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ミニ四駆の組み立てに必要な工具、及びセッティングの際にあると便利な工具を紹介する。 マシンの購入時や、簡単な改造の前に揃えておくと良いだろう。 *組み立てに必須 以下の工具は、キットの説明書でも「必要なもの」として明記されている。 **&bold(){ニッパー} #amazon(B000J47Z4G) ミニ四駆はもとより、プラモデルを組み立てる上で基本中の基本である工具その1。 ゲートから部品を切り離すために用いる。 部品をランナーから切り取るときは手でもぎ取らず、ちゃんとニッパーで切り取るようにしよう。 手でもぎ取るとゲート周辺がグチャッとしたり、最悪部品の変形を招いてしまう。 そうなると性能の低下を招くのはもちろん、ちゃんと走らなかったりすることも。 ミニ四駆の場合は「プラモデル用」と記載があるものが扱いやすい。 刃の種類も何種類かあり、お値段もさまざま。100均でも購入はできるが、切れ味等は値段相応なので、あまりケチらない方が良い。 製品によってグリップの形状が異なるため、自分の手に合ったものを選びたい。 切り離す際、力を入れすぎると刃先を鈍らせることにもつながるため、そういった面でも自分の手に合ったニッパーを選ぶことは大事。 くれぐれもプラモデル用のニッパーで金属を切らないこと。 電子工作用のリード線程度ならまだいいが、シャフトなぞ切ろうものなら一発でお釈迦になる。 真鍮ピニオンなど、金属類を切るのであれば、別途「金属用」と記載があるものを購入すること。 **&bold(){ドライバー} #amazon(B003GALRU8) ミニ四駆を組み立てる上で基本中の基本である工具その2。 ローラーや各種ステー等の取り付けに使用する。 ミニ四駆では2mmビスを使用するため、2mmビスに対応したプラスドライバーが必要。 (+1、1番、No.1と表記されているものが該当) こちらも100均で入手できるが、やはり性能が値段相応であるため、あまりケチらない方が良い。 シャフトがビス頭より少し大きいものだと、ネジ頭が舐めにくいためオススメ。 また、グリップの太いものが持ちやすく、力も大きくなるのでしっかり締め付けられる。 ニッパーと同様、こちらも自分の手に合ったものを選びたい。 ネジを付ける際のコツとしては、「直角に回す」「回す力よりも押す力を強めにすることを意識する」の2点。 こうすることで、ネジ頭が舐めることを防ぐことができる。 また、グリップも余計な力が入らないため、余剰に締め付けてプラを破損させる心配が少なくなる。 余談だが、ミニ四駆では緊急時にマイナスドライバーが使えるビスも多い(25mm以上のビスや、ステンレス強化ビスなど一部を除く)。 基本的にプラスドライバーがあれば大体事足りるが、余裕があればマイナスドライバーも持っておいて良いだろう。 **&bold(){カッターナイフ / デザインナイフ} #amazon(B003XDT3MM) ランナーから部品を切り落とすとバリが残るため、バリを取り除く(ゲート処理)ために用いる。 パーツを切り取った後に残るバリは、そのまま放っておくとケガの元にもなるし、かっこ悪いのでキレイに取り除きたい。 慣れればナイフだけで殆ど目立たなくできるようになる。 ゲート処理のコツとしては、「パーツに刃を立てない」「同じ方向ばかり切らず、左右交互に切り取る」こと。 特に前者はケガの元にもつながるため気を付けたいところ。 ゲート処理以外にも、肉抜きやちょっとした部品の加工にも使われる。 単純なゲート処理であればカッターナイフでも事足りるが、より細かい作業を行いたいのであれば、デザインナイフもオススメ。 いずれにしても替え刃の種類が豊富であるため、好みと用途に応じて選ぼう。 