シェアワールド@霧生ヶ谷市企画部考案課

杉山さん

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ねとつくように白く濃い霧の夜は、決して立ち止まってはいけない。
たとえ、この世のものとは思えないような、奇妙な笑い声を聞いたとしても。
足を止めたが最後。
白い衣に身を包んだ、杉山さんがやってくるぞ。


霧生ヶ谷市に古くから伝わる、昔話のひとつ。
この地方では有名な話で、夜更かしする子供は親から「早く寝ないと杉山さんが来るよ」と言われる。

しかし、この話が単なる昔話で終わらないのは、この「杉山さん」を目撃した人が少なからずいるからである。
目撃者の大半は、話どおりの霧の夜、奇妙としか形容のしようがない笑い声を聞いたという。昔話を知っていた目撃者達は皆急いでその場を離れようとしたが、その際、霧の中から何か白いものが追ってきているのを目の当たりにしたらしい。
昔話を知らなかった者、又は知っていたが逃げようとしなかった者の末路は、そうした証言のないところから推測できるだろう。

形態

  • 「杉山さん」は霧生ヶ谷市に昔から、それこそ伝承になるほどの頃から存在していた。
曰くこの市では、人通りのない通路で奇妙な笑い声を聞いたら、立ち止まってはいけない。さもなくば、笑い声の主たる奴が訪れて、立ち止まった人間を消し去る。
  • 一般人が走って逃げ切れるというので鈍足との推測は、間違い。
想像可能な速さ以上に速い。曖昧にしか見えないとはいえ、これほどの速さで動く生物を、めったに見ることはがない。
逃げる者は本気で追っていなかった模様である。
逃げるものは追わず。逃げざるものは力の限りでいたぶり尽くす。
  • 老人。身長は低く、裸足。現代の白衣に似たものに身を包んでいる。頭頂部は禿げており、残りは白く乱れていた。そして何より、にやにや笑いを浮かべたその顔、その混沌の腐ったような黒い目には、人間には到底内包できようはずのない底無しの狂気が渦を巻いている。
  • 「ヒヒヒ、ダメじゃなーい!」
「ダメダメダメダメダメダメじゃ!」
と駄目語を連発してくるが、彼が何を否定しているのかは謎である。


スノリ・ヴェランドの活躍により、調伏完了?
……
……
かと思われたが、夏休みまで、あと二日。の作中内で起こった通り魔事件の背後に杉山さんを蓮田俊哉古徳和子の両名が南区平松町商店街で確認。
ご健在のようである。

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