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形状による違い - (2009/08/30 (日) 03:32:18) のソース

[[ホイール]]>[[形状による違い]]

&bold(){&u(){大径ホイール}}
レーサー時代から採用されてきた、基本とも言える径。
加速力と安定性に欠けるが最高速が伸びやすい。
また、車高が高くなることでつなぎ目や芝生セクションなど路面の段差の影響を受けづらい。

二次ブーム時に中径と呼ばれていたサイズもついでに解説。


&bold(){●ホットショット系}
主にレーサーミニ四駆で採用されたタイプ。
レーサーミニ四駆以前の(コミカル)ミニ四駆のホイールに構造が似ており、現在主流のホイールには大抵ついているリブがなく、[[ゴムタイヤ>タイヤ]]は専用のものを使わなければならない。
また、以下のアバンテJr.系より直径も小さい。
直径、オフセット位置はすべて同じである。

・ホットショットタイプ(4本スポーク)
初の高速レース向けミニ四駆・ホットショットJr.で初採用され、以降初期のレーサーミニ四駆(主に[[TYPE1、3シャーシ>TYPE系]])で使用されていた。
ぱっと見、分かりにくいが、裏から見ると珍しい4本スポークになっている。
色はホワイトが多いが、シルバー、ガンメタや限定品のレッドなどがある。

・超皇帝タイプ(3本スポーク)
スーパーエンペラーで初採用されたタイプ(小学館の「最新版」ミニ四駆全カタログではなぜかホットショットタイプになっている)
お握り型の穴が三つ開いており、3本スポークになっている。
あんまりかっこよくない・・・

・大帝タイプ(5本スポーク)
グレートエンペラーで初採用されたタイプ。
5本スポークとなっており、大帝と発売時期が近かったマンタレイJr.で初採用されたアバンテJr.系ホイールとデザインが似通っている。

・エアロホイールセットタイプ
GUP。
色はホワイト、金メッキ、銀メッキ。

・スピードローラー・ホイールセットタイプ
GUP。
この頃のミニ四駆はまだ[[ローラー]]の技術が確立されておらず、そもそも初期はローラーという概念すらなく、そのため初期型TYPE1はネジ穴すらなかった。
そこでホイールの中心を出っ張らせ、[[タイヤ]]がコース壁に引っかからないようにしようというホイール。
…どうでもいいがスポークパターンがスクリームのマスクに見えるのは気のせいだろうか

・初代ワンウェイタイプ
最初に発売されたワンウェイ。
一見分かりにくいが直径はホットショットタイプと同じで、側面部のキャップ(ギヤカバー?)を外してホットショット系ホイール用タイヤをセットできる。
最初期のワンウェイの所為かタイヤがセットされていない。
黄色で派手。

・軽量ワンウェイタイプ
上記のものを軽量化したとされるもの。
灰色の大径ローハイトスポンジタイヤがセットだった。
からし色([[初代超速ギヤ>ギヤ]]に近い色)で地味になった。


&bold(){●ワイドタイヤ系}
大昔に発売されたワイドタイヤセットについていたタイプのホイールやそれと同じ直径・オフセット位置のもの。
現在のロープロタイヤ用ホイールより少し小さいという、中途半端な直径の上、ワイドタイプなのでコーナーでの減速も大きく、今では使い道が・・・
(小学館のダッシュ改造ミニ四駆BOOKの漫画でもネタにされていた)
ワイド設計になったため通常のローラーでは対応できなかったのか、全て専用のワイドバンパーがセットされている。これは後述するローハイトワンウェイにも付属する。
ちなみにどれもGUPである。

・ワイドタイヤタイプ
その名の通りワイドタイヤセットについていたタイプのホイール。
幅がローハイトワンウェイ並みに広く、その分重い。
色はブラック、ブルー、レッドでホイールにカラーとサイズを合わせたスポンジタイヤがセットされていた。

