- SANYO/Panasonic eneloop lite
エネループの廉価版。
エネループより容量が減った分、値段が安くなり重量も減っている。重量1本約18gはアルカリ電池よりもずっと軽く、下手をするとマンガン並みである。また容量が少ない分、充電やリフレッシュのための放電が短時間で済む。
また、わずかだがエネループよりサイズが小さい。それでもアルカリなどと比べると少し大きいため、シャーシによっては加工が必要になる点はネオチャンプと同様。
それ以外の性能はおおむねエネループと同じである。当然パンチ力も本家譲りなので、軽い重量と相まってミニ四駆向きと言える。値段もネオチャンプよりこちらの方が安く、ネオチャンプの代わりとして練習走行などに使いやすい。
元々は下記にあるトップバリューブランドのニッケル水素電池があったが、そちらが好評だったのか晴れてエネループファミリーのエントリーモデルとして正式にSANYOブランドから発売された。
エネループの名を冠するに際し、全体的な性能向上も図られていて、トップバリュー版が充電回数1300回だったのに対し、こちらでは2000回となっている。
その後、2013年にパナソニックブランドからの発売となると同時にリニューアル。充電回数が倍以上の5000回に増えた。リニューアルに際し、eneloopの文字よりPanasonicのロゴの方がでかくなると言うデザインチェンジもなされている。
廉価版モデルを充電式エボルタ eと統合する形となったため、2018年9月を以って発売終了。エネループシリーズはスタンダートモデルのエネループとハイエンドモデルのエネループ・プロの2つに集約されることとなった。
・SANYO/Panasonic エネループ・プロ 単3形 BK-3HCD
エネループのハイエンドモデル。容量2500mA。充電回数500回。約30g。
・SANYO/Panasonic エネループ 単3形 HR-3UTG/HR-3UTGA/HR-3UTGB/BK-3MCC
現在のニッケル水素電池の主流。容量1900mAh(min.)。約27g。
従来のニッケル水素の問題点であったメモリ効果、自己放電をほぼ改善してあるので、継ぎ足し充電が可能となり、1年後でも80%以上の電気が残っている。
充電回数も2005年以前(エネループの登場が2005年11月)のニッケル水素よりも多い。第一世代(HR-3UTG)1000回、第二世代(HR-3UTGA)1500回、第三世代(HR-3UTGB)1800回、そしてこれから発売となる第四世代(BK-3MCC)は2100回と、世代を重ねるにつれて充電回数が増えている。
2013年にパナソニックブランドからの発売となると同時にリニューアル。こちらもliteと同様にeneloopの文字よりPanasonicのロゴの方がでかくなると言うデザインチェンジがなされている。
サイズが普通の単三より大きく(「肩」が高い)、シャーシの加工が必要。特に、VSやMSには苦労する。
特に初期型(Rがつく前のHR-3UTG)は顕著で、ミニ四駆のニッケル水素使用禁止を決定付けた要因とも言われる。
・Panasonic 充電式エボルタ単3形 HHR-3MRS/HHR-3MVS/HHR-3MWS/BK-3MLE
緑パナに代わる新たなパナソニックのニッケル水素電池。継ぎ足し充電OK!
