一般的な塗装で使う塗料等は以下の3つです。
  • サーフェイサー
  • 塗料
  • クリアー
順に説明します。


●サーフェイサー
通称サフ。
ラッカーパテを溶かしたようなスプレー(ただしパテよりもずっと粒子が細かい)で塗装面の色を均一にして色むらをなくし、塗装前の塗装面の細かな傷埋め効果、塗料の定着力増加などを期待できます。

サフを吹かなくても塗装はできますが、ミニ四駆は走行モデル。塗料はすごくはがれやすいので
サフ吹きをしておいたほうが良いでしょう。

あ、クリアーボディ(ポリカボボディ)にはサフは吹かないでください。
ポリカボには乗りませんし、重ね塗りしてもサフ色にしかなりませんから。

タミヤ製とGSIクレオス製の缶スプレータイプが一般的。
ちなみにタミヤ製のものはプライマー成分が入っているため
喰いつきが良く、エッチング部品など部分的に金属を使うスケールモデルの下地などはメタルプライマーを使わずにこれだけで仕上げる人も多数いる模様。

  • メタルプライマー
その名のとおり金属用の下地剤で、透明な液体になっているものが多いです。
GSIのものが有名。
透明なので、サフレス塗装(元々の色を生かしてサフを吹かない方法)を行う場合には最適。
また、元々金属に使用するものなので、定着力は普通のサフより強力です。
リアルミニ四駆など、透明ボディの透過性を生かした塗装をしたいときにもベスト。


●着色用塗料
ラッカー系、アクリル系、エナメル系の3種類があります。

タミヤカラーの場合、スプレーはラッカー、丸いビン入りはアクリル(水性)、細長い小さなビン入りはエナメルです。
成分表示を見れば書いてあるので確認してください。

性質の違いとしては

  • 発色の良さ
エナメル>>アクリル>ラッカー
  • 塗膜の強さ(はがれにくさ)
ラッカー>>アクリル>>エナメル

ミニ四駆は走行モデルで、非常に塗料がはがれやすいです。
そのためラッカー系のスプレーで塗装するのが一般的です。
リアルミニ四駆のような非走行モデルならアクリルやエナメルを使用しても良いかもしれません。

※エナメルは浸透性が強く、プラを割る危険性があるので扱いには注意が必要です。油絵の具の溶剤であるペトロール(メーカーは油絵の具メーカーの数だけあるが基本どれも同じ)だと比較的割れづらくタミヤエナメルの溶剤の代用として使えます。但し、「無臭ペトロール」の名前で販売されている商品はダマになってしまい使いものにならないので注意。

※一方でエナメル溶剤の浸透劣化を活かしてボディを任意の形状に割りとる等の使い方ができるようです(電撃ホビーマガジン2010.10月号)。

重ね塗りにも相性があり、同性質の塗料は重ねないのが基本。
重ねるとしても完全乾燥後にスプレー程度にしましょう。
筆でこすると乾いた塗料が溶けてはがれちゃいます。

ラッカーの上はアクリルかエナメル
アクリルの上はエナメル
エナメルの上には何も重ねない。

このパターンが基本です。

ただし、どういうわけかタミヤカラースプレー(サフは含まない)はラッカー系を謳っていながらエナメル塗料/シンナーで溶けてしまうという謎仕様。旧来から特に飛行機モデラーの間では有名な逸話で知らずにスミイレ等エナメルシンナーを多用する塗装を施すと泣ける。

●タミヤミニ四スプレー
通常のタミヤカラースプレーと比べてより細かい粒子による噴霧を可能に調整してある。ただしその結果内容量が同じサイズの缶スプレーに比べて10mlほど減ってしまった。


●クリアー(トップコート)
塗料やシール、デカールの上から吹きつけて表面を保護し、ツヤを整えるために吹くものです。色は無色の場合が多いです(ただしGSIからはビン入りでグレートーンのものが出ています)。
種類は光沢(グロス)、半光沢(半ツヤ、セミグロス)、ツヤ消しがあります。

実際の車は光沢仕上げになっているため
  • 実車系のツヤ感を出すならば光沢
  • 一般的な模型の仕上げなら半光沢
  • ミリタリーな仕上げにするならツヤ消し

キレイな光沢で仕上げるためには下地や塗装面の処理が大事であり、自信がない人や面倒な人には半ツヤかツヤ消しをオススメします。

クリアーに関してはタミヤ製よりも、クレオス製のほうが種類も豊富で使い勝手も良い気がします。

GSIクレオス製だとトップコートとスーパークリアーの2種類があり、シールの上から吹くならば水性のトップコート、そうでないならばどちらもOKです。