・ワイドワンウェイタイプ
ワイドタイヤセットのホイールをワンウェイ化したような感じ。
色はオレンジと、限定のブルーがある。

・ワイドエアロホイールセットタイプ
アバンテJr.系ホイールのGUPで大径エアロホイールというのがあるが、それのご先祖様といった感じ。
扇風機みたいなもので空力的な効果は疑問だが、冷却ファンとしての効果はあった。かもしれない。


&bold(){●アバンテJr.系}
ミニ四駆界で革命を起こしたアバンテJr.で初採用され、以降スタンダードなサイズになり、現在の大径ホイールの直径は大抵これと同じである。
また、オフセット位置が違ってもホイール幅も継承しているものが多く、いかにアバンテJr.が革新的な技術を詰め込んでいたのかが伺える。
(マイティ系など、細身のホイールもこの系統の前輪用ホイールと幅が同じ)
以降にいくつか直径・オフセット位置が同じでスポークパターンを変たものが出ている。

・アバンテJr.タイプ(6本スポーク)
アバンテJr.にて初採用されたタイプ。
レーサーミニ四駆のアバンテはRSを除いて全てこのホイールになっている。
他にもグラスホッパーIIjr.やイグレスJr.で採用されている。
6本スポークで強度が高い。
色はホワイト、オレンジ、蛍光グリーン、蛍光イエローなど。

・大径ライトウエイトホイールタイプ(3本スポーク)
もともとはGUP(恐らく前マシンなどでアバンテJr.タイプのホイールを肉抜きしてさらに3本スポーク化したものを商品化したと思われる)だったが、ブーメランガンマ以前のスーパーミニ四駆では標準装備されている。
以降もちょくちょく限定パーツとして再販され、現在もPROタグ(黄色タグ)のものが残っている。
非常に軽量ではあるが、強度が致命的に低いのですぐに真円が崩れてしまう上、シャフト穴も壊れやすい。
殆ど一発勝負要員か・・・
かつてカーボン入りが存在し、精度、強度などは現在よく使われているSX用カーボンホイールを上回る。
かなり希少な品だが、価値に見合った性能がある。オレンジのレストンスポンジタイヤやロングシャフト、専用のワイドスペーサーが同封されていた。
(ちなみに正式な商品名は「ワイドトレッドパーツセット(カーボン入り強化ホイール)」)

その他、色はホワイト、ブラック、イエロー、蛍光イエロー(限定GUPで青いスーパーハイトタイヤとセット)など。
ちなみに青のスーパーハイトタイヤとセットになった通常イエローのセットもある。

・FMタイプ(6本スポーク)
[[旧FMシャーシ>TYPE系]]のみに採用されていたもの。

・マンタレイJr.タイプ(6本スポーク)
マンタレイJr.にて初採用されたタイプ。
主にレーサーミニ四駆で採用され、一部の[[S1>SUPER 1]]と[[SFM>Super-FM]]のスーパーシリーズなどにも採用されているホイールである。
6本スポークとはいってもメインは3本で、他はダミー(若しくは補助)である。
強度は高いが、精度はあまり良くないらしい。
カラーは黄、白、赤などがある。

・大径メッキスポークホイールタイプ
よく一発で抜けたなぁ、というほど複雑なスポークパターンのホイール。
スーパーアスチュートJr.ADVANCEやレーサーミニ四駆のRSシリーズなどに採用されている。
色は銀メッキのみ。

・大径エアロホイールタイプ
GUP。
扇風機みたいなもので空力的な効果は疑問だが、冷却ファンとしての効果はあった。かもしれない。

・ムーンフェイスホイールタイプ
[[VS]]マイティ・[[TZ-X]]レーサーシリーズに採用されているタイプ。
3本スポークだが、前面部が非常にシンプルな・・・というよりつるんてんの殆ど何もないような形状をしていて、エアロ効果(疑問符)と強度が高い。

・大径ワンウェイホイールタイプ
アバンテJr.系ホイールと同じ直径のワンウェイとしては初の商品。
紫色で、限定パーツだったスーパーハイトタイヤがセット(ただし色は黒に変更)