カッターナイフ・デザインナイフ共に、刃には角度が30度と45度のものがある。 30度刃はより細かい作業に適している。 45度刃はパーティングラインを消す用途に最適。 他、通常の工具鋼以外にも、黒刃・ステンレスカーボン刃と呼ばれる材質の刃も存在している。 *あると便利 GUPを取り付けたり、ちょっとした改造を行う際に持っておくと便利な工具。 **&bold(){ボックスドライバー} #amazon(B01LXPHI7G) ナットの締め付けに用いる工具。 ナットが含まれる各種GUPにはスパナが付属しているため、ナットの締め付けはそちらでも事足りるが、 ローラーや各種ステーの取り付けにナットを多用するため、持っておく価値は非常に高い。 ミニ四駆では2mmの六角ナット及びロックナットを使用するため、4mm/4.5mmの各サイズに対応したものが必要。 タミヤからはボックスドライバー(4ミリ/4.5ミリ)(ITEM 74088)とミニ四駆ドライバーセットPRO(ITEM 74131)の2製品が販売されている。 前者はグリップと合わせても非常にコンパクトなサイズ、かつビットとグリップを取り外して扱えるため、取り回しが良い。 後者はプラスドライバーとのセット。前者のボックスドライバーとほぼ同じ価格で2種類の工具が揃うため、コストパフォーマンスに優れる。 **&bold(){やすり} ゲート跡の処理や、肉抜きの仕上げなど、部品の整形に使用。 大きく分けて金やすりと研磨剤系がある。 ・金やすり 主に大雑把な研削作業に使用。 加工する向きが決まっており、押すときに削るように山が形成されている。そのため、力を入れるのは押すときだけ。 引くときも削れることは削れるが、目詰まりがおきやすくなったり、やすりの消耗を早めるので注意。引くときは余計な力を抜くこと。 タミヤ製品含め、プラモデル用のやすりは非常に種類が豊富。三本セットで売っていることも多く、基本的にはセット品を買えば事足りることが多い。 プラモデル用と銘打たれてなくても、似たようなものであればホームセンターや100均でも購入可能。 この工具だけだと跡が残りやすいので、後述の(目の細かい)紙やすりで仕上げると良い。 そこそこ頑丈な見た目とは裏腹に、実は消耗品だったりする。 何年も使ったものと新品を比べると、こんなにも削れかたが違うのか、と驚くことも。 ・ダイヤモンドやすり、サファイヤやすり(研磨剤系) 硬度の高い人工ダイヤやサファイヤの細かい粒を表面に電着したり、メッキ封入したもの。 金やすりと同じで大雑把な研削に用いる。ただし、研磨剤系なので削る方向を選ばないのが特徴。 紙やすりと違って当て木をする必要がなく、手軽に扱える。その代わり、細かい研削にはあまり適していない。 そういう意味では、金やすりと紙やすりの中間的な存在と言える。 また、ガラスより硬い鉱石を使っているので、ステンレスやガラス繊維を使った[[FRP板>FRPプレート類]]を加工するのに最適。切断面の整形などにどうぞ。 こちらもホームセンターや100均での取り扱いがある。100均のダイヤモンドやすり3本セットは、値段の割に侮れない性能となっているとか。 ・紙やすり(研磨剤系) 紙の表面に研磨剤を接着したもの。薄くて柔らかいので汎用性が高く、あて木(※)と併用して使用する。 種類も豊富で、荒削り~仕上げまで幅広く使える。値段も1枚100円程度とリーズナブル。 研磨剤が一様に敷き詰められているため、削る方向を選ばないのも特徴。 番目によって荒さが違い、数字が大きくなるほど目が細かくなっていく。 ゲート跡やパーティングラインの処理を例にすると、 金やすりなどで粗仕上げ→400番くらいで金やすりの傷を消す→600番くらいで400番の傷を(ry→800番で600番の(ry→1000~1500で仕上げ という流れで仕上げていく。 また、色によっても特性が違う。 赤茶色→空研ぎ専用。