「シアノアクリレート系」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

シアノアクリレート系」(2020/04/07 (火) 05:15:54) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

瞬間接着剤の正式名称。 基材や空気中の水分によって急速に硬い皮膜状に硬化・接着する。作業性に優れた一液・常温硬化型。 他の接着剤に比べ粘度が低いため塗布が容易であり、また多様な被着材(接着する対象物)に適応する応用性の高さから、ゴム・金属やプラスチック類、さらに樹木接木などにも用いられる。 さらにプラスチックと金属、プラスチックと樹木材などの異種接着も出来るのが大きな特徴であり、利点である。 一方、皮質に馴染み易く、一度皮膚に付くとべったりとくっついてなかなか剥がれないという困った特徴もある。 剥離強度には優れるが、耐衝撃性や耐熱性に劣り、オープンタイムは短い。近年これらを改良したタイプも開発されている。 上記の通り空気中の水分によって硬化するため、その日の湿度によって硬化時間や硬化状況が変わる。 また、水分が行き届かないときちんと硬化しないので、大量に塗布すると硬化に時間がかかったり、最悪ちゃんと硬化しない。 これに関しては硬化促進剤の使用である程度何とかなる。 また、溶剤系と違い化学反応で固まるので引けが少ない。 が、これらは種類によってはタイヤなどのゴムを溶かしてしまう物もあるので注意が必要である。(特に100円均一商品など) FRPプレートに断面からしみ込ませると強度がうpする。 また、車高短化したボディの継ぎ目(幅詰めしたところ)にプラスチックやFRPの粉、タバコの灰などを盛り付けて瞬着をたらし、硬化させてやると手軽に補強できる。 完全硬化後はかなり硬くなるので、「はみ出したから削ったら周りがボロボロになった」なんて話もよく聞くので、きれいに加工するには多少慣れが必要となる。 &bold(){●中粘度タイプ} 昔からあるモノで、その名の通りニュートラルな粘り気がある標準的なタイプ。 パッケージに特に記載(プロ用とかゼリー状とか)がなければたいていこれ。 ただその所為かちょっと中途半端かなー、という感じがある。 張り合わせ、流し込みどちらでも出来るがやはり後述のものには劣る。 プラスチックボトル入りとチューブ入りが有るが、それぞれ粘り気が違う(プラボトル入りのほうがさらさら) ・対衝撃タイプ その名の通り衝撃に強くなったタイプ。瞬間接着剤の大きな欠点の一つを解消したタイプとも言える。 粘り的には中粘度。 真っ黒なタイプと透明なタイプがある。黒いほうが軟らかく、衝撃にも強いが、開封後しばらく使わないと中身あっさり劣化していたりする。一度開封すると長期保存が利かない。 透明なほうは対衝撃性は黒に劣るが、こちらのほうが硬く、透明なので目立ちにくい。 また、こちらは開封状態でもある程度の長期保存が可能。 ちなみにプラボトル入りとチューブ入りがある。 ・高圧ガス工業 シアノン 瞬間強力接着剤(色つき) 瞬間接着剤としては珍しく色が付いている。 白が有名だが、黒もある。 特に表記されてはいないが、従来のものより粘り強く、強度が高いらしい。 やはり瞬間接着剤も透明は脆いのだろうか? 白いボディの場合、下地の色を生かしてサフを吹かない通称「サフレス塗装」を行うことも多いので(黒でもメタリックやパール系塗料を使う際は下地の色を利用することがある)、事前に手早く工作したい場合は「白」を重宝する。 逆に、工作中の視認性を考えてわざと接着面(あるいは接着ライン)を目立たせる場合もあり、その時も色つきが活躍する。 また、[[アルテコSPP-HG>パテ]]の粉が余ったり、付属の液の色が気に入らない場合、こちらで代価したりできる。 但し少々高価で、安くても1200円前後、普通は大体1500~1800円くらいで売られている(一応それなりに量があるんだが…) &bold(){●高粘度タイプ} 俗に言うゼリー状。張り合わせ接着向き(というか流し込めない) 大抵はチューブ入り。 硬化が遅く、のんびり作業できる。 粘りが強く、流れにくいので嵩を増したい部分に盛って使うという、パテ的な使い方も出来る。 