PHIとは?

手作り感覚で発展していく、ネットワークRPG「PHI」(PHantasmal Island)


PHIは、現在SCEIでゲーム開発をしている永井秀明さんらによって開発された。
工学院大学院生だった永井さんの修士論文のテーマ、仮想都市を舞台にした
サーバークライアント方式のコミュニケーション実験のためで、本来は研究用のシステム。
だが、その後ユーザー有志によってサーバーが次々と立ち上げられ、独自の進化を遂げていった。

クライアントは山口東京理科大学の高岡啓太郎さんが、Windows用の「phiwin32」を新たに開発した。
phiwin32は従来よりゲームらしい画面になり、操作性も改善されて、ユーザーの広がりが期待された。
その後も有志によって多種多様なクライアントが開発され、現在は「Philly」が主流になっている。

素朴なインターフェイスから当初受ける印象と比べ、PHIは実に奥が深い。
プレイヤーは、モンスター狩りやアイテム収集、世界旅行など、遊び方は自由。
アイテム同士を組み合わせたクラフティングやゲーム内の家に住めるなど、生活感もある。
各世界には、様々なコンセプトのクエストが用意されている。

サーバーはそれぞれ相互にリンクした複合世界を形成し、転送機能でサーバー間を自由に移動できる。
サーバーソフトも公開されているので、自ら世界のGM「ワールドマスター」となることも可能。

PHIは研究目的で誕生した経緯から、現在は28の世界が有志によるボランティアの努力で管理・運営されている。
そのため、プレイヤーは『完全に無料で全て』を遊び尽くせる。広告表示やアカウント登録の必要もない。

商用のオンラインゲームと比べると、操作性に難はあるし、グラフィックは物足りない部分もあるが、
プレイヤーと開発者、サーバー運営者の共同作業によって、手作り感覚で発展しているPHIの世界。