第一世代(HHR-3MRS)は充電回数1200回、容量2000mAh(min.)、第二世代(HHR-3MVS)は充電回数1600回、容量1950mAh(min.)、エネループより長寿命である。
しかし、第三世代(HHR-3MWS)は充電回数1800回、容量1900mAh(min.)、約28gで、エネループと同じスペック。
第四世代(BK-3MLE)では充電回数1800回、容量1950mAh(min.)なので、充電回数と容量の積が同発の第四世代エネループを下回ってしまった。
以前の緑パナは(+極側の)肩が非常に高い電池だったため、少々無理をしないとシャーシにはまらなかったが、今回のエボルタではそれが改善されているため、無加工のシャーシでも入りやすい。
ただし、パワーはエネループに少し劣る。
・Panasonic エボルタe 単3形 BK-3LLB
エボルタの廉価版。エボルタより容量が半分に減った分、充電回数が約2倍になり値段が安くなり重量も減っている。ネオチャンプとほぼ同じ重量で練習に最適。
充電回数4000回。長期的にはコスパが良い。容量1000mA。約20g。
・東芝 TOSHIBA TNH-3LE IMPULSE(インパルス) ライトタイプ
充電回数5000回。容量950mAh。
東芝の充電済みニッケル水素電池で国産、FUJITSUのOEM品。
エネループライトが廃版となったため2020年で手に入る国産品のライトタイプとなるとこれ一択。
エネループライトと同様に一般的なNi-Mhよりやや小さい。
・SONY サイクルエナジー(青)
販売終了。
SONYの充電済みニッケル水素電池で、青はサンヨーのOEM品。そのためエネループのRバージョンと性能的にはほぼ同じ。
大きさもRバージョンと同じで変わっているのは見た目だけか。しかしエネループより少々派手な見た目なのでちょっとカッコイイ。
エネより高いのであまり使い道がないのはしかたがないが・・・。
・武田コーポレーション VOLCANO NZ
100円ショップに1本100円で売ってるニッ水。
セリアのほか、シルクなどでも手に入る。
夢のような値段だが性能、寿命も100均クオリティ。
充電直後はそこそこパンチもあり、ノーマルモーターなら(2本直列で)8時間程度回せるが、性能自体は2005年までの一流品と同等なので、1ヶ月程度放置したものはすぐヘタってしまう。
容量的にはそれほど減っていないが、電圧降下が大きくミニ四駆に使うには少々問題がある。
1ヶ月程度なら、ニッケル水素はメモリー効果が少ないので継ぎ足し充電してもOK。
さらに長期間使用しなかった場合は、一定の充放電をし、電池を起こしてあげた方がいいだろう。
充電器も100円で売ってるが、1回の満充電に何時間もかかる上、過充電防止回路がないらしいので自己責任でどうぞ。
性能に難ありだが長さはニカド並の長さのため、旧シャーシにも問題なく搭載することが出来る。
費用対効果だけなら最強クラスの電池。
ちなみに、単3で容量1300mAhとあるが、少々小さく見積もっているらしく実際は1350~1400mAくらいの容量があるようだ。
余談だが単4もある。
・ダイソー ReVOLTES
ダイソーブランドの新たな充電池。
表記上の容量は1300mAh(単三。単四もある)で、VOLCANO NZと同じである。
以前からあったGP系と比べ容量は減ったが、価格は一本100円と大幅に安くなった。
やはりVOLCANO NZと同じく充電器も同時に発売されている。
この充電器どこかで見たような……
調べた人によると案の定、充電器は武田コーポレーション製で、ReVOLTES本体もVOLCANO NZと重量や外形、放電特性、容量が全くと言っていいほど一致していたため、武田コーポレーションの同等品の可能性が非常に高い。
と、なればあとはデザインの好みで買えばいいだろう。
VOLCANO NZがシルバーとオレンジを基調としたメカニックなパッケージだったのに対し、ReVOLTESは水色と青を基調とした爽やかな色になっている。
・GP系ニッケル水素
充電池メーカー(ブランド?)としては評判の悪いGPのニッ水シリーズ。
最近ダイソーでも扱いだしたため、入手がしやすくなった。
ただし、電池のみのものも充電器とセットのものもそれなりの値段がするのでヴォルケーノには適わない。
しかも、最近このメーカーの大容量ニッケル水素電池が爆発事故を多数起こし、回収される騒ぎも起こっている
(ユーザーの充電の仕方にも問題があったらしいが、やはり一般的なユーザーにそれだけデリケートな扱いを迫るのも酷な話である)
・トップバリューブランド ニッケル水素電池
イオンのトップバリューブランド販売のニッケル水素電池。
実は第一世代エネループ(HR-3UTG)のエネループライト相当品で、充電回数は1300回。
容量1000mAhとエネループの半分ほどだが、サンヨーとイオンGrの共同開発であるため、性能はエネループ並み。
エネループの項で触れたとおり、第二世代以降の(普通の)エネループのほうが充電回数は多いため、費用対効果では劣る。
しかし、エネループが1本26gに対し、トップバリューニッ水は19gと軽い。
ただ、付属の充電器はかなり充電速度が遅いため、電池の本領を発揮できずに終わってしまう。
そのため、エネループの急速充電器などで充電することで本来の性能を発揮してくれるだろう。
現在はエネループライトがあるので売られていない。ライトの方が全体的な性能も向上している。
|