スロープセクション等のアップダウンで姿勢を制御するためのパーツ。
スロープ自体は昔から存在していたものの、当時に比べて速度が飛躍的に向上した近年では、そのままの速度では大きく飛び跳ね、また姿勢を崩しやすくもなった。
ARMAFM-Aに標準でスキッドパーツが付いたことからもわかるように、いわゆる立体レースと呼ばれるスロープを用いたコースが公式非公式問わず主流となり、必要性が格段に増した。


素材


スポンジ

適度な減速、強く姿勢制御を行うのによく使われる素材。現在大半のユーザーがお世話になっている。
主にブレーキスポンジセットで入手する。他にも同様の物がMSシャーシ マルチブレーキセット、ARシャーシブレーキセットなどに付属する。

・レッド
減速効果が強く、テープの食いつきも良い比較的新しいパーツ。1、2、3ミリ厚がセット販売され、瞬く間に主流となった。

・ブルー
昔で言うターミナルスポンジを単品販売、かつレッドと同様3種の厚みのものがセットされ、それぞれにテープが貼られている使いやすさからこちらもよく使われる。「マイルド」とされる通り、ブレーキとしての効力は弱めでコースやセッティングに応じてレッドと使い分ける。ブレーキスポンジセット(無印)に付属するグリーンも同様の素材だが、テープがあるこちらが便利。

・グリーン
上記ブルーと同じ素材だが、3ミリ厚しかなくテープも貼られていないため若干使いづらい。今わざわざこちらを選ぶ理由はほぼ無い。

・ブラック
レッドとブルーの中間程度の効力を持つバランスタイプ。2ミリ厚だけがあり、効力の調整のために使われる。

・グレー
レッドとほぼ同様の効力だが劣化が早い、個体差が激しい、2ミリ厚しか無いなど、今ではレッドに優先して使う理由はグリーン同様ほぼ無い。

スポンジその他

基本的に上記ブレーキスポンジで事足りるが、どうしても自分のマシンに合うものが無い時に選択肢として考えられる。

・レストンスポンジタイヤ
少々強度が低いものの、レッドやグレーよりも更に強い効力を期待できる。タイヤにしか存在しないので、厚みを調整してタイヤを切って自分でテープを用意して貼る必要がある。

・ノーマルスポンジタイヤ
ブルー、グリーンよりも効きが弱めなため、よりマイルドな効力が欲しい時に選択肢に入りうる。ただし現在入手する機会があまり無いため、そこまで視野に入れる必要はない。大径ローハイト(灰スポンジ)は少し強め。

・ターミナルスポンジ
ゴールドターミナル各種(MS以前の物)に、今で言うブレーキスポンジセットのグリーンと同等の物が昔は付属していた。今はターミナルにスポンジが付かないため視野に入れる必要はない。

硬質プラスチック

ブレーキというよりスキッド。地面に軽く擦らせて姿勢制御だけを行う際に使われる。アンダースタビヘッドセット、ボールスタビキャップ、フロントアンダーガードなどで入手する。
スポンジでは効力が強すぎる、または芝セクションがあってフロントの引っかかりが気になる場合に出番がある。

・フロントアンダーガード
フロントスキッドとして最もお手軽なパーツ。アップダウンの姿勢制御の他、フェンスにローラーが引っかかるのを防ぐ効果もある。

アンダースタビ、ボールスタビキャップ
バンパー下にビスを伸ばしてそこに装着する。素材の関係でアンダースタビはよく削れる、ビス穴が割れやすい。そういう意味ではボールスタビキャップの方がお手軽と言える。
効き具合はアンダースタビ黄>アンダースタビ青>ポールスタビ≧ギヤスタビ

硬質プラスチックその他

通常のGUPでは存在しないバリエーション。各種プラスチックパーツが加工出来ればそれだけ幅広いスキッドパーツを作成できる。

・ギヤスタビ
ギヤを加工して自作されたオリジナルのスタビ。アンダースタビやボールスタビキャップでは対応しきれない厚みや大きさが必要な時に使われる事がある。当然自作しないと入手出来ない。

ゴム系

今となってはわざわざ使う理由も無くなってきたが、どうしても更に強くブレーキを効かせたい場合に使われる。減速させやすい上に耐久性も高いが、ゴムなので重い。ブレーキという低い位置に装着する都合で重心調整には便利かもしれない。

