SuperX chassis

[基本データ]

特徴
エアロミニ四駆 マックスブレイカーにて初登場。
以前のシャーシには見られなかった様々な試みが施されている。
フロントバンパーの強度は2次ブーム時のシャーシ中最上位であり、またシャーシサイドの捩れ剛性も非常に高い。
このため井桁(バンパーをFRPで作る方法)にする必要性がほとんどないシャーシである。
リアステーはネジ2点支持になり、ステーの保持力が増した。
ただし、付属のものは強度・拡張性が低く(特に強度は致命的)、前後ローラーベースも広くなるのでGUPのものに交換したほうが無難。
駆動系はTYPE2系シャーシを改良したもので、ワイドな設計を生かしてプロペラシャフトを左側に配置、コの字形に動力を伝達するという独特の構造になっている。
駆動系精度においてはVSシャーシと同等か若干劣るものの、かなりデキが良く、素のままでもけっこう速い。
1.4mmのプロペラシャフトを使うミニ四駆シャーシの中では唯一オレンジクラウンを使っている。
これは従来のシャーシがレイアウトの関係で、ピニオンギヤを避けてプロペラシャフトを車軸(ドライブシャフト)より下方に設置しなくてはならなかったのに対し、SXではピニオンギヤとは一切干渉しない正反対側にペラシャが配置されていて(ZERO系シャーシやTZ系シャーシを見てみるとわかるが、ピニオンギヤとペラシャのクリアランスはかなりギリギリ)、ピンク色のヘリカルクラウンギヤを採用する必要がなかった為であると思われる。
ワイドに設計された分、バッテリーモーターの位置を低く設置され、さらに低重心となった。
(その所為か、他のシャーシのボディを乗せると浮いたような印象になるが)
また、ホイールベースとトレッドが必然的に他のシャーシよりも長くなっている。
そのため、2次ブーム以前のミニ四駆シャーシとしては唯一72mmドライブシャフトを標準装備し、ペラシャも専用のものが用意されている。
これは直進性と安定性において有利であるが、コーナーで大きく減速する要因となる。
その所為か、次代のVSでは真逆のコンセプトが取られている(但し後部ギヤボックスがTYPE-2式になっていたり、開閉式のバッテリーホルダーや2点止め方式のリヤステーなどの利点はフィードバックされた)
また、このシャーシはモーターを底部から取り外せるようになっている。ボディを外さなくていいのでモーター交換が楽。
底部からモーターユニットを着脱するシャーシとしては始祖であるが、2012年登場のARシャーシもX系によく似た構造を持っている。
この構造は単純に便利というだけではなく、TYPE-2式ギヤケースの欠点を解消していると言える。つまり通常のTYPE-2式に比べ、一々カウンターギヤ(カウンターギヤシャフト)を外さなくて良いので、メンテナンスの手間がかなり省けるのである。
更にバッテリーホルダーもヒンジを使った開閉式の大きなものに変更され、電池交換の際に無くす心配が大幅に減少した。
しかも、他のシャフトドライブシャーシのものと違い4点で支えるので、保持性能が最も高いといえる。
また、この部分を「X」の形にして渋さを演出するこだわりようで、ファンを魅了している(その他の部分にもXを模ったと思しき意匠がある)
お子さんにも安心して取り扱える親切設計と言えよう。

このシャーシを端的に表すと「重厚長大」であるといえ、従来の「軽薄短小」なシャーシとは540°コンセプトの異なるシャーシである。

発展・改良型としてスーパーXXがある。

余談だが、金型番号3・4番(たぶんナックルブレイカー先行販売版辺り)からはフロントバンパー(のローラー取付穴近辺)の形状が現在のものになり、以降の金型ではこの形になっていて、これ以前の1・2番金型にもフィードバックされている。
同時にモーターマウント付近の形状も3・4番から若干変更されたが、こちらは1・2番へのフィードバックがない。
ちなみに8番金型まで確認されている。

このシャーシは特に強度面と安定性から、テーブルトップなどのジャンプ要素があるレース用のマシンとしてオススメ。
マシンのジャンプ中に駆動系のカウンタートルクが本体重量と相殺され、空中で車体が安定する。
ただし、左右非対称のセッティングを行っている場合はこの限りではない。

無加工のGUP取り付けなどで速くすると、すぐに速度の限界が見えてくる。
これは前述の通り、コーナーで大きく減速することが大きな要因である。
足回りや重量の見直しなどで、コーナリング速度の限界突破は可能。

過去に、限定生産としてカーボン入り強化シャーシがグレードアップパーツとして販売された。
堅牢でプロペラシャフトの滑りが良いうえ、金型も後期の5・6番で優秀等と高く評価されている。
GUP単体としてはYahoo!オークションなどで取り引きされている。

