童話


ガリバーの冒険

 昔々、あるところにガリバーという青年がいました。
 海が好きなガリバーは船に乗り、あちこちを旅していました。
 ある日、ガリバー達は世界の端を見つけてしまいました。
 ガリバーが止めるのも聞かず、船員たちはそこへ向かおうとします。
 ガリバーは慌てて海に飛び込み、波にさらわれてしまいました。【SCP-1372 - The Utter West (西端)】
 気が付くとガリバーの目の前には不思議な人物がいました。
 その人物は、このままだとガリバーは死んでしまうだろうと言いました。【SCP-990 - Dream Man (ドリームマン)】
 目が覚めると、ガリバーは小人たちの手によって縄で縛られ寝かされていました。
 ガリバーは小人の国に迷い込んでしまったのです。
 ガリバーは檻に入れられ、閉じ込められました。
 その檻の中にはもう一人いましたが。【SCP-1440 - The Old Man from Nowhere (どこでもない地からの老人)】
 ガリバーが何故か体調不良になってきた頃、王様が現れたので出してくれと頼みこみました。
 王様はガリバーを安全だと判断し、檻から出してくれました。
 ある晩、王様の城が腐ってボロボロになりました。【SCP-106 - The Old Man (オールドマン)】
 ガリバーが城を直してあげると、たちまち国の人気者になりました。
 すると、隣国の小人を滅ぼした化け物がこちらへやってくるという知らせが届きました。
 化け物は何度攻撃しても死ぬことはありませんでした【SCP-682 - Hard-to-Destroy Reptile (不死身の爬虫類)】
 ガリバーは何とかしようと試みましたが、どうすることも出来ません。
 諦めようとした時、なぜか化け物は帰り始めました。
 よく分からないけどガリバー凄いということで、ガリバーの人気は一気に高まりました。
 そんなガリバーの人気を妬んだ王様が、ガリバーを殺そうと企みました。
 王様は斧を持ち出しますが、それで自らを真っ二つにしました。小人はとても驚きました。
 しかし次の瞬間、真っ二つになった王様の片割れがラフィ・マクラファーソンになりました。
 これには小人たちも大爆笑。【SCP-2030 - LA U GH IS F UN (ワ ラ ヒ ワ タ ノシヒ)】
 その頃、小人たちの導きにより、ガリバーは無事に国から脱出することが出来ました。
 そしていつのまにかお土産も貰っていました。しかし貰った記憶は全くありません。SCP-055 - [unknown] (正体不明)
 その後、ガリバーは[データ削除]
 めでたし、めで赤時化 夜薙げ 緋色の


嘘をつく子供

 むかしむかし。村中の羊を預かる、羊飼いの少女が村から外れたところで暮らしていました。
 少女には狼が来たら村の人たちに知らせる役目がありました。
 ある日の事、少女はあまりにも退屈だったので【私……実は男だったんだ!】と嘘を吐きました。
 村の人たちはそれを聞いて、カメラ片手に慌てて飛び出してきました。
 しかし、それが嘘だと分かり村人は解散しました。
 数日後、少女はまた【巨乳になる薬を手に入れたぞ!】と嘘を吐きました。
 そして飛び出してきた貧乳たちに怯えました。
 薬がないと知ると、貧乳は戻っていきました。
 それからまた数日後のこと。本当に狼がやってきました。
 狼は少女の羊に襲い掛かり、少女は慌てて【焼肉パーティーだ!】と叫びました。
 村の人達はもう騙されないぞと思い、少女の言葉を無視しました。
 少女はどうすることも出来ませんでしたが、少女には仲間がいました。
 こうして少女は仲間たちと協力し、狼を見事に退治したのです。
 ただ、どうやら狼は一匹じゃなかったようで。
 別の所から来た狼に羊を全部食べられてしまいましたけど。
 めでたし、めでたし。