主に木工用に売られていて、大体400番くらいまでしかない。 プラモデルに使う場合は粗仕上げ用。水につけると溶けちゃうので注意。 黒→空研ぎ、水研ぎ両方可。通称耐水ペーパー。 番目の幅が非常に広く、80番くらいから2000番まである。 耐水性なので、水をつけながらの「水研ぎ」が可能。目が詰まりにくいので、目の細かい800番以上ではかなり有効。 水に若干台所用中性洗剤を混ぜるとさらに目詰まりしにくくなる。 ライトグレー→空研ぎ、水研ぎ両方可。 耐水ペーパーに目詰まり防止加工を施したもの(ただし使ってるうちにコーティングがはがれてくる) 使い方は耐水ペーパーとほぼ同じ。耐水ペーパーよりちょっとお値段高め。また、種類もちょっと少ない。 他にも、紙やすり(耐水ペーパー)の研磨剤成分を砥石状に固めた「磨いて万年」なんてのも。 こちらはあて木が不要。 ※あて木 紙やすりの裏に当てる、板や棒切れなど。 紙やすりはそのままでは軟らかく、平面などを正確に出したいときはそれが仇となる。 そのため、硬さを補うためにあて木が用いられる。板以外にも、丸棒にまきつけて穴の内側を削ったりもする。 ちなみに、「あて木」といっても木製である必要はなく、現在はプラ板や金属板など、より硬くて手に入りやすいものを使うのが主流。 **&bold(){ペンチ(ラジオペンチ)} 部品を曲げたり、がっちりホールドするのに使用。金属の切断も可能。 はさむ時は、部品を紙やビニールやテープ類で保護してやると傷がつきにくくなる。 ホイールからシャフトを抜く時は、ペンチでホイール付け根のシャフトをはさみつつ、ホイールを真下に引き抜くようにすると簡単に外れる。 舐めてしまってドライバーではどうしようもなくなったビスを無理やり回し、ビスを外すという芸当もできなくはない。 これでビスやナットを日常的に回すとボロボロになるので、あくまでも最終手段と捉えておこう。 たまに口の合いが悪いものがあるため、店頭で確認できるようなら、口を閉じてみて隙間が出来ないか、正面から見て変に互い違いになってないか確認することをおススメする。 ぴったり合っていて隙間がないものがベスト。 **&bold(){ハサミ} ステッカー・デカール類、マルチテープ、ブレーキスポンジ、ポリカボディのカットに使用する。 ごく普通のハサミでも問題は無いが、余裕があれば用途に応じた専用のハサミをそろえても良いだろう。 ノリが付いているステッカーやテープ、スポンジであれば、刃にノリが付きにくい「デカールバサミ」がおススメ。 ポリカボディの場合は、「曲線バサミ」と呼ばれる、文字通り曲線のカットに適したハサミを用いると良いだろう。 **&bold(){ピンセット} ステッカー貼り、ギヤやビス等の細かいパーツをセットする際に便利な道具。 短めのビスやナットといった細かいパーツをを取り出すときにも役立つ。 いくつか種類が存在するが、先端が「への字」になっている細身のピンセット(鶴口ピンセット)が使いやすい。 こちらも100均で購入可能。 **&bold(){ピニオンプーラー} #amazon(B004DZP4YA) 文字通り、ピニオンギヤを取り外すために使用する工具。 ネジを回すことでピニオンギヤからモーターピンを押し出す仕組みになっており、非常に硬い金属性ピニオンギヤも無理なく取り外せる。 他社からも各種ピニオンプーラーが発売されているが、2011年2月26日にタミヤからも金属製ピニオンプーラーが発売されている(ITEM 15422)。 ミニ四パーツケースやマルチケースにも収まるコンパクトサイズなのが特徴。 130モーター全般に対応しているため、片軸・両軸問わず使用可能。 因みに、8T以外のピニオンも外すことが可能(タミヤ製電動ハンディリューター付属の10Tピニオン等)。 ----