・ノーマルゴムタイヤ
入手がしやすい普通のタイヤを切ってFRPプレート等に貼り付ける。ゴムブレーキとしては主流と言える。
両面テープが剥がれやすい場合、瞬間接着剤を塗って乾燥させればプライマーとして機能し、両面テープで十分に固定できる。

・ソフトタイヤ
ソフトタイプのタイヤを切って装着する最強の効力を持つブレーキ。
両面テープが殆ど効かないので、瞬間接着剤用のプライマーを塗布した後に瞬間接着剤を塗り乾燥させて、両面テープで貼る。穴を開けてビスで固定する方法もある。

・ブレーキゴム
リヤーブレーキ・ローラー、リヤースライドダンパー、ゴムブレーキセット等で入手する。
筒状のパーツを下に向けて装着する。効きの違う2種のゴムがあり、硬めの消しゴムのようなピンク(強)、砂消しゴムのようなグレー(弱)がある。

その他


・マルチテープ
紙製のテープであり、名の通りマルチな対応が出来る。スポンジを完全に覆って効力を調整する、フロントスポンジの剥がれ防止に前方だけ覆う等、色々な使い方が考えられる。

・FRP
FRPやカーボンプレートは、普通はその下にスポンジやゴムを貼るための基盤として使われるが、スキッドパーツのバリエーションとしてプレートだけを使う場合もある。
その場合は「面取り加工をする」「マルチテープを貼る」「座繰り加工をして皿ビスを使う」等でコースを傷つけないようにする必要がある。

ブレーキパーツ

  • リヤーブレーキ・ローラー
ステーのマウント部の先にブレーキを取り付ける筒があり、ノック式消しゴムのようなブレーキパッド(?)を詰めることでブレーキを付けられます。
昔からあるパーツの割には強度もそこそこ。
ブレーキパッドが2種類ついてきて、効きが選べます。
パッドの設置面積が小さいので、他のゴムブレーキよりも効きは弱め。

  • リヤースライドダンパー・ブレーキセット
通称スラダンブレーキ。
前述したブレーキローラーに、さらにスライドダンパーを一体化したものです。
アルミパーツを使用しているため従来のスライドダンパーより滑りが良く、さらに一体型であるため、強度も高くなっています。
2010年台の環境では、かつて夢扱いされていたスライドダンパーの効能が見直されているため、リヤステー別付けの旧いシャーシを使うなら選択肢に十分入ります。
アルミプレート類も参照のこと。
本体部分は多少重いものの非常に高い強度(ねじ一本止めリヤステーの中ではおそらく最強)を誇ります。
また、アルミプレートも材質が変更されているようで、従来のものよりも強度が高くなっています。
ただし、ブレーキ自体の性能は上記のものと変わりません(付属パッドはピンク色のハードのみ)。

  • アンダースタビヘッドセット
行ってみればショートスタビローラーの先っちょとそれのネジ穴を短くしたものです。
下記のボールスタビキャップよりやや抵抗強め。
その分消耗が早く割れやすいので注意しましょう。
余談ですが、様々なサイズのネジが付いてきます。

  • ボールスタビキャップ
スタビライザーポールの先っちょ。
カラーバリエーションが非常に多いです。

  • MSシャーシ マルチブレーキセット
その名の通りMSシャーシ用に発売されました。
黒・灰の2種類の粘着テープ付きスポンジが付属し、ネジの取り付け位置や、さらにブレーキパッドステーの数を調節できるので、効きを何段階か選べます。
ステーは材質の関係や、パッド部分にドライブシャフトを通す事から強度が高くなっています。
ネジ穴の幅が2点止めリヤステーと一緒なので、X系シャーシAR等にも流用可能。
また、ターミナル保護スポンジやプレートブレーキセットの付属スポンジではなく、レストンスポンジタイヤを切って加工したものを用いることもあり、上記のスポンジよりグリップ力が強いため、高いブレーキ効果が得られます。
ただし、(レストンに限らず)少々強度がよわく、コースなどによってはすぐにボロボロになる場合があります。

