クリスマスカード
チビくんへ
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ちびくんへ。
きょうはちびくんのために、たくさんおいしいものをよういしました!
おりょうりもおかしも、みんなでつくったんだよ。
ぱぱ・ままといっしょに、ぱーてぃをたのしんでね!
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ちびくんへ。
きょうはちびくんのために、たくさんおいしいものをよういしました!
おりょうりもおかしも、みんなでつくったんだよ。
ぱぱ・ままといっしょに、ぱーてぃをたのしんでね!
めりーくりすます!!
はんこくのみんなから
だいひょう きりはらりょう より
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(メッセージカード:霧原涼)
だいひょう きりはらりょう より
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(メッセージカード:霧原涼)
プレゼント
- イラスト
ネコリスぬいぐるみ
お菓子の詰め合わせ
蒼天の模型
クリスマスプレゼント統合
(イラスト:東堂 悠司)
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お菓子の詰め合わせ
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蒼天の模型
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クリスマスプレゼント統合
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(イラスト:東堂 悠司)
手作りクッキー
(作成者:海堂 玲@世界忍者国)
(作成者:海堂 玲@世界忍者国)
- SS
クリスマスにACEに対してプレゼントが贈れる。そう知った後の藩国の面々は、かなり特殊な決断を下した。
個人が自分の好きなACEに送るのではなく、藩国一同として、芥辺境藩国にいる全てのACEに対してプレゼントを贈ろうと、そう決めたのだった。
勿論、自分の好きなACEに対して個人的にプレゼントを贈る事を止められたわけではない。
この国に住むACE達に感謝の気持ちを届けようというのが、国民の総意だった。
個人が自分の好きなACEに送るのではなく、藩国一同として、芥辺境藩国にいる全てのACEに対してプレゼントを贈ろうと、そう決めたのだった。
勿論、自分の好きなACEに対して個人的にプレゼントを贈る事を止められたわけではない。
この国に住むACE達に感謝の気持ちを届けようというのが、国民の総意だった。
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小鳥遊は芥辺境藩国中を走り回っていた。チビへのプレゼントを用意するために。
両手には抱えきれないほど大きく、煌びやかに飾り付けられた靴の形をした入れ物が抱えられている。
その容器には既に半ばほど、お菓子が詰め込まれている。
両手には抱えきれないほど大きく、煌びやかに飾り付けられた靴の形をした入れ物が抱えられている。
その容器には既に半ばほど、お菓子が詰め込まれている。
「お、小鳥遊くんじゃないかい、これもよろしく~」
「あ、はいっ!」
「あ、はいっ!」
横合いからかけられた声に、慌てて足を止める。
声をかけたゲドーは、靴の中のお菓子の量に一度笑ってから、躊躇なくその中にお菓子を加えた。
声をかけたゲドーは、靴の中のお菓子の量に一度笑ってから、躊躇なくその中にお菓子を加えた。
「大盛況だね?」
「ええ、お陰様で。嬉しい悲鳴ってやつッスかねえ……っと、急がないと。すみません、それじゃっ!」
「うん。がんばってね~」
「ええ、お陰様で。嬉しい悲鳴ってやつッスかねえ……っと、急がないと。すみません、それじゃっ!」
「うん。がんばってね~」
そんな苦笑を零して、また小鳥遊は走り出す。
急がないと間に合わない。何しろ、チビのことを祝いたいと思う人はこの国のどこにでもいるのだから。
そんな小鳥遊を見送ってから、ゲドーはくるりと背を向けた。彼も彼で、大事な仕事を抱えているのだった。
急がないと間に合わない。何しろ、チビのことを祝いたいと思う人はこの国のどこにでもいるのだから。
そんな小鳥遊を見送ってから、ゲドーはくるりと背を向けた。彼も彼で、大事な仕事を抱えているのだった。
その後も、藩国中をまわる度に、双海環が、東堂悠司が、霧原涼が、吉備津五十一が、青色珊瑚が、歩露が、そして藩王の荒川真介が、次々に靴の中にお菓子を入れていく。
そうして藩国中を一回りして自室に戻ると、既に靴の中にはお菓子が零れ落ちそうなくらいに積み上げられていた。
その靴の横には、蒼天の模型。ネコリスの人形。
どちらも、チビが好きだと言うことをどこからともなく聞きつけた人が用意してくれた、手作りの一品だった。
そんな様子を見ると、小鳥遊はなんだか嬉しくなる。チビのことを大切に思ってくれているのが目に見えて、それが嬉しいのだった。
そうして藩国中を一回りして自室に戻ると、既に靴の中にはお菓子が零れ落ちそうなくらいに積み上げられていた。
その靴の横には、蒼天の模型。ネコリスの人形。
どちらも、チビが好きだと言うことをどこからともなく聞きつけた人が用意してくれた、手作りの一品だった。
そんな様子を見ると、小鳥遊はなんだか嬉しくなる。チビのことを大切に思ってくれているのが目に見えて、それが嬉しいのだった。
その嬉しさが掠れはじめない内に、髪とペンを用意する。プレゼントと一緒に、手紙を添えようと思ったのだった。
どのように書こうか迷う。けれど、書くべきことそのものは最初から決まっている。
どのように書こうか迷う。けれど、書くべきことそのものは最初から決まっている。
小鳥遊は一つ頷くと、まずは最初に一文を書き始めた。おそらくまだ字は読めないであろうチビにも伝わるように、沢山の色と気持ちをこめて。
――Merry Christmas!
(SS:小鳥遊)