かちかち山

  昔々、おじいさん家の裏の山に一匹のタヌキが住んでおりました。
  タヌキは悪さばかりするので、我慢できなくなったおじいさんはタヌキを【色仕掛けで】捕まえました。
  家に吊るし、おばあさんに縄をほどいてはいけないよと注意してから家を出ます。
  タヌキは反省したふりをして、おばあさんに縄をほどいて貰いました。
  そしてタヌキはおばあさんを殺し、馬鹿な奴だと吐き捨てて逃げていきました。
  それを知ったおじいさんはショックで寝込んでしまいました。
  そこへ心優しいウサギが現れ、おばあさんの仇をとってあげようと言いました。
  ウサギはタヌキを【ガールズハント】に誘います。
  タヌキは『カチカチ』という音を不思議に思いますが、【将軍が勝ち鬨を上げてるから】と言われ納得します。
  次は『パチパチ』という音を耳にしましたが、【静電気が酷くてパチパチ鳴ってるんだよ】と言われて納得します。
  しばらくすると『ボウボウ』という音がしましたが、【気にするな!】と言われ納得します。
  そしてタヌキの背負っていた紙が勢いよく燃え出し、タヌキは大やけどを負いました。
  そんなタヌキのところへウサギが治療してあげるよと言ってやってきました。
  タヌキは火をつけたのはウサギだろうと疑いますが、それは別のウサギだと言われ納得しました。
  ウサギはタヌキの傷口へ【レモンの絞り汁】を塗りたくり、タヌキは悲鳴をあげました。
  数日後、怪我の治ったタヌキをウサギが釣りへと誘います。
  やはり疑るタヌキでしたが、あれは別のウサギだと言われてやっぱり納得します。
  そしてウサギの身体が白いから、タヌキは【ビート板】に乗せられました。
  ビート板は何者かの狙撃により沈められました。
  助けを求めるタヌキでしたが、ウサギは罰が当たったんだと言いかえしました。
  やがて、【タヌキは溺れて死んでしまいました】
  おじいさんはタヌキがいなくなったことを喜びました。
  しかし、それでおばあさんが戻ってくるわけでもありません。
  それがおばあさんの魂に届いたのか。
  今でも、裏の山からこう聞こえてくるそうです。
  気にするな! と。
  めでたし、めでたし。


新不思議の国のアリス~最強にして可愛すぎる俺~(不思議の国のアリス)

  昔々、聖杯戦争の起こっている童話がありました。
  文達がそこを歩いていると空から金髪美女のバーサーカーが降ってきました。
  しかし文達はこれを何とか撃退し、バーサーカーは消滅しました。
  文達が歩いていると、宝石を見つけました。文はこれを大事そうに拾い上げました。
  すると陽気でやたら上から目線のライダーがやってきました。
  ライダーは宝石を奪おうとしましたが、自らの宝具に負けて消滅しました。
  フレッドは誓いました。ライダーの為に聖杯戦争を勝ち残ると。
  ライダーを置き去りにした文達は、マーダーのサーヴァントと出会いました。
  文達はマーダーと手を組みました。
  一行が進んでいると、貧乳が同じく貧乳のマーダーに引き寄せられてきました
  貧乳は巨乳のクリスを倒すと、次なる巨乳を求めて去っていきました。
  ですが何故か戻ってきた貧乳は、再度巨乳のクリスを倒してどこかに去りました。
  その貧乳のあまりにも恐ろしさにキャスターが同盟を申し込んできました。
  文達はキャスターとも手を組みました。
  しばらく進んでいると、文が思い切り転びました。その隙に猫が文の下着を盗んでいきました。
  一方、エンプレスとムーンは同盟を組んでいました。
  そしてスラッカーを発見したクリスは狙撃をするのですが、惜しくも外れてしまいました。
  その隙を狙ってマーダーがスラッカーを撃ち抜きました。
  突然お茶会も始まりましたが、帽子屋を道連れにフレッドは消えて行きました。
  ちなみにセイバーは貧乳に一騎打ちを申し込み、辛くも貧乳を倒しました。
  文達は文達でベアが強襲してきましたが、これを何とか退けました。
  その時、文達の意志が一つとなり、アリスを支配していた女王の呪縛が解けたのです!
  そしてカラスの話によりアリスは目を覚まし、更なる追撃の死体蹴りでアリスは再起不能になりました。
  意味ありげに登場したサーヴァントは見せ場もなく退場し、元の童話へと戻っていたのです。
  ですが、果たして本当に全ての敵を倒したのでしょうか。
  文達の胸にはかすかな不安が残っていましたが、それはまた別のお話し。
  アリスの探検は、まだまだ始まったばかりだ!