また、溶剤が少ない分引けが最も少ない。 反面、硬化が遅いのでしばらく保持する必要がある。また、接着力は他のものに比べて若干劣る。 &bold(){●低粘度タイプ} 最もさらさら。流し込み接着向き。 パッケージにプロ用と書かれていたらたいていこれ(ずばり低粘度と書かれているものもある) 硬化が非常に早いので張り合わせ接着には向いていない。 適切に接着できれば接着力は恐らく1番強力。 溶剤が多い分、一箇所に大量に使うとひける可能性がある(まぁそんなに大量に盛ることは少ないかと) 粘り気が少ない分、浸透力が非常に高いため、FRPプレートやスポンジタイヤに染み込ませる場合はこのタイプがお勧め。 反面流れやすく、いつの間にか筋彫りやディティールが埋まってたりすることもあるので注意が必要。 溶剤が多い所為か、同じ値段でも中粘度タイプより量が多かったりもする。 ・超速硬化タイプ アルテコから発売されているもの。 非常に硬化が早く、浸透力が高い。 &bold(){●硬化促進剤} 接着剤そのものではないが、瞬間接着剤の硬化を助け、作業効率を上げてくれる。 スプレー式が多いが、接着材とセットでチューブ入りのものがある。 硬化促進のほかに、大量に盛った場合でも奥までしっかり硬化させてくれるという機能もある(ただし限度あり) 直接吹きかける以外にも、あらかじめ接着面に塗布して使うこともある。 注意する点として、プラスチックを犯してしまうので大量に塗布すると部品表面の白化、強度の低下招いたり、最悪部品の変形やひび割れなどが起こる。 また、低粘度タイプに直接吹きかけるとシュワシュワと泡立ってしまうことがある。この場合はあらかじめ接着面に塗布しておくか、ある程度硬化したところで吹きかければ防止できる。 後、かなり臭い… &bold(){●難接素材用プライマー} PP(ポリプロピレン)やシリコーンなど、普通は瞬間接着剤で接着しにくいものを接着ためのプライマー。 プライマーの名の通り、接着前に接着面に塗る、前処理剤である。 一般的には接着剤とセットのものが売られているが、たまに工業用のピン入り・缶入りのものを置いてある店舗もある。 ----
瞬間接着剤の正式名称。 基材や空気中の水分によって急速に硬い皮膜状に硬化・接着する。作業性に優れた一液・常温硬化型。 他の接着剤に比べ粘度が低いため塗布が容易であり、また多様な被着材(接着する対象物)に適応する応用性の高さから、ゴム・金属やプラスチック類、さらに樹木接木などにも用いられる。 さらにプラスチックと金属、プラスチックと樹木材などの異種接着も出来るのが大きな特徴であり、利点である。 一方、皮質に馴染み易く、一度皮膚に付くとべったりとくっついてなかなか剥がれないという困った特徴もある。 剥離強度には優れるが、耐衝撃性や耐熱性に劣り、オープンタイムは短い。近年これらを改良したタイプも開発されている。 上記の通り空気中の水分によって硬化するため、その日の湿度によって硬化時間や硬化状況が変わる。 また、水分が行き届かないときちんと硬化しないので、大量に塗布すると硬化に時間がかかったり、最悪ちゃんと硬化しない。 これに関しては硬化促進剤の使用である程度何とかなる。 また、溶剤系と違い化学反応で固まるので引けが少ない。 が、これらは種類によってはタイヤなどのゴムを溶かしてしまう物もあるので注意が必要である。(特に100円均一商品など) FRPプレートに断面からしみ込ませると強度がうpする。 また、車高短化したボディの継ぎ目(幅詰めしたところ)にプラスチックやFRPの粉、タバコの灰などを盛り付けて瞬着をたらし、硬化させてやると手軽に補強できる。 完全硬化後はかなり硬くなるので、「はみ出したから削ったら周りがボロボロになった」なんて話もよく聞くので、きれいに加工するには多少慣れが必要となる。 #amazon(B0012H1FAE) &bold(){●中粘度タイプ} 昔からあるモノで、その名の通りニュートラルな粘り気がある標準的なタイプ。 パッケージに特に記載(プロ用とかゼリー状とか)がなければたいていこれ。 ただその所為かちょっと中途半端かなー、という感じがある。 張り合わせ、流し込みどちらでも出来るがやはり後述のものには劣る。 