでブツブツ言ってるの全部聞こえてるけど、いいのか?」
「あらヤダ!わたしとしたことがっ」
「変態だな 人は見かけによらないもんだ…
 とにかく、こんなバカげたことは今すぐやめるんだ! そして俺を解放しろっ!!」
「ウフ、それ無理。 そんなにビンビンに勃起させながら、何言ったって無駄なの 無・駄 」
「そ、それは否定しない…、 聞いてるだけで勃っちまったのは事実だ… しかしだなぁっ…!」
「しかしなぁに? もうこんなにヌルヌルになってるじゃない これからぜ~んぶ実行してア・ゲ・ル 嬉しいでしょ?」
「ば、バカッ! よせっ ヤメローっっっっ!!」


 なんて遊んでいたのがマズかったわね。 その後すぐに長門有希に邪魔されて、あっけなくやられちゃった。 崩壊
因子を先に仕込んでおくなんて、大人しい顔してエゲツない手を使うわねまったく。
 それにしても、わたしの攻撃を防ぐとき、あの男のことを、わたしでもビビるくらい思いっきり回し膝蹴りしてたけど、
いいのかしら…。 ま、どっちにしても今更関係ないか。

「あ~あ、残念っ…。 でも気を付けてね わたしもタダやられっぱなしじゃないの…。 やられる間際に長門有希にも
 しっかり淫乱ウィルス仕込んでおいたから、いつ発動するか分からないわよ。 その時は長門有希とお幸せにね…
 ふふふ… … 」

 ─────

「大丈夫か? 長門!!」
「肉体の損傷はたいしたこと無い。 正常化しないといけないのはまずこの教室 ───」
「いや、それは別にどうでもいいんだが、ウィルスがどうとか言ってただろ……」
「(そっちかよ!) … 心配ない ウィルスは駆除できる … … … はず」

「今…「はず」って言わなかったか? ホントに大丈夫なのか?」
「…問題ない ……… おそらく…」
「お、おそらく?」
「…たぶん」
「おぉーいっ」
「…きっと」


 俺はこの日のことは、きれいサッパリ忘れよう…… と、心に誓ったのは言うまでもない。



終わり。

最終更新:2007年03月16日 01:36