シェアワールド@霧生ヶ谷市企画部考案課

黄昏坂

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 【黄昏坂】 作者:砂男

   霧生ヶ谷市の西区と北区を跨ぐ、その長い坂道が“黄昏坂”と呼ばれるようになったのは、はるか昔の事だという。
 海沿いに走るこの坂は、その名の通り黄昏時にやってくると水平線に沈む夕日を一望できる。
 そんな所から命名されたというのが通説ではあるし、私としてもそれに異論は無いのだが、
それだけが理由ではないとも思っている。
 この長く急勾配な坂道を一息で登るのは、よほどの健脚の持ち主でもなければ不可能であり、
私も含めて大概の人間はどこかで一度立ち止まる。
 そして遥か先に見える坂の頂上を仰ぎ、うんざりとした気分でまた登り始める。
 そんな事を何度か繰り返しているうちに、段々と空しい気分に襲われ、人は皆“黄昏る”
 だからこの坂は“黄昏坂”と呼ばれるのではないかと私は考察している。

 夏のある暑い日。タクシーですら乗り入れを拒否するこの坂を登り始めて15分。
 何度かの休憩を挟んで私はようやく坂の中腹までやって来た。そこに私の目的地がある。
 周囲に民家も無い坂の中腹に、ひっそりと存在する一軒の建物。その軒先には古めかしい木の看板がかかっており、
そこにはこう書かれている。

「法倫堂(ほうりんどう)」

 私は店の前で最後の小休止を取り、すっかり上がった呼吸を整えると、ガラスの嵌った木製のドアを開いた。

“カランカランカラン――”
 ドアに備え付けられたベルが鳴り、店内に来客があるのを伝える。
 しかし、店の中は静まり返ったままで、人の気配がしない。
 私は一つため息をついたが、店の主人がなかなか出てこないのは珍しい事ではないので、
まずはゆっくりと涼を取らせてもらう事にした。
 ひんやりとした店内の空気が、熱く火照った体に心地良い。

 この法倫堂という店は、世間的には所謂「アンティークショップ」というヤツである。
 照明が抑えられた薄暗い店内のそこかしこに大小様々な雑貨が置かれており、
よほど広い部屋でなければ似合わなそうな豪奢なソファがタダ同然の値段で展示してあるかと思うと、
無造作に転がっている(しかも、そこらで拾ってきたとしか思えない)薄汚れたガラクタに、
目を見張るような値が付いていたりする。
 一度、値を付ける基準を聞いてみたが、この店の主人は「相応の品物に、相応の値段を付けているだけ」と笑いながら言っていた。

 店内を散策し始めて5分ほど経ち、未だ主人が出てくる様子が無いので、私は家に行ってみようと店の奥へと足を進めた。
 この建物は1階が店で、2階が主人の居住区になっており、入り口側から見て店の一番奥にかかっている長い暖簾の奥に、
2階へ上がる階段がある。
 一応、私は主人がいなくとも、好きに出入りしても良いという許可をもらっているので、暖簾をくぐって靴を脱ぎ、階段を上がろうとした。

 その時、足元に転がっている小箱に気が付いた。
 拾い上げてみると、片手に乗る程度の小さな黒塗りの木箱で、私はそれに思わず眉をしかめてしまう。
 3年前に起きたある事件以来、黒い箱にはトラウマがある。
 家にあるタンスから何から、『黒く』て『箱』状の物は全て処分したぐらいだ。
 それでも何ヶ月かに一度悪夢を見て、うなされる始末である。
「それはあの時の箱とは違いますよ。まあ、『中身』は同類ですがね」
 突然、頭の上から声がして、私はビクリと体を震わせた。恥ずかしながら、小さな悲鳴まで上げてしまった。
「ああ、すいません。驚かすつもりはなかったんですが」
 そう言いながら2階から降りてきたのは、さわやかな笑顔を浮かべた青年であった。
「ご無沙汰でしたね、保科さん。お元気そうで何よりです」
「やあ、天人(あまひと)君。久しぶりだね」
 私は目の前に立つ青年と挨拶を交わした。
 彼の名は法倫堂天人。まだ20代前半の若さながら、正真正銘この店の主人である。
 
