●PP系素材
正式名称はポリプロピレンだが、いかんせん長いので大抵PPと略される。
ミニ四駆のホイールとしてはもっともスタンダードな素材で、キット付属のものにしろGUPのものにしろ大半のホイールはこれである。
特徴として、
  • 粘りがあり、衝撃に強い。
  • 耐薬品性に優れる。
  • 上記の理由のためか、殆ど接着剤や塗料を受け付けない。
  • いろいろな形状・カラーがある。
など。
衝撃に強い素材、と言っても強度・剛性に関しては形状によってかなり差が出る。
また、強度のあるホイールでも経年劣化によってシャフト穴が割れてしまうため、どれでも一定時期が来ると交換する必要がある。
最も入手が容易なため、選別がしやすい。キット付属品であればアフターサービスでの大量購入も可能。

●メッキホイール用素材
上記の通り、通常ホイールは塗料が乗らないため、当然メッキも出来ない。
そのため、素材が変更されている。
メッキを剥がせば塗装が可能になる。

●ABS
一部のナット止めホイールに採用されている。
ABSの為、塗装が容易。接着剤も良く効く。

●アルミ
金属製のホイールであり、プラスチックのホイールと比べても利点、欠点がはっきりしている。
利点としては
  • 頑丈で本体はまず破損しない
  • シャフト穴が劣化してもブッシュだけ交換すればいい。ランニングコストに優れる
  • 金属削り出しであるため、プラスチックでは絶対出せない精度を確保できる
  • 重さも一概に欠点とは言えず、単純重量や低重心化による安定性、トップスピードの伸びなどが期待できる
逆に欠点として
  • 足回りを軽く仕上げたい場合にはやはりこの重さはネック
  • 初期費用(純粋なアルミホイール本体代)は高め
といった点が挙がる。
初期の頃はミニFやダンガン用などばかりで純粋なミニ四駆向けのホイールが無かったが、
現在は大径用とローハイト用が商品化されている。その中でもXシャーシ向けだったりリバーシブルタイプだったり、重量をより増したものも存在する。
しかしいかんせん限定品ばかりなので、欲しいと思った頃にはもう店頭に無いという事も珍しくない。

余談だが、ホイール中央に使うブッシュはリアルミニ四駆のホイールを装着するアタッチメントとしても使える。

●カーボン入り
カーボン+ナイロンの混合素材であり、通常のホイールより強度が大幅に向上している。
着脱を繰り返したらさすがに緩むが、経年劣化によるシャフト穴の破損がほとんどない点は安心と言える。
通常のポリプロピレン製に比べると同じ形状でもほんの僅かに重い。(小径ホイール同士で比べて1個0.2g程度の差がある)
欠点としてはブレの無い精度のいいホイールが手に入る率が低いこと。元々入手しづらいことと相まって、カーボンの当たりホイールを入手するのは困難と言える。

●グラスファイバー入り
TRFワークスJr.リミテッドに付属のローハイトタイヤ用ホイール(ディッシュタイプ)はグラスファイバー入りになっている。
精度、強度に関しても、「抜けにくい」と言うことに関してもカーボン入りホイール以上だが、太いシャフトに差し込むと全く抜けなくなる。
というか抜きたくても抜けない。ホイール抜きの専用工具が必要になるほど。



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最終更新:2023年02月27日 05:45