幸福な王子+(雉も鳴かずば)

 昔々、ある村にみすぼらしい幸福な王子の像がありました。
 ある冬のこと、弥平という男が像の側で一休みしていました。
 像は弥平の妻は殺されたのだと教え、奪われたものを取り返しなさいと言いました。
 弥平には娘がいます。頼みを聞いてくれたら、娘が食べたがってるものをやろうと言われました。
 弥平は一生懸命働いている女の家から【母親の写真】を盗み出し、王子の腰の剣に貼り付けました。
 そして娘の元に小豆まんまが現れ、娘は悪態をつきながらそれを食べました。
 次の日。王子は弥平に才能ある若者から【暴君ハバネロ】を盗んできてくれと頼みました。
 弥平が奪ってきたハバネロを王子は目の中に入れて貰いました。
 そろそろ止めようとする王子でしたが、奪われた物はまたあります。
 あそこで泣いているマッチ売りの少女から、【ありったけの塩水】(サファイア)を奪い返すことになりました。
 そしてありったけの塩水を目から流し込まれた王子は懇願しました。
 もう壊してくださいと。
 しかし世話になったからと、弥平はこれを拒みました。
 ちなみに王子はとても口でも言えないものを体中に塗られました。
 そのせいなのかどうか知りませんが、大雨が降りました。
 ハバネロとか塩水とかは全部流れました。やったね。
 そして大雨で川が氾濫しそうになった時のこと。人柱を立てることになりましたが候補は誰もいません。
 と思いましたが、実は村の中に連続殺人犯が潜んでいました。
 この男も弥平という名前でした。偶然とは恐ろしいものです。
 村人たちはこの弥平を人柱にすることとしました。
 次の日、雨はすっかりあがっていました。
 そして村人は王子の像がとても綺麗になっている事に気づきました。
 そりゃ雨が降ったんだからそうなるわ。村人は気にもとめませんでした。
 ですが像は破壊されてしまいました。そう、弥平の娘の手によって。
 弥平は怒りました。どうしてこんな事をしたのかと。
 鳴いてない雉でもあたしは撃つぜ、と。
 めでたし、めでたし。


人口衛星(かぐや姫)