 そして、余談ではあるが、私の名は保科宗一郎(ほしな そういちろう)。
 一応、世間では“小説家”という認識で見られている。
 扱うジャンルは幻想文学……と言いたい所だが、世間の評価は“ホラー”という事らしい。
 私としては幻想的(という言葉がすでに曖昧なのだが)な物語を綴っているつもりなのだが、
読者はそう感じてくれないのが少し悲しい。
 もちろん、ホラー作家が悪いというワケではない。私は学生時代からスティーブン・キングのファンを自認しているし、
小説・映画を問わず、ホラーと名のつく物には飛びつく傾向にある。
 そのせいなのか、私の書く物はどうにも“ホラー”になってしまうようなのだ。
 仕方ないと思う反面、どうにかしたい気持ちがあるのも否めない。
 私はキングやクーンツを愛するのと同じぐらいに、ポーやカフカも愛しているのだ。

 閑話休題。私が天人君と出会ったのは今から3年前。作家としては(ありがたい事に)それなりに売れていた私は、
新作の準備として“人喰い箱”に関する情報を集め回っていた。
 “人喰い箱”とは、この霧生ヶ谷を中心に(というより、霧生ヶ谷のみに)広まった都市伝説で、
詳細は省くが、黒い小箱にまつわる話である。
 この話の資料を集めていた時、当時の担当編集者W氏が「不思議な出来事や品物に造詣が深い人物」
として紹介してくれたのが、彼との出会いであった。
 そして、その後に起きた“ある事件”で、追い詰められた私を助けてくれたのが、他ならぬ天人君なのである。

 思えば、W氏には感謝してもしきれない。彼が私に天人君を紹介してくれなければ、私は死んでいただろう。
 冗談でも比喩でもなく、文字通りの意味で死んでいたに違いない。W氏同様、あの“箱”に喰われて。
 その事件については、いずれ語る事もあるかもしれない。当時の出来事は今でも詳細に思い出せるし、
あの時の恐怖やら何やらを“原稿”という形で吐き出したので、いつかは本にするかもしれない(もちろん、関係者の名前などは全て変更して)

 ともかく、そんな縁があって私はこの店に通うようになった。この店は不思議とインスピレーションを湧き立たせてくれる。
 私の住まい兼仕事場は東区寄りの中央区にあるので、黄昏坂の事を除いても、そう頻繁には来られないのだが、
仕事に詰まるとついつい足を運んでしまうのだ。

「あまり長く持っているとまた祟られますよ?」
 天人君はからかうような口調で手を差し出した。私は一瞬彼の言葉が理解出来なかったが、
すぐに私が持っている小箱について言っているのだと気付き、思わずその箱を投げ捨ててしまった。
「冗談ですよ。でも、一応は売り物なんですから、もうちょっと丁寧に扱ってもらえませんかね。
もし壊れたりしたら、買い取りしていただきますよ」
 そう言って天人君は箱を拾い上げる。言葉だけだと投げ捨てた事を怒っているようだが、