・ナット止め大径ホイール・ショートシャフトセットタイプ
ナット止め大径ホイールはこれ以前に[[SX>Super-X]]シャーシ用のものがあったが、VSシャーシの商品展開にあわせてSX以外でも使えるものを発売した形。
オフセット位置はアバンテJr.系ノーマルホイールとほぼ同じ。
しかしシャフトに問題があり、[[夢パーツ]]扱いされている。


&bold(){●TZスーパー系}
・TZスーパータイプ
ブラックストーカー、レイホークガンマなど、[[TZシャーシ>Super-TZ]]のスーパーシリーズに採用されているホイールである。
エアロホイールに似たような形をしているが、特にそういう効果はない。
アバンテJr.系ホイールよりもオフセット位置が広く、ワイドトレッドになる。
カラーはイエロー、レッド、ガンメタ、金メッキ(限定GUP)など。

・大径ワンウェイホイールセット(ワイドトレッド)タイプ
直径・オフセット位置はTZスーパータイプとほぼ同じ。
最初に発売されたものは色がブルーで、スーパーハイトスポンジタイヤとセットだった。
最近発売されたものは色がシルバーで、オフセットトレッドタイヤがセット。


&bold(){●フルカウルTZ大径タイプ}
ビートマグナム、同TRF、バスターソニック、レーサーミニ四駆のRSシリーズなどで採用。
フルカウル末期になって登場した5本スポークの大径ホイール。
アバンテJr.系よりややワイドトレッド。
5本スポークのため大径ライトウェイトホイールよりも強度が高い。
カラーは蛍光緑、蛍光黄、白、銀メッキなどがある。銀メッキは限定パーツとして単品でも販売されていた。


&bold(){●Xマイティ系}
・Xマイティタイプ
(ダイナホーク、レイザーギルなど)
Xシャーシのマイティミニ四駆に採用されている大径ホイールである。
前後とも前輪用の細いタイヤを使う幅で、そのため販売されているものはキット、GUP共に大抵バレルタイプのタイヤとセットになっている。
オフセットはほぼゼロ(X以外にも使える)
また、3本スポークで非常に軽量なため最高速は伸びるが、強度がかなり低い。
TTでこれを走らせると簡単にスポークが折れてしまうことも。
このホイールが採用されているキットは生産停止になっているが、ミニ四駆ステーションなどでこのホイールが単独で売られている場合がある。
また、いくつかのGUPでカーボン入りがセットされている。
こちらはかなり強度が高く、愛用者も多いが現在は入手困難。
X大径を組む上では必要になってくるホイールなので、いくつか持っておきたいパーツのひとつではある。
カラーは黄色、白、赤、黒(カーボン入り)がある。

・スーパーX・ナット止め大径ナロウホイール・シャフトセットタイプ
GUP。
サイズ・オフセット位置はマイティ系ノーマルホイールとほぼ同じ。
しかしシャフトに問題があり、[[夢パーツ]]扱いされている。


&bold(){●マックスブレイカーTRFタイプ}
マックスブレイカーTRFのみ採用。
スポークの構造はフルカウルTZ大径タイプと似ているが、オフセットがマイナスになっている
(特に後輪用。そのため後輪用はSX以外に使うには工夫が必要)
フルカウルTZ大径タイプに良く似た5本スポークのため強度が高く、精度もかなり良い。
入手しやすいので、マイティタイプのホイールの代用にもなる。
強度、精度、オフセット位置、重量などの性能、さらに入手しやすさなど、総合的に現在のホイールの中ではマイティ型カーボンホイールと並んで最強ではないだろうか。
また、井桁ユーザーにも好まれるホイールである。
マックスブレイカーCX09に同梱のものは同形状でカーボン入り。まさに最強。


&bold(){●スーパーXシャーシ・大径ワンウェイホイール}
サイズ・オフセット位置がマックスブレイカーTRFタイプに近い(やや広め)
2次ブーム末期に発売されたパーツのため、ワンウェイとしては精度が高いほう(それでもまだ不足気味)で、オフセット位置が狭いため、ワンウェイとしてはよく使われる方・・・
ノーマルのからし色のほかにお楽しみ抽選会で無料配布されたり2009年ニューイヤーミーティングで販売された福袋に同梱されていたホワイトがある。


