ミニ四駆競技で行われるレースはいくつかの種類に分けることが出来る。
「立体」と「フラット」に大別されるが、その中にも複数スタイルが存在する。
ミニ四駆はコースに合わせてセッティングをするのが重要となるので、
それぞれのレーススタイルによるセオリーを知っておけばセッティングで迷う事も少なくなる。

レイアウト

立体

2010年台現在におけるレースの主流。コースに「高さ」の要素を与え、
マシンをジャンプさせたり着地で不安定にさせたりして難度を確保するスタイル。
基本的に高難度にコースが組まれ、レーサーに攻略の楽しさ、難しさを提供している。
速さだけでは通用しない奥深さがあり、速度が出せない初心者も完走さえできれば勝てる可能性があるために
事実上裾野は後述のフラットよりも広いものの、その要素が逆に「運ゲー」と忌み嫌われる場合も無くはない。
(尤も、セッティングでジャンプや着地の姿勢を綺麗にするのは立体攻略の要であり、その上でぎりぎりのスピードを見極めてこそ初めて実力と呼べるともとれる)
コースによっては初心者の速度でさえあっさりコースアウトしてしまうため厳しい印象もあるが、
立体が主流になったのにも訳があるので致し方無い(後述の「フラット」参照)
攻略の基本として、ジャンプ時の姿勢制御の為にブレーキの知識を入れておく必要がある。
あとは着地の衝撃をタイヤウェイトのセッティングで解決する。

・5レーン公式立体
タミヤ公式大会で走る事になる大型5レーンコースの立体レース。
新しいセクションが登場する事も多く、3レーンに比べて大型だったり硬かったりと、勝手は大分違う。(詳しくはコース参照)
大会運営上タイムアタック形式になる事はありえず、一発勝負のバトルを何度か挑戦出来るのが基本。
無改造の市販コースでは作れないデジタルカーブや芝セクションがある場合も多く、それぞれに対策が必要。(やはりコース参照)
・3レーン立体
市販のコースを組み合わせた3レーンの立体レース。
スロープが1セットあるだけのシンプルなレイアウトもあれば、
ショップがコースに改造を施したオリジナルセクションがあったりもする。
規模の大小も様々で、公式大会のコース全長を凌駕する場合も。大会形式や難度は完全に運営に委ねられる。
立体攻略パーツを販売していきたい店側の事情、ユーザーの需要等様々な要素が絡むのか、
最近は特に厳しいレイアウトを構築するショップが増えている。
この3レーン立体に関してはバトルだったりタイムアタックだったり、形式さえも自由に作られている。
故にレイアウトだけではなく、運営形式によってもセッティングを整えていく必要がある。

フラット

「レーンチェンジ」以外に高さの要素が無く、完走自体は難しくない速度の出しやすいコース。
立体レースが主流になるまでは必然的に主流だった。
立体レースでは決して出せない超高速のレース展開は見る者に衝撃さえ与える。
一見初心者に優しいが、速度が出しやすいという事は、上級者が安心して超高速マシンを走らせるのも可能という事であり、
そのあまりの速度差で逆に萎縮する初心者も見受けられた。
事実、勝ち上がるためのセオリーが確立されすぎた上に、それらのテクニックは初心者には再現させるのが難しいものも多く、
素組マシンと比較してあまりに歪になっているのもネックとなっていた。
そこを重く見た公式が立体レースをメインに仕立てたという経緯もあり、
現在ではフラットはコースがシンプルなのにも関わらずマニアックなスタイルとなっている。
攻略の鬼門はレーンチェンジのみと言っても過言ではなく、それ以外は全て速度向上に費やす。

・5レーン公式フラット
立体が主流になる前の公式大会における5レーンコースを用いたフラットレース。
3レーンコース以上に速度を出しやすいので、相当な高速化が要求された。
ミニ四駆そのものの運営の都合上(前述)、最近は全く開かれないスタイルとなっている。
・3レーンゆるフラ(カジュアルフラット)
街角フラットレースの中でも初心者が参加しやすいように運営側が配慮したフラットレース。
電池を支給制にしたり上級テクニックを禁止したりなどで対処している場合が多い。
こちらはまだタイムアタックとバトルが混在する事もあり、やはりそれに合わせてセッティングしていく必要がある。
コースが難しくない故、初心者が一番参加しやすいレースとも言える。
・3レーンカツフラ
略称の通り「カツい」「フラット」。即ち速度を徹底追求した猛者の集まりであり、
あらゆる点で異彩を放つ独自の文化が育っている。
上級テクニックのフル活用、電池の育成、追い充電等は当たり前であり、初心者が追随する事など不可能。
最も速度が出る為のめり込むユーザーも少なくない反面、
井桁、超大経タイヤ、葉っぱボディ等が作り出すマシンの異様な雰囲気、
タイム計測開始がスタート直後ではなく勢いが付いてからな事、場合によってはモーターがチューン縛りだったりする等、
マシンにルールを合わせている部分も見える歪さ故に、拒否反応を示すユーザーもまた多い。
更に速度を突き詰めるため、レーンチェンジすら省いた「フルフラット」も存在する。


対戦形式

バトル

本来の意味での「レース」であり、便宜上タイムアタックではない事を示す言葉として一般化している。
二次ブーム世代にはバトルと言うと「マシンの壊しあい」みたいなイメージを持つかもしれないが、
実際のミニ四駆ではバトルと言えば通常の競争を指す。
白熱したレース展開や人数を多く回せる等メリットも多く、大会の運営などではこちらがメイン。(特に公式)
基本的に一発勝負なため、一度のトラブルも許されない。タイムアタックと比べても速度を突き詰めるよりも、
安定して切り抜けるセッティングになる場合も少なくない。

ついでに記述すると、スタートのミスが許されないのもバトルならでは。
全員がシグナルを見て同時に発車する仕様上、フライングも遅れも不利益であり、
更には着地のさせ方自体も重要になる。当然だがミニ四駆はタイヤが4つあり、それら全てが駆動する4WD。
つまり衝撃を与えず四輪同時に着地させるのが基本となり、必然的に持ち方、置き方は決まってくる。
持つのはマシンのサイドだろうとリアだろうと問題ないが、
地面と平行かつスレスレをキープし、スタートと同時に静かに放す。苦手であれば練習するべき重要な部分である。

タイムアタック

その名の通り各マシンの走行タイムを競うものであり、ラップタイマーを用いて一台ずつ走行する。
前述のバトルにあるメリットを捨てなければならないが、100分の1秒単位の極めて細かいタイムを計測出来る為、
殊更にタイムを突き詰めていくフラットレースでは好まれる。
フリー走行だったり、大会でも複数回挑戦出来たりと、バトルに比べてチャンスが多いのもあって、
安定性を多少犠牲にしてでも速度を重視する場合は多い。


  • 暫定完成。ヘンなところを見かけたら修正よろしくです。 -- ページ作成者 (2014-04-18 22:11:53)
  • こちらも新デザインに合わせて改行と見出しの改善 -- 名無しさん (2015-04-15 05:25:10)
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