実際に怒ってはいないとその表情が物語っていた。いたずらっぽい笑顔で店の方へ向かい、その辺の棚へ無造作に置いた。
「う、売り物なのかい、それ?」
「そうですよ。売らないなら、とっくに処分してますよ。“あの時”みたいにね」
 そう言いながら、天人君は売り物であるはずのソファに腰をかけた。“あの時”とは、3年前の事だ。
 あの時の箱は私の目の前で彼が粉々に砕き、燃やして処分した。
「き、危険はないのかい? さっきその箱を“同類”とか言ってただろ」
 私の問いに彼はクスクスと笑うと、自分の対面に置いてあるソファを指した。そこに座れという事のようだ。
 私は硬い表情でソファに腰掛けた。そんな私の様子が可笑しいのか、彼はなおもクスクスと笑いながら口を開いた。
「“中身が同類”だと言ったんですよ。その中身は“処分”したので、箱自体はただの木箱です。漆塗りの逸品でしてね、
箱まで処分するのが勿体無かったので、店で売ろうかと思いまして。良かったら買いますか?
保科さんなら、特別に安くしておきますよ」
 私は強くかぶりを振った。それを見た天人君は、とうとう大声で笑い出した。
「そんなに怖がらなくとも大丈夫ですよ。僕が保障します。まあ、気が変わればいつでも言ってくださいな。
そうそう、暑い中をわざわざ来てくれたんだから、冷たい麦茶でも淹れてきますよ」
 そう言ってまたひとしきり笑うと、彼は腰を上げて奥へ入っていった。

 それからしばらくの間、私は天人君と取りとめもない話をしていた。
 新作のアイディアになりそうなネタを手帳に書き込みつつ、良いインスピレーションが湧いてきたのを感じていた。
 そこでふと時間が気になり、時計を見てみると、もう午後の6時を回っていた。
 私が法倫堂に着いたのが確か3時頃だったので、かれこれ3時間近く話していた事になる。
「もうこんな時間か。それじゃあ、そろそろお暇させてもらおうかな。すまなかったね、営業時間中に長々と話し込んでしまって」
「いえ、僕の話が保科さんの新作に役立つのであれば、いつでも来てください。
何と言っても、僕は保科さんのファンなんですから。どうせ客なんて滅多に来ないんですしね。それより……」
 天人君は時計を見ると、少し真剣な表情で私を見た。
「帰るなら、完全に日が落ちてからにした方が良いですよ。この時間はまだ暑いですからね」
 穏やかな口調ではあったが、何か微妙にスッキリとしない感じがした。
 それでも、私は天人君が言うようにもう少し留まる事にした。理屈ではないが、そうした方が良い気がしたのだ。
「じゃあ、お言葉に甘えて、もう少し涼ませてもらうよ」
「そうしてください。おっと、麦茶が無くなってますね。すぐ持ってきますから――」
 そこで天人君は言葉を切った。奥で電話が鳴っているのに気付いたのだ。
「すいません、少しだけ失礼します」
 そう言って天人君は奥へ入っていった。

5分ほどして、今度は私の携帯電話が鳴った。液晶画面を見ると、友人からのメールが届いていた。
そこで私は夜から友人に会う約束があったのを思い出した。
私は暖簾の奥を覗いてみる。電話は2階にあるので天人君の姿は見えないが、
話声が聞こえてくる所から、まだ電話中のようであった。
私は手帳のページを1枚破ると、友人との約束があったのを思い出した旨を書き込み、
辞去の言葉を添えて近くのテーブルに置いた。

 何か重しになりそうな物を探すが、パッと見には例の箱しか見当たらなかったので、
私は仕方なくその箱を手に取ると、それを書き置きの重しにして店を出た。

 夕暮れ時の黄昏坂は、うだるような暑さであった。今から急いで帰れば、汗を流す時間は無いだろうが、
服を着替える事ぐらいは出来るだろう。
 とは言え、勾配のキツい坂ではあるので、転ばないように気をつけながら、やや早足で駆け下りた。
 そうして下り坂を早歩きで歩いていると、前の方で道端に人が蹲っているのが見えた。
 この距離からではどんな人物なのか分からないが、この暑さと坂の勾配で体に異変が生じたのかもしれないと思い、
私は急いで駆け寄った。
 近付いてみると、蹲っているのは子供であった。蹲った姿勢でくすんくすんと泣き声を上げていた。
 声から察するに女の子のようだ。見た目に10歳ぐらいの少女で、長く艶やかな黒髪が、

