ワンウェイホイール
コーナーで外側のタイヤを空転させることによりスムーズなコーナリングが実現!ということだが、
空転する分本来のホイールの働きをしてないということなのでグリップ力が足りなくなり、
Gによる横滑りこそ防ぐものの今度は縦すべりを起こし減速しやすい。
作動しなくてもいいストレートやウェーブなんかも作動する場合もある。
さらにホイール内に機構が詰め込まれている分重く、また稼働するためガタつきもあり、何かと扱いが難しいパーツ。
基本的には稼働のメリットより重さのデメリットが大きい。

ところが、2010年代に入りサスやフレキといった制振機構が次々と開発されると、左右のタイヤの回転数が同一のままでは動作が制限されてしまうため、ワンウェイホイールに目が向けられた。その場合は精度を上げてガタつきを抑え、よりスムーズに稼働するようにしてサスマシンのフロントに使われることが多い。
但し、サスマシン自体が複雑な改造であり扱いも難しいためワンウェイホイールの採用も必然的に一部上級者のみに留まる。


可変ダウンスラスト
コーナーに差し掛かってバンパーが当たる時に、ローラーに強くダウンスラスト角を与えて安定化を図るシステム。
バンパーに角度を与えられていない時代では活躍できたが、普通のコーナーで不安定になるような脆いシャーシもなくなった今では、時代遅れになってしまった。


スライドダンパー
バンパーがぶつかった際の衝撃をステーで吸収してマシン本体に与えられるダメージを軽減するシステム。
ステーに内蔵されたスプリングで衝撃吸収し、粘度の高いグリスでスライドの硬さを調整する。一言で言えば横向きサスペンション。
主にフェンスのガタのある継ぎ目やデジタルカーブなど、強い衝撃を受けて姿勢を崩されがちなセクションの対策として使われる。
2種類あるスプリングとスライドダンパー用グリスを使い分け、マシンの速度やセクションの厳しさに応じてセッティングする必要がある。
セットによっては潤滑用グリスが付属していたり、グリスがそもそも無かったりというたわけた構成で販売されているが、高速環境であれば別売りの硬いグリスは必須である。

余談だが、2次ブームの登場当初はそれなりに注目され使われてきて、ユーザーのレベルが上がったのと同時にフラットレース全盛になった2000年代に夢パーツ扱いされた経緯がある。(当時のスライドダンパーがどれも実用に足る強度を持たなかったのも原因)
そして2010年代に入って立体が主流になり、公式コースの多様なセクションによって再び見直されて息を吹き返し、夢パーツ扱いからの脱却に成功した。


ステアリングシステム
四輪駆動を維持しつつもコーナーで自動的にホイールの向きを変える(椅子のキャスターの原理)。
ミニ四駆におけるグリップ走行の切り札となる画期的なシステムと言える。
グリップの強いタイヤを遠慮なく使い、コーナーそのものの速度やコーナーを抜けた先の加速に貢献しようとした。

しかし現在販売しているパーツは、可動域は狭く構造は脆く、そもそも使えるシャーシ自体が少ないため正直言って夢パーツ扱いせざるを得ない代物である。(詳しくは←のリンクへ)
現在の環境で、というよりまともに機能するステアリングを出すのであれば、

  • シャーシに取り付けるベース基板は強化素材かつビス止め
  • 左右輪を繋ぐジョイントバーは金属製で(可変ダウンスラストのスプリングが近いか)
  • 軸受けボールベアリングに対応する
  • 使用できるシャーシを増やす
  • 好きなホイールを使える構造にする(超速チューンナップ入門に掲載されたユーザー投稿のシステムで実現されていた

くらいは出来なければ実戦で使用するには足りない代物のままになるだろう。
コンセプト自体は前述の通り立派なので、メーカーには是非とも再挑戦してもらいたい。

コメント欄

  • ページ自体は存在したギミックパーツの欄だけど、ワンウェイをうまく説明出来ないんで、誰かに頼みたい。今はまだ夢パーツ扱いされてた古い文章だから何とか修正したいんだが・・・。 -- 名無しさん (2017-05-22 03:51:24)
  • ワンウェイ更新感謝します。面白くて良いパーツなんだけどディスられてばっかだなーって思ってたので、上手いこと書きたかったんですがどうにも経験不足でして。 -- 名無しさん (2017-08-06 05:02:55)
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