&bold(){●PRO標準系}
・PRO標準タイプ(初期型)
[[ミニ四駆PRO>MS]]の初期の大径車種に採用されたもの。
幅の広いMSシャーシ(のセンターユニット)にあわせるため、大径ホイールの中ではオフセット位置が最も広い。
3本スポークだが比較的強度は高く、三本スポークの欠点であった精度の問題もかなり解消されていて、さらにシャフト穴もかなり頑丈になっている。
GUPでカーボン入りがある。

・PRO標準タイプ(後期型)
ミニ四駆PROの後期(「ITEM.18619 ナイトレージJr.」から現在)の大径車種に採用されたもの
サイズ・オフセット位置は初期型と変わらないが、スポークパターンが変更になっていて、こちらは4本スポークになっている。


&bold(){●大径ナローライトウェイトホイールタイプ}
もともとはGUPだがスペシャル系限定キットには標準で装備されているものがある。
マイティ系ホイールと同じく、前後ともホイール幅が細身のため、販売されているものはキット、GUP共にバレルタイプのタイヤとセットになっている。
直径やオフセット位置はPRO標準系ホイールの前輪用とほぼ同じ。
限定GUPでカーボン入りがある。


&bold(){●大径アルミホイール系}
金属の中でも軽いアルミ製で、頑丈で精度が高いことが特徴。 

・軽量アルミホイールタイプ
昔(多分2次ブームが来る少し前くらい)に限定販売されたもの。
ブルー、レッド、ゴールドメッキの3種があったらしいが…詳細不明、ごめんなさい詳しい人誰か頼む
Vマグナム・Vソニック ミニ四駆BOOKの作例の一つに、これと思しきホイール(ゴールド)が使われている。
写真を見る限り、素でかなりワイドトレッド(下手したらPRO標準ホイールより広いんじゃぁ・・・?)

・HG 大径ナローアルミホイール
2009年9月に発売の最新型アルミホイール。
以前の小径アルミホイールに比べ、車軸取り付け用のプラスチックパーツが予備を含め8個(ホイールは4つ入っているので2セット分あることになる)入っていて、問題の一つはある程度解消されている。
HGシリーズだけあって1260円と、[[カーボンプレート>FRP&アルミプレート各種]]並みに高額だが、以前の小径タイプが2個1セットで500円や550円だったことを考えると、軸穴パーツがかなり大目についてくることなどからもそれほど見当ハズレな値段ではなさそう。


&bold(){&u(){小径ホイール}}
直径が小さいため低重心になり、安定性が高くなる。
また加速力にも優れ、パワーのある走りができる。
反面最高速は伸びづらく、径が小さいゆえに路面の段差の影響を受けやすい。


&bold(){●ローハイトスポンジタイヤセット系}
前述のワイドタイヤ系と同じくワイド設計になっている。

・ローハイトスポンジタイヤセット付属タイプ
GUP。その名の通りローハイトスポンジタイヤセットにくっついてきたもので、恐らく最初の小径タイヤ・ホイール。ホイールの色はホワイト。
直径は小径なものの、オフセット位置・タイヤ幅はワイドタイヤセットのホイールとほぼ同じだった。
要はワイドタイヤセットの小径版。
専用ワイドバンパーが付属していないことが問題視されたのか、後に青のセットアップローラー(16mm)を加え、スーパーローハイトスポンジタイヤホイールセットという名称で再発売している。
その際、色も変更になりこちらは蛍光オレンジ(?)になっている。
これらにセットされているスポンジタイヤのみ、単品で発売されていた。

・ローハイトワンウェイホイールセット
直径・オフセット位置・タイヤ幅はローハイトスポンジタイヤセットのホイールとほぼ同じ。
スポンジタイヤは若干分厚いものに変更されていたようだ。
ワイドタイヤ系と同じく、専用のワイドバンパーがセットされている。
色はグリーンと、販売されていたか不明だがトライダガーX ミニ四駆BOOKに青緑色のものが掲載されている。