プラスチックボトル入りとチューブ入りが有るが、それぞれ粘り気が違う(プラボトル入りのほうがさらさら) ・対衝撃タイプ その名の通り衝撃に強くなったタイプ。瞬間接着剤の大きな欠点の一つを解消したタイプとも言える。 粘り的には中粘度。 真っ黒なタイプと透明なタイプがある。黒いほうが軟らかく、衝撃にも強いが、開封後しばらく使わないと中身あっさり劣化していたりする。一度開封すると長期保存が利かない。 透明なほうは対衝撃性は黒に劣るが、こちらのほうが硬く、透明なので目立ちにくい。 また、こちらは開封状態でもある程度の長期保存が可能。 ちなみにプラボトル入りとチューブ入りがある。 #amazon(B001AV3LWC) ・高圧ガス工業 シアノン 瞬間強力接着剤(色つき) 瞬間接着剤としては珍しく色が付いている。 白が有名だが、黒もある。 特に表記されてはいないが、従来のものより粘り強く、強度が高いらしい。 やはり瞬間接着剤も透明は脆いのだろうか? 白いボディの場合、下地の色を生かしてサフを吹かない通称「サフレス塗装」を行うことも多いので(黒でもメタリックやパール系塗料を使う際は下地の色を利用することがある)、事前に手早く工作したい場合は「白」を重宝する。 逆に、工作中の視認性を考えてわざと接着面(あるいは接着ライン)を目立たせる場合もあり、その時も色つきが活躍する。 また、[[アルテコSPP-HG>パテ]]の粉が余ったり、付属の液の色が気に入らない場合、こちらで代価したりできる。 但し少々高価で、安くても1200円前後、普通は大体1500~1800円くらいで売られている(一応それなりに量があるんだが…) #amazon(B01J5ELFF0) &bold(){●高粘度タイプ} 俗に言うゼリー状。張り合わせ接着向き(というか流し込めない) 大抵はチューブ入り。 硬化が遅く、のんびり作業できる。 粘りが強く、流れにくいので嵩を増したい部分に盛って使うという、パテ的な使い方も出来る。 また、溶剤が少ない分引けが最も少ない。 反面、硬化が遅いのでしばらく保持する必要がある。また、接着力は他のものに比べて若干劣る。 #amazon(B001JJZHI6) &bold(){●低粘度タイプ} 最もさらさら。流し込み接着向き。 パッケージにプロ用と書かれていたらたいていこれ(ずばり低粘度と書かれているものもある) 硬化が非常に早いので張り合わせ接着には向いていない。 適切に接着できれば接着力は恐らく1番強力。 溶剤が多い分、一箇所に大量に使うとひける可能性がある(まぁそんなに大量に盛ることは少ないかと) 粘り気が少ない分、浸透力が非常に高いため、FRPプレートやスポンジタイヤに染み込ませる場合はこのタイプがお勧め。 反面流れやすく、いつの間にか筋彫りやディティールが埋まってたりすることもあるので注意が必要。 溶剤が多い所為か、同じ値段でも中粘度タイプより量が多かったりもする。 #amazon(B07G4KBJWQ) ・超速硬化タイプ アルテコから発売されているもの。 非常に硬化が早く、浸透力が高い。 &bold(){●硬化促進剤} 接着剤そのものではないが、瞬間接着剤の硬化を助け、作業効率を上げてくれる。 スプレー式が多いが、接着材とセットでチューブ入りのものがある。 硬化促進のほかに、大量に盛った場合でも奥までしっかり硬化させてくれるという機能もある(ただし限度あり) 直接吹きかける以外にも、あらかじめ接着面に塗布して使うこともある。 注意する点として、プラスチックを犯してしまうので大量に塗布すると部品表面の白化、強度の低下招いたり、最悪部品の変形やひび割れなどが起こる。 また、低粘度タイプに直接吹きかけるとシュワシュワと泡立ってしまうことがある。この場合はあらかじめ接着面に塗布しておくか、ある程度硬化したところで吹きかければ防止できる。 後、かなり臭い… &bold(){●難接素材用プライマー} PP(ポリプロピレン)やシリコーンなど、普通は瞬間接着剤で接着しにくいものを接着ためのプライマー。 プライマーの名の通り、接着前に接着面に塗る、前処理剤である。 一般的には接着剤とセットのものが売られているが、たまに工業用のピン入り・缶入りのものを置いてある店舗もある。 ----

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: