問題の所在

  • 定番書、ベストセラー、ロングセラーとしての『やさしい人物画』
  • なぜか模写のお手本として利用されている実態 「ルーミスをやった(通しで模写した)」
  • 模写のお手本として使えなどととは一切書かれていない事実
  • 実際に読んでいる人はほとんどいないのではないか?
  • 実際には何が書いてあり、どう読まれどう使われるべき本なのか?

本書自体が抱える問題

  • 不十分な編集(原著に由来。見出しの少なさ、説明順序が未整理、レイアウトの拙さ)
  • 歴史的・文脈的な内容上の制約(原著1943年、ミッドセンチュリーアメリカの商業イラストレーション)
  • 翻訳上の分かりづらさ(翻訳1976年、訳者はことわざおじさん、『やさしい』はどこから来たのか)

本書に関する言説が抱える問題

  • 定番書としての『やさしい人物画』(要調査)
  • 「模写」派
  • 「哲学書・読み物」派 「やさしくない人物画」
成冨ミヲリ『絵はすぐに上手くならない』p.106?
http://esinote.com/blog/3158.html
http://egokororoman.com/yasashiijinbutuga/
  • 否定派

読解のアプローチ方法

  • 『やさしい人物画』のテクストそのものについて読解することを基本とする ←→伝記的アプローチ
  • ひとまずルーミスの他の著書については扱わないものとする(資料収集上の限界)
  • 日本の読者の問題として考えることから、まずは日本語翻訳版を使用し、必要に応じて原著を参照する
  • 本書の内容を明確化するため、適宜見出しを補ったり順序を入れ替えて読解を行う
最終更新:2017年07月19日 11:11