夕日を浴びて輝いているように見えた。
 泣きべそをかいた顔で私を見上げる姿に、思わずドキリとした。
 誓って私は少女性愛者ではないが、それでも一瞬見とれてしまうほどの美少女であった。
「ど、どうかしたのかい? もう日が暮れるよ」
 私は少女に声をかけた。その儚げな雰囲気が、どうにも放っておけない気分にさせる。
「母様が……母様が帰ってこないの。あっちの方に行ったまま、帰ってこないの」
 少女はまっすぐ前方に指差した。その方向は海しかない筈なのだが、私の目に飛び込んできたのは、薄暗い路地であった。
「おじさん、一緒に母様を探して……」
 少女は涙で潤む瞳で私を見つめた。不安に彩られたその目に、私は何ともいたたまれない気持ちになった。
「分かったよ、おじさんが一緒にお母さんを探してあげるよ」
 私は精一杯優しい笑顔を浮かべ、少女に手を差し伸べた。すると少女は輝かんばかりの笑顔を浮かべ、私の手を取った。
 そして私は少女とともに暗い路地に入っていった。


            *


 思いのほか長話になってしまい、天人は急いで店に戻った。
 暖簾をくぐると、店内に人の気配は無かった。天人は眉間に皺を寄せ、店内を見回す。
 すぐにテーブルに置かれた書き置きを見つけた。
 天人は急ぎ2階へ引き返し、自室のクローゼットを開けた。
 そこに入っているのは1着の黒のインバネス。
 夏の暑い盛りであるにも関わらず、天人は意にも介さずそれを纏うと、
その内側に収納している“ある物”を取り出して、自らの顔にあてがった。
 そして2階の窓を開け放つと、そのまま外の薄暗闇に向かって飛び出す。
 
 インバネスの裾が、まるで黒い翼のようにはためいていた。


                *


 私は少女の母親を探して、ずっと歩き続けていた。
 もうどれぐらいの時間が経ったであろうか。しかし、そんな事は一向に気にならなかった。
 この少女を放っておく事など、出来る筈がない。私はどこまでも続く路地をひらすら歩き続けた。
「母様、もう戻ってこないのかなぁ」
 少女の呟きに、私は勤めて明るい声で元気づけようとした。
「そんな事ないさ。すぐに見つけてあげるから……」
「うぅん、もういいの」
 少女はキッパリと言い放って足を止めた。
「もう母様はいらない」
 少女は蟲惑的な笑顔を浮かべて私を見上げた。
「おじ様は優しい人ね。だから、私の父様になって」
 少女はそう言って、私の手を引いて歩きだした。
「ちょ、ちょっと、一体何を――」
 突然の少女の申し出に私は困惑した。この少女は何を言っているのか?
 私は少女に何か不穏な物を感じてその手を離そうとしたが、少女は私の手を強く握り締め、放してくれなかった。
「母様はいなくなったけど、おじ様がいてくれるなら、それでいいの」
 少女はそう言ってニッコリと笑う。その笑顔に私の中の何かが麻痺していく。
「父様になってくれたら、一緒にお話したり、遊んだり、楽しい事いっぱいできるんだよ」
 少女は楽しそうに言いながら、なおも私の手を引いて歩く。背筋にゾクリとした物が走ったが、
私はなぜかその手を振り払う事が出来なかった。
「この道をね、このまま一緒に歩いていけば、おじ様は私の父様になるの。ね、いいでしょ、父様になって?」
 小首をかしげ、愛らしい仕草で少女が問う。
「…………ああ、いいよ」
 私は少女の言葉にゆっくりと頷いた。何かがおかしい気がしたが、別に構わないと思った。
 すでに手を振り払う気などなくなっている。いや、なぜ少女の手を離さないといけないのか。
 私はこの少女に父親になるのだ。ずっとこの少女と一緒に過ごすのだ。そう、私は――。