  • フロントアンダーガード
初の本格的フロント用ブレーキパーツ。
スキッドブレーキの一種で、同時にコース壁への乗り上げ防止効果もあります。
高さは角シャーシの地上高やタイヤのサイズに合わせ、2種類から選べます。
ネジ穴が多く、いろんなシャーシのいろんなセッティングに対応。
ネジ穴の周りは座繰りされていて、ネジ頭が飛び出さないようになっています。
ノーマルはシルバーで、限定でレッド、ブルーがあります。

  • ゴムブレーキセット
MSシャーシT-01、T-04やX用FRPリヤーローラーステーなどに装着して使うパーツです。
具体的にどういうものかというと、リヤーブレーキ・ローラーやリヤースライドダンパー・ブレーキのブレーキ装着部分だけをネジ止め式にしたような一品。
アルミカラーの付け外しにより、大径・小径両方に対応。

  • ブレーキスポンジセット
MSシャーシ マルチブレーキセットのモノと同じ黒・灰スポンジ、ターミナルスポンジと同素材の緑スポンジが付属。
限定版ではターミナルスポンジが青でした。

  • ARシャーシブレーキセット
ARシャーシ専用のブレーキセットです*1
5mm幅にカットされた黒、灰色スポンジが付属し、スポンジをセットする部分に貼り付けて使用します。
MSシャーシ マルチブレーキなどよりも姿勢制御を考慮した形状になっていて、ARシャーシに付属するスキッドバーの発展型パーツです。
大径、小径で高さが合わせられるほか位置を前後に二段階調節ができるようになっています。
またスポンジを取り外して前後の向きを逆にすることで、減速させず姿勢制御の機能のみを活かすことも可能。
スポンジが痛まないよう工夫された形状にはなっていますが、やはり走りこむと消耗はするので定期的にスポンジの交換が必要なのはMSシャーシマルチブレーキセットと同じ。
バーの部分は厚さが薄いのでフロントアンダーガードのような取り付け方もでき、フロントブレーキとしての使用もできます。
ただ、材質や形状の関係で連結パーツのバー側付け根の強度の弱さが指摘されていて、すぐ壊れるという話も報告されています。


ブレーキセッティング

フロントブレーキ、リアブレーキ、応用として腹ブレーキが存在する。ブレーキは低く、かつタイヤの設置点から離すほど接地時間が長く、その効果を発揮する。装着する際は最低地上高(タイヤ以外の部分が路面から1ミリ)に注意。
また2コ以上取り付けた場合には左右の高さの違いにも注意。TT(テーブルトップ)等で思わぬ挙動を起こし、横転したりコースアウトする恐れもあるので、左右には同じパーツを使うのが無難。

・フロント
最もお手軽なのはフロントアンダーガード。これ一つである程度の速度、セクションなら攻略は可能。フロントアンダーガード&ARシャーシブレーキセットという組み合わせはスターターパックでも採用された基本セッティング。
難しめのコースや高速なモーターを使ったマシンであれば、バンパー下にFRPを装着してスポンジを貼り付ける方法も有効。
最近ではあまり使われないが、軽く仕上げたいならスタビキャップ等も使える。ただしフェンスの引っかかりには注意が必要。

・センター
腹ブレーキと呼ばれる方法。シャーシの腹(シャーシ裏側中央部)にゴムやスポンジを貼り付けたもの。レーンチェンジ上りの英文字の箇所でわずかに効き、テーブルトップの坂の頂上付近で強力に効く。貼り付けたことによる、地上高の低下に注意(特に小径マシン)。

・リア
強めに効かせる事が多い箇所。ARシャーシブレーキセットやFRPマルチプレート&FRPマルチワイドリヤステーを使えば手軽にブレーキ基盤が作れる。なのでそこにスポンジを貼り付けるのが基本となる。
場合によってはフロントにスポンジブレーキを使用し、リア側をプレートだけで済ます方法も使われる。


ブレーキパーツも、使う内に摩耗、劣化したり、最悪剥がれたりするため、定期的にチェックして交換する必要がある。
また、マスダンパーやサスペンション改造など、着地時の衝撃を吸収する改造と併用すれば、更にアップダウンでの安定性は向上する。


  • 情報古すぎたから大幅修正 -- 名無しさん (2017-10-14 02:57:48)
  • 素材とセッティングの欄は暫定完成。パーツの欄はどう作るか考え中。 -- 名無しさん (2017-10-14 03:54:51)
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