[何それ?]
二次ブームも終焉に程近い98年頃から一部で盛んであった「フェンスカー」と呼ばれる超高速三輪車の構造にヒントを得ていると言われるシャーシの補強方法。
フロントのバンパーをカットし、FRPプレートを加工して新たにパーツを作り
それらのFRP同士、及び作ったものをシャーシに瞬間接着剤を用いて接着することで
既存の強化法では得られなかったバンパー強度を得ることを可能にした補強方法である。
レギュレーションに則ったれっきとした改造方法であるが、見た目が格好良いとは言い難い為嫌う人も少なくない。


[井桁のメリット]
  • 通常のバンパー強化方法では得られなかった強度を得ることができる。
  • フロント、リアを自作するため、自分の好きなシャーシを気兼ねなく使用することができる。
  • 上手く作れば通常より軽いシャーシを作成できる。
  • シャーシが壊れにくくなるため、シャーシの長寿命化につながる。


[井桁のデメリット]
  • 作成するのに時間とお金がかかる(FRP代)
  • 精度が出ないと使い物にならなくなる。
  • うまく作れず接着剤がはみ出す等すると非常に汚く見える。


[勘違い&注意点]
  • 井桁=超大径+自作FRPバンパー+ピン打ちと表現されることも多いが、あくまで井桁改造はFRP加工・接着によるバンパー作成方法。
  • 井桁はあくまで補強手法の一つで、速い井桁は井桁以外の箇所の出来が良いから速い(タイヤ精度・径、駆動、重量等)
  • 井桁が「軽く強い」という点も一概には言えず「軽くなるように作るから」軽くなるのであって、普通にFRPを切った貼ったで作成しただけではノーマルより重くなる。

[種類]
サイドまでFRPを渡す井桁と、サイドはFRPを渡さずフロントバンパーとリアバンパーを別々に接着する井桁がある。
前者は特別な呼び名は無いが、後者はサイドレス井桁と呼ばれる。

サイドレス井桁のメリットは
  • 作業工数が少なく、比較的作りやすい
  • シャーシの歪みによるタイヤの三点接地が起こりにくい
  • 中心部分の剛性を意図的に低くできる
などがあるが、逆にデメリットとして
  • 歪みはシャーシの精度任せ
  • 通常コーナーやウェーブでの捩れロスが発生する
などがある。


[作り方]
画像付きで大変参考になるサイトが多いので
ここでは作成方法の詳述はせずヒントだけを記載する。

  • FRPには低粘度の瞬間接着剤を浸み込ませて強度を高める
  • FRPの接着面はヤスリ等で荒らすことで、接着剤の食いつきが良くなる
  • 接着時にクリップを使用すると、押さえつけるのが楽
  • シャーシ側の接着面が少ない場合はプラやFRPで接着面を自作する

基本的に「測って切って削って」を繰り返して「打ち込んで貼って流す」だけである。
ただし製作に際してピンバイスだけでも作れないことはないが、かなり厳しいので最低限、安価でもいいのでリューターを購入した方がいい。