&bold(){●S1・SFMフルカウル系}
・S1・SFMフルカウルタイプ
主に、S1・SFMシャーシのフルカウルに採用されているホイールである。
色は蛍光緑、蛍光黄、赤、黄と豊富なカラーリング。
小径タイヤにおける最もスタンダードなホイールである。
柔らかい材質なのか、精度が低くホイール軸が非常に緩みやすい。

・小径メッキスポークホイルタイプ
GUP。その名の通り大径メッキスポークホイールの小径版。
サイズ・オフセット位置はS1・SFMフルカウルのノーマルホイールとほぼ同じ。
最初に発売されたものは付属のレストンスポンジタイヤがブルーだったが、最近発売されたものはブラックに変更されている。

・ナローワンウェイタイプ
サイズ・オフセット位置はS1・SFMフルカウルのノーマルホイールとほぼ同じ。
デザインはローハイトワンウェイホイールセットに似せてある。
黒のレストンスポンジタイヤとセット。
色はスカイブルーと限定のホワイト(ブルーのレストンスポンジタイヤとセット)

・ナット止め小径ホイール・ショートシャフトセットタイプ
ナット止め小径ホイールはこれ以前にSXシャーシ用のものがあったが、VSシャーシの商品展開にあわせてSX以外でも使えるものを発売した形。
オフセット位置はS1・SFMフルカウルタイプとほぼ同じ。
しかしシャフトに問題があり、[[夢パーツ]]扱いされている。


&bold(){●中空系}
特殊な形状のホイールで、中が空洞の専用のタイヤを使う。

・中空ゴムタイヤセット(ホイール付き)
最初に発売された中空タイプで、ホイールの色が蛍光イエロー。
付属するタイヤの中央にはパーティングラインが入っている。

・中空ゴム小径タイヤ(ホイール付)
上記のものの後継品。
ホイールは色が蛍光グリーンに変わった以外ほぼ同じもの(側面に文字が刻印されている)だが、タイヤの直径が若干小さくなり、タイヤ中央のパーティングラインがなくなっている。


&bold(){●小径アルミホイール系}
金属の中でも軽いアルミ製で、頑丈で精度が高いことが特徴。 

・アルミナローホイールタイプ
オフセット位置とホイール幅はローハイトスポンジタイヤセット系の前輪用ホイールとほぼ同じだが、直径が妙に小さい。
そのため使えるタイヤが限られていて、実質付属の専用スポンジタイヤしか使えない状況であった(一応、未使用のローハイトスポンジタイヤセット系のスポンジタイヤなら使えたが、厚みが足りずさらに最高速度が下がる)
頑丈なのが最大の取り柄だが、その代わり極端に重い。
アルミと言ってもやはり金属、小学館の「ミニ四駆G.U.P.完全カタログ」によると1個3.4g。
となると4個で14.6gで、これはあの重い重いといわれる(同クラスの小径)ワンウェイより重いのである(ナローワンウェイ→10.0g、ローハイトワンウェイ→10.2g)
つまり個々の重さでも上を行っているのは確実・・・
さらに頑丈と言ってもそれはホイール本体の話。
ホイールの中心に使うパーツはプラ製なので寿命があり、当然ながら時期が来ると交換する必要が出てくる。
しかし予備はセットされておらず、そうなると丸々買いなおす必要が出てくるのだが、このホイール、なんと2個1セットでワンウェイ一歩手前の500円もするのである。
消耗品のホイールにあって、とてもじゃないがおいそれと使える代物ではない。
正直、ドレスアップ目的以外ではお勧めできない品である。