 昔々のこと、竹取のおじいさんがいました。
 おじいさんが竹藪で光る【ドラム缶】を見つけ、破壊してみると中から赤子の女の子が現れたではないかですか。
 おじいさんは女の子を連れて帰り、おばあさんと一緒に大事に育てました。
 ちなみにおじいさんが竹藪に行くたびに、ドラム缶から札束が出てきたので二人は金持ちになりました。
 そして赤子は三か月で成長し、それはそれは美しく光り輝く子になったそうです。
 その娘は【人口衛星】と名付けられました。
 美しい人口衛星を皆が放っておくわけもなく、五人の若者が求婚してきました。
 選びかねるおじいさんに対し、かぐや姫は難題をクリアした人と結婚すると言いました。
 一人目の大森カズフサには【ロリコン卒業】を。
 しかし卒業したと言い張った割には巨乳を見て吐いたので、嘘だとあっさり見抜かれました。
 二人目の剛田猛男には【ドラゴンボール】を。
 かぐや姫も目をみはりましたが、復讐にきたライオンによって勘違いだとばれてしまいますエンゼル。
 三人目の乱藤四郎には【お前がママになるんだよ!】を。
 そこらで見つけた子供を人口衛星に見せますが、宝石を渡したらあっさりと裏切りました。
 四人目の右代宮戦人には【鬼の尻こだま】を。
 手に入れる為に河へと向かいましたが土石流に流され、根性で泳ぎ切りました。
 五人目のヘラクレスには【超巨大ロボット】を。
 ヘラクレスは巨大な龍の王の箱舟をロボットだと勘違いし、崩れてきた人形に押しつぶされて無傷でした。
 結局、五人の若者は誰ひとりとして難題を攻略することが出来ませんでした。
 その噂を聞いた帝が、人口衛星を宮廷に迎え入れることを決めました。
 しかし人口衛星はこれを断り、帝も交換日記をかわすだけで満足していました。
 ですが人口衛星の表情は冴えません。なぜなら彼女はもうすぐ月へ帰還しないといけないからです。
 【帝と5人の候補は大軍勢を連れて、人口衛星を閉じ込めました】
 ですが月の使者には通じませんでした。
 人口衛星はおじいさんとおばあさんに手紙と【蓬莱】の薬を渡しました。
 そして【人口衛星は月へと帰って行ったのです】
 人工衛星が月へ帰還した後、不老不死となったおじいさんは帝になりました。
 五人の……三人の優秀な部下が新たな帝を支えてくれたそうです。
 そして帝となったおじいさんは命じました。月へ行く船を作るのだと。
 部下たちは知恵を絞り、月へ行くための船を作り上げました。
 おじいさんはおばあさんを連れて、月へと旅立ちました。
 そして二人は、そこで人口衛星と再開したのです。
 人工衛星は呟きました。こんな終わり方は初めてだと。
 そして三人は月と地球を行き来して、いつまでも幸せに暮らしたのです。
 めでたし、めでたし。


親指姫

 昔々、子供のいない女性が魔法使いに子供が欲しいと頼みました。
 魔法使いから大麦を貰った女性がそれを育てると、花の中から小さな女の子が生まれました。
 女性はその子に親指姫という名前をつけました。
 ある夜のこと、親指姫は寝ている間に【筋肉の伝道者】に誘拐されてしまいました。
 伝道者は親指姫から更に筋肉を磨く為のコツを会得しようとしたのです。
 目を覚ました親指姫はくすんくすんと泣きました。
 それを見ていた【人骨の群】が可愛そうだからと親指姫を逃がしてあげました。
 しかし、今度は【貧乳の群れ】(貧乳は1人)に連れ去られてしまいました。
 貧乳は親指姫も貧乳と思っていましたが、よく見たら巨乳だったので親指姫を捨てました。
 親指姫は森の奥で一人ぼっちになりました。
 ですが【森の神に見初められたのです】
 やがて冬が訪れました。森の神は冬眠してしまいます。
 寒さに震える親指姫は、【天空の城】へ向かいました。城は親指姫を歓迎してくれたのです。
 ある日の事、天空の城に【第六天魔王】がやってきました。第六天魔王は親指姫を大層気に入りました。
 一方で、親指姫は【ゲロまみれの飛行機】を見つけて掃除していました。
 ゲロのとれた飛行機が一緒に行こうと誘うのですが、今出たら死ぬと断ります。
 ですが、親指姫はいつのまにか第六天魔王と結婚することになってしまいました。
 親指姫は第六天魔王が好きではありませんでした。それに天下統一を目指して一生過ごすのも。
 最後の別れとばかりに外へ出ると、飛行機が迎えにやってきました。
 親指姫は飛行機に乗って、【超面食い王子】の国までたどり着きます。
 王子は一目で親指姫が気に入りました。
 そして、親指姫は王子様と結婚して幸せに暮らしたそうです。
 めでたし、めでたし。


