コモンディフェンスパクト

CDP(コモン•ディフェンス•パクト)は相当数のヨーロッパ諸国、中東、サ八ラ以南のア フリカ、南アメリカの代表からなる相互防衛条約。

CDP加盟国リストは別記事を參照。

発端

CDPはヨーロッパ連合崩壊後の経済および政治的混乱、減少する石油供給をめぐる世界的 競争の高まり、ハイテク産業で使われるレアアースなどの限られた資源の利用、宇宙船 打ち上げ部門の発展を目指す国々の保護主義政策に端を発する。

ヨーロッパ連合からフランスとドイツが抜けてユーロが破綻した後、ポーランドが元EU では初めてロシアとの新しい貿易条約への署名を表明した。

2025年に締結されたワルシャワ•パーチェスはポーランドを支払い能力のある状態に戻し 、政治的問題に関する公約、天然ガスやその他のロシアが輸出するエネルギー購入に関 する独占権の保証と引き換えに、エネルギー安全保障を提供するものであった*これは その後の条約における基礎を形作ることになる。

ヨーロッパ保護の拡大と変化

2026年、最初は八ンガリー、続いてルーマニア、最後はチェコ共和国がロシアと独自に合意を形成した。それそれが痛烈な外交的発表を行い、「事態が厳しい」時に経済力の弱いヨーロッパ諸围を見捨てた「EUの富裕層」を非難した。

2031年、ロモノソフ事件が再びアメリカとロシアを対立に引きすり込む。紛争中の海域で アメリカの調査船がロシアの海軍船に撃沈され、海底の鉱物と石油の権利をめぐる両者 の争いが激化している状況が浮き彫りとなった。

欧州外交クーデター

2032年、確かな産業的•財政的基盤を持つドイツが欧州横断条約に署名し、オーストリア 、イタリアと共に加盟国の仲間入りを果たしたことは、西欧の観測筋には予想外の動きだった。

コモン•デイフェンス•パクトの誕生

2036年にアメリカ、中国、日本が参加して東シナ海で行われた初の歴史的な海上演習は、 ロシア、イラン、パキスタンからの批判を招いた。さらに、世界的な貧困国の不況の悪 化を背景に、現地製造に影響を受ける製造業基盤経済の国々が苦しむ中、イランが欧州 横断条約に署名した。

署名式では、イランの代表者が現在の条約を完全な相互防衛条約に引き上げることを提 案した。その後の極めてお膳立てされた状況で投票は可決され(ドイツのみ棄権)、CDPが誕生した。

その条項によれば、加盟国に対する攻撃は全ての国に対する攻撃とみなされる。各国は独立国としての地位を維持しながらも、連合軍の訓練および供給のために毎年資金を提供する。

その数ケ月後、ドイツがCDPから離脱した。

作用に対する反作用

2037年、CDPへの直接的な対抗措置として、アメリカの国務長官はアメリカの全同盟国を 巻き込む相互防衛条約を起草し、ウィンズロー •アコードと名づけた。

さらなる拡大

2037年、CDPにリビアとシリアが加盟して中東での規模をさらに拡大させた。

2039年、新たに莫大な埋蔵量のレアアースが発見されたケニアとの長期にわたる交渉の末 *ケニアが正式にCDPに加盟。2040年にはナイル川同盟の他の国々もそれに続いた。

国内の政治的変化を受け、イタリアは2041年にCDPを離れてウィンズロー •アコードと手を組むことになる。

イエメンが2051年に加盟国となり、2052年にソマリアが追随した。