いろいろな形状があり、汎用性が高いのが特徴。
ただ、主な製品は純アルミに近い素材なのか、アルミ特有の軟らかさが仇となりFRPほど強度(と剛性)がないのが困ったところ。
ただ勘違いしないでほしいのは、アルミが悪い、ということではないこと。
本来、アルミを構造材として用いる場合は合金として使用するのが常識であり、(窓のアルミサッシですら大抵はジュラルミン)もし本当に純アルミ、あるいはそれに近い素材が使われていたとしたら、いくらミニ四駆の車体が小さく、質量が小さくともそもそも素材のチョイスが間違っている。
本来、純度の高いアルミが使われるのは、アルミ本来の展延性の高さ(つまり延びやすい)を生かして複雑なプレス加工を施す製品や、電気伝導率の高さ(金の次に高く、金属としては4番目)を生かして電気伝導素材として用いられるのが常である。
超々ジュラルミン、とまではいかないまでも、せめてジュラルミンで作ってくださいお願いします田宮さん。
そしてジュラルミンマルチワイドステーを出してくれる田宮さん。ステキ
実はネジ穴が多かったり特有の形状のものがあったりと、セッティング上の汎用性が高い物が多い。

カラーバリエーションが多く、ドレスアップに大活躍。
また、FRPと同じように二枚重ねで使えば十分な強度が確保できたりする。


初期の限定品(詳しい名称不明…)

詳細不明。小学館のミニ四駆BOOKでその存在が確認できる。
フロント用とリヤステーがある模様。
色はゴールドで、それ以外確認できない。


アルミリヤーマルチステー

ITEM.15143 定価300円

一般販売された、より本格的なアルミ製リヤステー。
FRP強化マウントプレートと近い位置にネジ穴が開いているのでセッティングの幅はそこそこ広い。
ただ複雑に折り曲げ加工されている分、一度変形すると他のアルミプレート類以上に元に戻すのが難しく、外側のねじ穴(ローラー用)の位置が少々中途半端なのもあり(ワイドプレートが使いにくい)現在は殆ど使っているユーザーはいないようである。

カラーバリエーションは標準のシルバーに加えゴールド、ブルー、パープルがある。

後に30mmネジ、スペーサー、19mmゴムリングローラー、専用のアッパープレート(アルミ製)などを加えたダブルアルミステーが発売された。


ローラーワイドマウントセット

ITEM.15230 定価150円

FRP強化マウントプレートを加工して作っていたワイドマウントを商品化した形。
ネジ穴が多く、ワイドプレート中最も汎用性が高い。特有の形状を持っている。
弓FRPや直FRP、X用FRPと組み合わせて使うことが多いが、VS以降のシャーシのフロントバンパーには直接固定できる。
ただ、やはり強度不足で、特に一番外側のねじ穴付近が細くなっているため、ハイマウント化やダブルローラーにすると頻繁に変形することがあった。
結構使い勝手が良く、特に9mm、13mm、19mmのローラーを取り付ける場合はきっちり105mmの幅出しが出来るので、その点残念である。
使用するときは二枚重ねにするといいだろう。

カラーバリエーションがアルミプレート中、もっとも多い。標準のシルバーに加え、ブルー、ゴールド、レッド、ブラックがある。

シルバー以外は生産停止。


スーパーXシャーシ・アルミマルチ強化プレート

スーパーXシャーシ・FRPマルチ強化プレートと同形状のアルミプレート。
なので使い方もほぼ同じ。
しかし同形状でより強度の高いFRPプレートがあるためか、はたまた限定品で生産数が少ない所為かあまり使っているユーザーはいない。
このころになるとタミヤも強度不足を認識しだしたのか、後に発売されるカラーバリエーションでは2枚セットになっていて、2枚のプレートで軽量プラローラーをはさむという構成だった。

カラーバリエーションは最初のシルバーに加え、ブルー(スーパーX・ダブルアルミフロントステーセット ブルー)とゴールド(スーパーX・ダブルアルミフロントステーセット ゴールド)が有る。
カラバリの商品名長すぎ。

現在はすべて生産停止。
何故か一時(2006~2007年?)的に一部のミニ四駆ステーションでブルーだけちょろっと出回った。


スーパーXシャーシ・アルミリヤーローラーステー

スーパーXシャーシ・FRPリヤーローラーステーと同形状のアルミプレート。
なので使い方もほぼ同じ。
しかし同形状でより強度の高いFRPプレートがあるためか、はたまた限定品で生産数が少ない所為かあまり使っているユーザーはいない。
というより、SX用リヤーローラーステーはローラーベースを思いっきり広げるような、後ろに伸びる形の所為で大きな力に弱い形のため、アルミプレートには全くといっていいほど向いていない形状。
このころになるとタミヤも強度不足を認識しだしたのか、後に発売されるカラーバリエーションでは2枚セットになっていて、2枚のプレートで軽量プラローラーをはさむという構成だった。

カラーバリエーションは最初のシルバーに加え、ブルー(スーパーX・ダブルアルミリヤーステーセット ブルー)とゴールド(スーパーX・ダブルアルミリヤーステーセット ゴールド)が有る。
カラバリの商品名長すぎ。