ミニ四駆の組み立てに必要な工具、及びセッティングの際にあると便利な工具を紹介する。 マシンの購入時や、簡単な改造の前に揃えておくと良いだろう。 *組み立てに必須 以下の工具は、キットの説明書でも「必要なもの」として明記されている。 **&bold(){ニッパー} #amazon(B000J47Z4G) ミニ四駆はもとより、プラモデルを組み立てる上で基本中の基本である工具その1。 ゲートから部品を切り離すために用いる。 部品をランナーから切り取るときは手でもぎ取らず、ちゃんとニッパーで切り取るようにしよう。 手でもぎ取るとゲート周辺がグチャッとしたり、最悪部品の変形を招いてしまう。 そうなると性能の低下を招くのはもちろん、ちゃんと走らなかったりすることも。 ミニ四駆の場合は「プラモデル用」と記載があるものが扱いやすい。 刃の種類も何種類かあり、お値段もさまざま。100均でも購入はできるが、切れ味等は値段相応なので、あまりケチらない方が良い。 製品によってグリップの形状が異なるため、自分の手に合ったものを選びたい。 切り離す際、力を入れすぎると刃先を鈍らせることにもつながるため、そういった面でも自分の手に合ったニッパーを選ぶことは大事。 くれぐれもプラモデル用のニッパーで金属を切らないこと。 電子工作用のリード線程度ならまだいいが、シャフトなぞ切ろうものなら一発でお釈迦になる。 真鍮ピニオンなど、金属類を切るのであれば、別途「金属用」と記載があるものを購入すること。 **&bold(){ドライバー} #amazon(B003GALRU8) ミニ四駆を組み立てる上で基本中の基本である工具その2。 ローラーや各種ステー等の取り付けに使用する。 ミニ四駆では2mmビスを使用するため、2mmビスに対応したプラスドライバーが必要。 (+1、1番、No.1と表記されているものが該当) こちらも100均で入手できるが、やはり性能が値段相応であるため、あまりケチらない方が良い。 シャフトがビス頭より少し大きいものだと、ネジ頭が舐めにくいためオススメ。 また、グリップの太いものが持ちやすく、力も大きくなるのでしっかり締め付けられる。 ニッパーと同様、こちらも自分の手に合ったものを選びたい。 ネジを付ける際のコツとしては、「直角に回す」「回す力よりも押す力を強めにすることを意識する」の2点。 こうすることで、ネジ頭が舐めることを防ぐことができる。 また、グリップも余計な力が入らないため、余剰に締め付けてプラを破損させる心配が少なくなる。 余談だが、ミニ四駆では緊急時にマイナスドライバーが使えるビスも多い(25mm以上のビスや、ステンレス強化ビスなど一部を除く)。 基本的にプラスドライバーがあれば大体事足りるが、余裕があればマイナスドライバーも持っておいて良いだろう。 **&bold(){カッターナイフ / デザインナイフ} #amazon(B003XDT3MM) ランナーから部品を切り落とすとバリが残るため、バリを取り除く(ゲート処理)ために用いる。 パーツを切り取った後に残るバリは、そのまま放っておくとケガの元にもなるし、かっこ悪いのでキレイに取り除きたい。 慣れればナイフだけで殆ど目立たなくできるようになる。 ゲート処理のコツとしては、「パーツに刃を立てない」「同じ方向ばかり切らず、左右交互に切り取る」こと。 特に前者はケガの元にもつながるため気を付けたいところ。 ゲート処理以外にも、肉抜きやちょっとした部品の加工にも使われる。 単純なゲート処理であればカッターナイフでも事足りるが、より細かい作業を行いたいのであれば、デザインナイフもオススメ。 いずれにしても替え刃の種類が豊富であるため、好みと用途に応じて選ぼう。 カッターナイフ・デザインナイフ共に、刃には角度が30度と45度のものがある。 30度刃はより細かい作業に適している。 45度刃はパーティングラインを消す用途に最適。 