 そんな私たちの目の前に、“それ”は飛び込んできた。

 全身を漆黒に染めた黒い影が、巨大な翼を広げて私たちの前に立ち塞がった。
 私は驚愕に言葉を失いながらも、その影を凝視した。
 良く見れば、それは黒いインバネスをまとった人間であるようだった。しかし、その顔は黒塗りの仮面が隠している。
 それはバリ島などで見かける『ガルーダ』を思わせるデザインの仮面で、まるで射抜くように少女を見つめている。
 私はその黒衣の人物の登場に、いきなり我に返った。私はその仮面の人物を知っている。
 それは3年前、私を死の淵から救い上げてくれた人物である。
「あ、天人君!?」
 そう、この仮面の人物は天人君なのだ。仮面をつけている時の彼は、
人の身でありながら“あちら側”の存在になるのだという(その“あちら側”という物の説明は、私にも出来ないのだが)
 天人君は私に目をくれず、ただ少女を見つめている。
 私は少女の様子を伺い、絶句した。先ほどまであれほど魅力的だった少女の顔は醜く歪み、天人君を睨みつけていたのだ。
 しばし睨みあう天人君と少女。
 やがて少女は忌々しげな表情で私の手を放し、ゾッとするような声で言った。
「もう少しだったのに……」
 少女はそのまま来た道を駆け出していった。私は呆然とその背中を見送っていた。

 気がつくと、そこは黄昏坂の中腹であった。すっかり日が暮れて、街灯が点っている。
「え、ここは……?」
 私は辺りを見回した。間違いなく、私のよく知る黄昏坂であった。

 先ほどの出来事は夢だったのか? 私はにわかに引き戻された現実に呆然自失の状態であった。 
「危ない所でしたね」
 そんな時に突然背後から声をかけられ、私は反射的に身を竦ませ、慌てて振り向いた。
 そこにはインバネスを纏った天人君が立っていた。手には黒塗りの仮面を持っている。
「あ、天人君……あの女の子は……」
「“夢”ですよ」
 今しがたの心の自問を聞いていたかのように、天人君は静かに言った。
「保科さんを眠りに誘う、“あちら側”の夢です。最近、黄昏刻になると、繋がりやすくなるようで」
 何に繋がりやすくなるのか。言うまでもない、“あちら側”だ。
 私はかつて覗いた“あちら側”を思い出し、ゾッと寒気がするのを感じた。
「もう少しで連れて行かれる所でしたよ。そうなると、僕でも助けられるかどうか分かりませんので、気をつけてくださいね」
 天人君はそう言って再び仮面を被った。

「まあ、“あちら側”も保科さんが思っているほど悪い所ではありませんがね」
 仮面越しではあったが、私は天人君のシニカルな笑みを見た気がした。

「それでは、またのお越しをお待ちしております」
 天人君は踵を返すと、その場で垂直に飛び上がった。仮面の力により“こちら側”の因果律から解き放たれた天人君は、
人間離れした跳躍力で街灯の上に着地すると、膝立ちのような姿勢でチラリとこちらを一瞥した。
 その姿はアメリカの古い高層ビルの屋上にあるガーゴイルの彫像のようであった。
 私は弱々しい笑みで彼を見上げ、軽く手を上げて無言でもう大丈夫だと告げた。
 それを見届けた天人君は小さく頷くと、そのまま夜の闇の中に消えていった。
 
 私はそれでもしばらくその場に立ち尽くしていた。
 天人君は「夢だ」と言ったが、あれはまぎれもなく現実の出来事であり、私は未だその世界の中に取り残された気分であった。
 しかし、次の瞬間ポケットの中で携帯電話が鳴り響き、その無機質な着信音が私を現実に引き戻した。
 確認するまでもなく、友人であろう。
 私は苦笑いを浮かべながら、友人への言い訳を考えていた。

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