現在はすべて生産停止。

2009/07/18にMSシャーシ T-03 ダブルアルミリヤステ―セット(ITEM.94693 420円)というセットで再発売。
内容は、シルバーのアルミリヤステー2枚、紫の19mm低摩擦ローラー4枚、紫のスタビ玉2個、その他ネジ、ナット、スペーサー類。
2枚セットな辺り、やはり強度部そk(ry 


アルミワイドプレートセット

FRPワイドプレートセットと同形状のアルミプレート。
なので使い方もほぼ同じ。

ローラーワイドマウントセットに次いでカラーバリエーションが多い。
最初に発売されたシルバーに加え、ブルー、ゴールド、ピンクがある。
特にピンクは他のアルミプレートにはないため、ピンク系サンダーショットとセットでよく使われる。

シルバー含めすべて限定品である。


ジュラルミン マルチワイドステー

↑や↓であんなことを書いた所為か、田宮さんが重い腰を上げて発売してくれたジュラルミン製パーツ。
ジュラルミンになったことで、従来のアルミプレートに比べ圧倒的な強度を誇り、十分実戦でも活躍できる性能を手に入れた(ただし曲がるときはやはり曲がってしまう)
比較的値段も抑えられているので(と言ってもの1.5倍くらいはする・・・・しかし限定品のFRPマルチワイドステー ナチュラルカラーよりは安い)購入もしやすく、カラフルなブルーとレッドが発売され、さらに後からブラックも加わったためドレスアップと性能を両立させたいユーザーにはうってつけとなっている。
形状はFRPマルチワイドステーと同じ。
余談だが、上記のアルミプレートが打ち抜き成型だったのに対し、こちらは硬くなった所為で打ち抜けなかったのか、プラリンの肉抜き穴と同じワイヤー放電加工で作られているようである(断面全体が梨地になっていることから伺える)
キャッチの際の衝撃を和らげるため、プレート前面に取り付けるゴムチューブと、それを固定するためのテープが付属する。
これらは同じ形状のFRPマルチワイドステーにも流用が可能である。
生産終了。



[番外編]

単純なアルミプレートじゃないGUPたち。

アルミ可変ダウンスラストローラーセット}

ITEM.15176 定価350円

強度に問題のあったプラスチック製可変ダウンスラストに変わって発売されたアルミ版。強度の点では改善されている。
しかしスラスト角がきつすぎ、モーターや電池が弱った状態でゴムリングローラーを使用すると、コーナーでコースアウトを防いでくれるどころか完全停止させてしまうことまであった。
そのため、本体部分(ベースパーツ)のみローラーワイド化のための土台として使われることが多い。
本体部分中央は立体的に整形されており、曲がりやすいといわれるアルミプレート類の中では比較的強度が高く、加工したFRP強化マウントプレートと組み合わせて13mmローラーを規定値ぎりぎりまでワイド化できる。
この場合FRPプレートにかなりの後退角がつくため、ローラーベースを縮められる。


リヤースライドダンパー・ブレーキセット

ITEM.15198 定価350円

稼働部分にアルミプレートを使い、スライドダンパーの欠点であった滑りの悪さと強度不足を克服している。
しかし他のものよりガタつきが大きい感がある。
そのため、スライドダンパーとして使うよりも本体の高い強度(ねじ一本止めリヤステーの中ではおそらく最強)を生かし、直接FRPプレートを固定して使われることが多い。

アルミ製のプレートは稼働部に使用するためか比較的頑丈なものが使われており、ブレーキステーとして使ったり、たまにローラーステーとして使っている人もいる。
ローラーをプレート上にベタ付けするだけなら十分な強度だろう。
余談だがこのアルミプレート、従来のものとはかなり違う。
外見からも素材の違いがうかがわれ、ただ単に普通のアルミプレートに何らかの二次処理を加えただけかとも思い、他のアルミプレートに研磨剤による鏡面加工や焼入れなどを試してみたが、どれもこれと同じようにはならなかった。
これのみ合金になっている可能性が高い。
何だ、やれば出来るじゃないか。


フロント強化ガード(スーパー1・スーパーFM用)

ITEM.15220 定価260円

S1、SFM用に発売されたフロントバンパー補強アイテム。
S1のフロントバンパーと、それを基にしたSFMのフロントバンパーは致命的に剛性・強度が低く、コーナーでローラーがあっさり上を向くどころか最悪根元からポッキリ折れ飛ぶことさえあった。
FRPプレートで補強すれば剛性は改善できたが、シャーシ自体の根本的な強度不足はどうにもならず、そのため特殊な強化方法が要求されたが2次ブームを担った子供たちにそれは酷な話だった。
そこで従来のネジ止めに加え、フレームをバンパー根元(フロントギヤケース)まで伸ばして支持・固定部を増やしたこのパーツが発売された。
この固定方法は単純なネジ2点止めに比べてS1、SFMのバンパー強度を飛躍的に向上させた。
また、分厚いプラスチックのカバーを併用することでクラッシュにも強くなっている。
致命的に強度の低いバンパーに使うには従来のアルミプレート用素材では意味がないと判断されたのか、これもまたアルミ合金の一種になっているようである。
やっぱりやれば出来るじゃないか・・・




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最終更新:2019年10月27日 07:34