他、通常の工具鋼以外にも、黒刃・ステンレスカーボン刃と呼ばれる材質の刃も存在している。 *あると便利 GUPを取り付けたり、ちょっとした改造を行う際に持っておくと便利な工具。 **&bold(){ボックスドライバー} #amazon(B01LXPHI7G) ナットの締め付けに用いる工具。 ナットが含まれる各種GUPにはスパナが付属しているため、ナットの締め付けはそちらでも事足りるが、 ローラーや各種ステーの取り付けにナットを多用するため、持っておく価値は非常に高い。 ミニ四駆では2mmの六角ナット及びロックナットを使用するため、4mm/4.5mmの各サイズに対応したものが必要。 タミヤからはボックスドライバー(4ミリ/4.5ミリ)(ITEM 74088)とミニ四駆ドライバーセットPRO(ITEM 74131)の2製品が販売されている。 前者はグリップと合わせても非常にコンパクトなサイズ、かつビットとグリップを取り外して扱えるため、取り回しが良い。 後者はプラスドライバーとのセット。前者のボックスドライバーとほぼ同じ価格で2種類の工具が揃うため、コストパフォーマンスに優れる。 全長5cmのビットだがビット部分が貫通しているので長めのネジでも根元にナットを止めることが可能な優れもの。 **&bold(){やすり} ゲート跡の処理や、肉抜きの仕上げなど、部品の整形に使用。 大きく分けて金やすりと研磨剤系がある。 ・金やすり 主に大雑把な研削作業に使用。 加工する向きが決まっており、押すときに削るように山が形成されている。そのため、力を入れるのは押すときだけ。 引くときも削れることは削れるが、目詰まりがおきやすくなったり、やすりの消耗を早めるので注意。引くときは余計な力を抜くこと。 タミヤ製品含め、プラモデル用のやすりは非常に種類が豊富。三本セットで売っていることも多く、基本的にはセット品を買えば事足りることが多い。 プラモデル用と銘打たれてなくても、似たようなものであればホームセンターや100均でも購入可能。 この工具だけだと跡が残りやすいので、後述の(目の細かい)紙やすりで仕上げると良い。 そこそこ頑丈な見た目とは裏腹に、実は消耗品だったりする。 何年も使ったものと新品を比べると、こんなにも削れかたが違うのか、と驚くことも。 ・ダイヤモンドやすり、サファイヤやすり(研磨剤系) 硬度の高い人工ダイヤやサファイヤの細かい粒を表面に電着したり、メッキ封入したもの。 金やすりと同じで大雑把な研削に用いる。ただし、研磨剤系なので削る方向を選ばないのが特徴。 紙やすりと違って当て木をする必要がなく、手軽に扱える。その代わり、細かい研削にはあまり適していない。 そういう意味では、金やすりと紙やすりの中間的な存在と言える。 また、ガラスより硬い鉱石を使っているので、ステンレスやガラス繊維を使った[[FRP板>FRPプレート類]]を加工するのに最適。切断面の整形などにどうぞ。 こちらもホームセンターや100均での取り扱いがある。100均のダイヤモンドやすり3本セットは、値段の割に侮れない性能となっているとか。 ・紙やすり(研磨剤系) 紙の表面に研磨剤を接着したもの。薄くて柔らかいので汎用性が高く、あて木(※)と併用して使用する。 種類も豊富で、荒削り~仕上げまで幅広く使える。値段も1枚100円程度とリーズナブル。 研磨剤が一様に敷き詰められているため、削る方向を選ばないのも特徴。 番目によって荒さが違い、数字が大きくなるほど目が細かくなっていく。 ゲート跡やパーティングラインの処理を例にすると、 金やすりなどで粗仕上げ→400番くらいで金やすりの傷を消す→600番くらいで400番の傷を(ry→800番で600番の(ry→1000~1500で仕上げ という流れで仕上げていく。 また、色によっても特性が違う。 赤茶色→空研ぎ専用。主に木工用に売られていて、大体400番くらいまでしかない。 