・アルミワイドホイールタイプ
オフセット位置とホイール幅はローハイトスポンジタイヤセット系の後輪用ホイールとほぼ同じだが、直径が妙に小さい。
そのため使えるタイヤが限られていて、実質付属の専用スポンジタイヤしか使えない状況であった。
(一応、未使用のローハイトスポンジタイヤセット系のスポンジタイヤなら使えたが、厚みが足りず殆どルール違反)
頑丈なのが最大のとりえだが、上記アルミホイールよりワイドな所為でさらに重い。
何せ1個4.8g、四輪に使うと19.2gである。
恐ろしいことに、これはサイズがワンランク上の軽量ワンウェイはおろか、さらに直径の大きな大径ワンウェイさえ飛び越す重さである。
つまり個々の重さでも上を行っているのは確実。吃驚。
さらにワイドなことはグリップ力を増大させ、コーナーで大きく減速する要因となる。
ドレスアップ以外に何に使えと言うのか。
その他、大体上記のアルミナローホイールと同じような欠点あり。
しかも2個1セットでお値段550円と、ついにワンウェイホイール並みに!


&bold(){●TZ(TZ-X)小径系}
・TZ(TZ-X)小径タイプ
主にTZ、VSのフルカウルミニ四駆で採用され、バニシングゲイザーでも使われている。
ホイール・タイヤの径はフルカウルタイプと同じであるが、トレッドが少し広くなっている。
スポークが6本に増加しているため、強度はこちらのほうが上である。
マンタレイJr.タイプと同じく6本のスポークのうち3本は補助である。
カラーは、蛍光緑、蛍光黄、白がある。

・ナローワンウェイホイール(ワイドトレッド)タイプ
サイズ・オフセット位置はTZ(TZ-X)小径タイプとほぼ同じ。
ワンウェイとしては珍しく、元となった上記ホイールにデザインを似せている。


&bold(){●X小径ワイド系}
・X小径ワイドタイプ
ナックルブレイカー(ノーマル)以外のSX小径車種に採用されている。
オフセットがマイナスになった最初のホイールである。
このホイールが採用されているマシンは前後共にこのワイドホイールで統一されている。
安定性は最高クラスだが、足回りが重い上に、コーナリングの際に抵抗となり、3レーンコースで使うことは少ないだろう。
使っているユーザーも幅詰めして細くしている場合が多い。
よく一緒にセットされているタイヤは以前のフルカウル用小径タイヤ(後輪用)より直径が小さい。
全くといっていいほど知られていないが、限定GUPでカーボン入りがあり、強度・精度の面で小径中最良のホイールといわれている。
その他カラーは赤、黄、蛍光緑がある。

・スーパーX・ナット止め小径ワイドホイール・シャフトセットタイプ
SX用のナット止めホイール。
SXの小径で主に採用されている上記のものに合わせたためか、前後共に後輪用ワイドタイヤである。
オフセット位置もほぼ同じ。
しかしシャフトに問題があり、[[夢パーツ]]扱いされている。


&bold(){●スーパーXナローワンウェイホイール}
前輪はホイール幅が標準的な小径前輪用ホイールと同じで、オフセットはほぼゼロ。
後輪のサイズはX小径ワイド系と同じである。


&bold(){●小径マイナスオフセットナロー系}
ワイド設計のX、[[TR-1]]で採用されているタイプ。
オフセットがマイナスになっていて、前後共に前輪用の細身のホイールになっている。

・X小径ナロータイプ(ナックルブレイカータイプ)
ナックルブレイカー(ノーマル)のみ採用。
Xシャーシにあわせるのため、オフセットがマイナスになっている。
ホイールとしての精度がかなり高いらしい。
一緒にセットされているタイヤはフルカウル用小径タイヤ(前輪用)より直径が小さい。
レギュギリギリの小ささなので、低重心化、安定化が図れる。
しかし最高速は伸びない。
カラーは蛍光緑のみ。

・ラジ四駆(TR-1シャーシ)標準タイプ
サイズ・オフセット位置はX小径ナロータイプホイールとほぼ同じ。
しかしスポーク数が増えており、強度はこちらのほうが高い。
一緒にセットされているタイヤはフルカウル用小径タイヤ(前輪用)とほぼ同じもの。


&bold(){●ブレイジングマックスタイプ}
ブレイジングマックスで初採用されたタイプ。
VS小径やPRO小径に多く採用されているホイールである。
サイズ・オフセット位置はS1・SFMフルカウル系の前輪用とほぼ同じ。
しかし後発品だけあって強度・度精ではこちらのほうが上。
一緒にセットされているタイヤはナックルブレイカータイプと同じもので、フルカウル用小径タイヤ(前輪用)より直径が小さい。
カラーは黄、赤、白、蛍光グリーン、蛍光イエローがある。


