アラト 「キリコさーん。新聞見ましたか？こんど陸自で新兵器ウルトラＸってのを導入したらしいですよ！」
キリコ 「はあ？また税金の無駄遣いなわけ？」
アラト 「いえ、今度の奴はぐんと性能が上がってるらしいんですよ」
キリコ 「はぁ。。。大体ね。まず名前がダサい。スーパーの次はウルトラってのがまず短絡的。それにＸって、アルファベットつけりゃ強くなると思ってるのかしら？次にデザイン。なにあれ？アロマナカリス？前回カブトガニでダメだったから今度はアロマナカリスなわけ？発想が古いのよ。発想が。それに、いまどき垂直離着陸できるからってあの汎用性の無いデザイン。ばかばかしいにもほどがあるじゃない。あの格闘用アームだって、いったいナニと戦うのよ。兵器運用の観点から言っても救い難いわね。地上部隊との連携がとれるほど柔軟な作りじゃないし、かといって空挺部隊と共同戦線張るには推進力が不足でただのお荷物足手まとい。結局やれることといったらのそのそ飛んで行って拠点を重火器の雨アラレで制圧するしか脳が無い。今時どの国だってあんなものつくりゃしないわ。ほんっとに日本は平和ボケしてるんだから。あたしに一言言ってくれればすっごいの作ってあげるのに。もうね、超もっすごいやつ。」
アラト 「はぁ。超もっすごいやつですか」
キリコ 「そう。超もっすごいやつ」