プラモデルに使う場合は粗仕上げ用。水につけると溶けちゃうので注意。 黒→空研ぎ、水研ぎ両方可。通称耐水ペーパー。 番目の幅が非常に広く、80番くらいから2000番まである。 耐水性なので、水をつけながらの「水研ぎ」が可能。目が詰まりにくいので、目の細かい800番以上ではかなり有効。 水に若干台所用中性洗剤を混ぜるとさらに目詰まりしにくくなる。 ライトグレー→空研ぎ、水研ぎ両方可。 耐水ペーパーに目詰まり防止加工を施したもの(ただし使ってるうちにコーティングがはがれてくる) 使い方は耐水ペーパーとほぼ同じ。耐水ペーパーよりちょっとお値段高め。また、種類もちょっと少ない。 他にも、紙やすり(耐水ペーパー)の研磨剤成分を砥石状に固めた「磨いて万年」なんてのも。 こちらはあて木が不要。 ※あて木 紙やすりの裏に当てる、板や棒切れなど。 紙やすりはそのままでは軟らかく、平面などを正確に出したいときはそれが仇となる。 そのため、硬さを補うためにあて木が用いられる。板以外にも、丸棒にまきつけて穴の内側を削ったりもする。 ちなみに、「あて木」といっても木製である必要はなく、現在はプラ板や金属板など、より硬くて手に入りやすいものを使うのが主流。 **&bold(){ペンチ(ラジオペンチ)} 部品を曲げたり、がっちりホールドするのに使用。金属の切断も可能。 はさむ時は、部品を紙やビニールやテープ類で保護してやると傷がつきにくくなる。 ホイールからシャフトを抜く時は、ペンチでホイール付け根のシャフトをはさみつつ、ホイールを真下に引き抜くようにすると簡単に外れる。 舐めてしまってドライバーではどうしようもなくなったビスを無理やり回し、ビスを外すという芸当もできなくはない。 これでビスやナットを日常的に回すとボロボロになるので、あくまでも最終手段と捉えておこう。 たまに口の合いが悪いものがあるため、店頭で確認できるようなら、口を閉じてみて隙間が出来ないか、正面から見て変に互い違いになってないか確認することをおススメする。 ぴったり合っていて隙間がないものがベスト。 **&bold(){ハサミ} ステッカー・デカール類、マルチテープ、ブレーキスポンジ、ポリカボディのカットに使用する。 ごく普通のハサミでも問題は無いが、余裕があれば用途に応じた専用のハサミをそろえても良いだろう。 ノリが付いているステッカーやテープ、スポンジであれば、刃にノリが付きにくい「デカールバサミ」がおススメ。 ポリカボディの場合は、「曲線バサミ」と呼ばれる、文字通り曲線のカットに適したハサミを用いると良いだろう。 **&bold(){ピンセット} ステッカー貼り、ギヤやビス等の細かいパーツをセットする際に便利な道具。 短めのビスやナットといった細かいパーツをを取り出すときにも役立つ。 いくつか種類が存在するが、先端が「への字」になっている細身のピンセット(鶴口ピンセット)が使いやすい。 こちらも100均で購入可能。 **&bold(){ピニオンプーラー} #amazon(B004DZP4YA) 文字通り、ピニオンギヤを取り外すために使用する工具。 ネジを回すことでピニオンギヤからモーターピンを押し出す仕組みになっており、非常に硬い金属性ピニオンギヤも無理なく取り外せる。 他社からも各種ピニオンプーラーが発売されているが、2011年2月26日にタミヤからも金属製ピニオンプーラーが発売されている(ITEM 15422)。 ミニ四パーツケースやマルチケースにも収まるコンパクトサイズなのが特徴。 130モーター全般に対応しているため、片軸・両軸問わず使用可能。 因みに、8T以外のピニオンも外すことが可能(タミヤ製電動ハンディリューター付属の10Tピニオン等)。 ----

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