&bold(){●ロープロ系ホイール}
ゴムタイヤ部分が薄いため、従来の小径タイヤ・ホイールより軽いことが特徴。
直径も小径タイヤの定義ぎりぎりのサイズのため、(小径としては)最高速が伸びやすい。
また、副次的効果として、タイヤを薄くしたことで変形抵抗(転がり抵抗)も減少していると思われる。
大抵はGUPだが、スペシャル系限定キットには標準で付属しているものがある。

・ラジ四駆 ロープロファイルタイヤ&ホイールセット(フィンタイプ)
オフセット位置がマイナスでワイド設計のSX、TR-1には最適なのだが、どこぞの自動車会社の欠陥ハブのごとく致命的に強度が低いため、同じくシャフト取り付け穴周辺だけを残してホイールが脱落するという情けない事態もしばしば。
これも一発要員か・・・・
非常に硬い公式コースでは完走前に破損する恐れもあるので、注意が必要。

・ラジ四駆 ロープロファイルタイヤ&ホイールセット(ディッシュタイプ)
上記のモノの姉妹品で、ほぼ同じもの。
違うのは色とスポ-クパターンのみ。
上記の姉妹品もそうだが、このホイールは逆向きに穴を貫通させて装着すると強度はある程度改善される。
ローハイトホイールよりも軽くできるが、見た目が悪化するうえにオフセットもほぼ0で後述の後継品と大して変わらない。
おまけに入手困難になりつつある。
後継品を使ったほうが早いんじゃ・・・

・ラジ四駆 ナット止めスポークホイールセット(ロープロファイルタイヤ付) 
サイズ・オフセット位置は上記2種とほぼ同じ。
オフセットがマイナスで強度も問題ないため、SX、TR-1には最適なパーツだろう。
以前のナット止めホイールはシャフトに問題があったが、ラジ四駆用のものはシャフトが改良され、問題が解決している。
そのためナット止めホイールとしては珍しく(?)何の気兼ねもなく使えるパーツ。
このシャフトは他のナット止めホイールにも流用が可能なので、このGUPさえあれば問題を解決できる。
しかし現在入手困難。

・ラジ四駆 ナット止めメッシュホイールセット(ロープロファイルタイヤ付)
上記のモノの姉妹品で、ほぼ同じもの。
違うのはスポークパターンのみ。
こちらのほうが生産時期が長いため、ごく稀に残っているところがある。

・ローハイトタイヤ&ホイールセット(フィン)
上記のラジ四駆 ロープロファイルタイヤ&ホイールセット(フィンタイプ)の後継品。
ラジ四駆用のものとよく似た外見をしているが、オフセット位置が僅かに+に変更され、内側のスポーク数が3本から6本に増えたため強度も向上し、かなり使えるパーツになった。
色はゴールドと、一部レース会場で実施されたアンケートに答えた場合や大阪の某工大の文化祭レース参加賞でもらえた蛍光オレンジがある。
限定GUPでカーボン入りもある。
なんかロープロ系ホイールの中で優遇されてるような・・・

・ローハイトタイヤ&ホイールセット(ディッシュ)
上記のラジ四駆 ロープロファイルタイヤ&ホイールセット(ディッシュ)の後継品であると同時に、ローハイトタイヤ&ホイールセット(フィン)の姉妹品で、ほぼ同じもの。
ラジ四駆用のものとよく似た外見をしているが、オフセット位置が僅かに+に変更され、内側のスポーク数が3本から6本に増えたため強度も向上し、かなり使えるパーツになった。
TRFワークスJr.リミテッドに付属のものはグラスファイバー入り。
グラスファイバー入り素材は割れやすいといわれているが、このホイールに関してはマトリクス(母材)の関係なのかカーボン入りホイール並みかそれ以上の性能らしい。


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