2009年7月18日に限定キットとして「マックスブレイカーCX09 ブラックスペシャル」が販売された。
付属のシャーシ、および専用ホイールはカーボン入り強化タイプとなっているうえ、ハードスリックタイヤも装備していてシャフトドライブシャーシのキットでは基礎ポテンシャルが最高クラスだろう。
但し、シャーシはGUPのものに比べて炭素含有量が減ったのか、はたまたマトリクスが何らかの変更を受けたのか、見た目が少し変化していて使われている金型番号もGUPのものより若い。
(CX09は1・2番の後期型、GUPは4・5・6番)
一部情報では、カーボン含有量は昔のものと同じという事らしい。
と、言う事は見た目のわずかな違いは使われている金型の関係だろうか・・・真実は神のみぞ知るといったところか。
2010年3月にグレーのギヤケースで再販。
こちらはCX09のものと違いオリジナルのものに近い色をしている(ただし金型はCX09と同じ1、2番金型)

他のバリエーションとして、ブラウングレー、ブラック、スモークブラック、ホワイト、レッド、蛍光オレンジ、ブルーなどのカラバリがある。

以下、カラーバリエーションについて。

  • ブラウングレー
最初に発売された色。エアロミニ四駆に採用されているものは大抵これである。
ブラックに比べて多少材質が柔らかいような印象を受ける。
良いか悪いかは別として。

  • ブラック
ナックルブレイカー(ノーマル)先行販売版とマイティミニ四駆シリーズ、及びマックスブレイカーTRFに採用されている。
ブラウングレーよりも硬いが、そのせいか若干割れやすい感がある。前輪の軸受部分が特に割れやすい。
尚、マイティシリーズに入っているギヤカバー他のランナーはエアロシリーズと同じグレー系であるが、マックスブレイカーTRFに付属しているものは、シャーシもギヤカバーも共にブラック。
ナックルブレイカー(ノーマル)先行販売版はライトスモークになっていた。
2011年9月にGUPとして、ポリカ仕様のものが赤とセットで販売された。

  • スモークブラック
ナックルブレイカー ブラックスペシャルにて標準装備されたほか、限定GUPとしても販売されている。
クリア系素材の御多分に漏れず脆弱であり、実用に耐えられる感じではなさそう。
それでもクリア素材特有の割れやすさはある程度改善されているようで、材質の柔軟性がかなり向上している・・・が、柔らかすぎな気もする。
具体的には、ダメージを受けた部分が白濁する。もう、泣くしか。
ちなみに、GUPのものはナックルブレイカー(ノーマル)先行販売版と同じ、クリアカラーのギヤカバーが付属する。

  • ホワイト
限定グレードアップパーツとして存在する他、マックスブレイカー、シャドウブレイカー、マックスブレイカーTRFの各クリアスペシャルに付属していたらしい。
スポット生産だったようで、出回った数はあまり多くはないようだ(ただ何時ぞやの福袋に入ってたり・・・)
直射日光(主に紫外線が原因)や経年劣化により黄ばんでくる為、それを避けたい場合は保管方法には細心の注意を払おう。
なお、ギヤケース類もホワイトで、シャーシ本体より純白に近い。
シャーシ本体と同じく、やっぱり黄ばむので注意。

  • カーボン強化
みんな大好き 通称炭SX。頑丈さや駆動効率の高さはもはや説明の必要もないだろう。
黒っぽいが、材質変更の所為か純黒ではなく、ダークグレーに近い。
限定GUPのほか、マックスブレイカーCX09にも採用されている。
(CX09のほうが色が濃い)
ギヤカバーの色が豊富で、GUPではグレー、パープル、オレンジといった片軸チューン系モーターのような色、そしてCX09に付属しているダークなメタリックグレーの全4色がある。
2010年3月にグレーのギヤケースで再販。

  • レッド
2009年に赤のテストショット版(?)が抽選会などで配られた(これ以前にも存在していたようだが・・・)
このときのテストショットは少数であった模様。
その後、大量に出回り、各地の抽選会やレースの景品として配布された(公式大会以外でも学際レースの景品として赤レーザーギルなどと一緒に出回った模様)
だが、ギヤカバーはなくシャーシだけ生産した模様である。
色味は赤の強化リヤステーより少し薄いぐらい。多少透けがある。
2011年9月にGUPとして、ポリカ仕様のものが黒とセットで販売された。
こちらにはギヤケースが付属する。

  • 蛍光オレンジ
海外の代理店企画商品。
東南アジア限定ライジングトリガーキットに付属。
シャーシ、ギヤケースとも蛍光オレンジで、フロント用ゴムリングローラーも同じ色のものが同梱される(ノーマルのブラウングレーのものも付属する)。
その他、ボディは濃い目のクリヤーブルーでホイールはホワイト、タイヤはクリヤーとなっているなど、出来うる限りのすべての部品がスペシャルカラーになっている。
実に羨ましい、日本でも販売してほしいものである。

  • ブルー
昔抽選会にて配られた。