北風と太陽

 昔々のこと、北風と太陽が言い争いをしていました。
 どちらも強いのは自分だと言ってききませんでした。
 そこで二人は勝負をすることになりました。
 まず北風が通りがかった【痛々しい拷問の痕を隠している元奴隷】の服を脱がそうとします。
 しかし、そこまで勝ちたくなかったので北風は諦めました。
 一方の太陽は元奴隷を照らし続けました。
 すると元奴隷は暑さのあまりに服を脱いでしましました。
 見かねた北風は元奴隷に優しく風を吹きかけました。
 太陽は北風に脱がせあいで勝ちました。
 ですが、北風は勝負よりももっと大切なものを勝ち取ったのでした。
 めでたし、めでたし。


奴隷と女王(アリとキリギリス)

  昔々、夏の暑い日のこと。
  汗を流しながら働く【奴隷】達がいました。
  一方で、全く働かない【女王様】もいました。
  奴隷は「もうすぐ食べ物がなくなる」と女王に言いましたが、全く相手にしてくれません。
  そして、奴隷の言うとおり。食べ物が突然なくなりました。
  案の定、女王には食べるものが何もありませんでした。
  そこで、女王は奴隷を頼るために奴隷の家へと足を運びます。
  女王は扉を叩き、奴隷に食べ物をわけて欲しいと頼みました。
  働き者は断り、怠け者は餓死しました。
  国民も大いに苦しみましたが、それでも一部の者たちは奴隷のおかげで助かりました。
  彼らはとても奴隷達に感謝をして、怠けていた自分たちを恥じました。
  そして奴隷の中から新たな女王が決まりました。
  新たな女王はこの災害を戒めとし、後世まで語り継いでいきました。
  もう二度と、同じ過ちを繰り返さないように。


えっちな本売りの少女(マッチ売りの少女)

 それは雪の降る、寒い大晦日の夜のこと。
 震える手で【えっちな本】を売り歩く、一人の女の子がいました。
 女の子は靴をなくしてしまい、両足とも裸足でしたがえっちな本を売らなければいけません。
 足が青くなったとしても、本を売れなかったら記者に祖母の過去をほじくりかえされてしまうからです。
 ですが、少女はあまりにも寒かったので、ついえっちな本をめくりました。
 するとどうでしょう。あたたかい【刺身】が現れたように感じました。
 それは家族が仲良く暮らしていた時のことを思い出させてくれました。
 えっちな本を閉じると、温かい刺身も消えてしまいました。
 少女はもう一冊、えっちな本を開きました。すると今度は【刺身】の丸焼きが目の前に浮かんできました。
 しかし、それもマッチの火が消えると一緒に消えてしまいます。
 少女はもう一冊、えっちな本を開きました。すると豪華な【声優陣】が現れたではありませんか。
 声優陣の輝きは消えることなく、空に昇ってスターとなりました。
 少女は思い出します。そういえば祖母は昔、声優になりたかったらしいと。
 少女はもう一冊だけ、えっちな本をめくりました。
 すると、大好きな【ハリウッド映画の面白黒人枠】が微笑んでいるのが見えました。
 少女はハリウッド映画の面白黒人枠についていきました。
 翌日、街の人たちは冷たくなった女の子を見つけます。
 ですが、彼女は最高にイカした笑顔で亡くなっていました。
 彼女がハリウッド映画の面白黒人枠に導かれて、母や祖母の所へ行ったなど誰も知りませんでした。


大きなかぶ

 昔々、ある所に【ドラゴン】がいました。
 ドラゴンは畑に生えていた大きなカブを抜こうとしました。
 「うんとこしょ、どっこいしょ」とドラゴンがカブを抜こうとしますが、カブはビクともしません。
 ドラゴンは【女騎士】を呼んで手伝ってもらうことにしました。
 「うんとこしょ、どっこいしょ」と一人と一体はカブを抜こうとしますが、カブはビクともしません。
 そこで女騎士は【貧乏な人】を呼んで手伝ってもらうことにしました。
 「うんとこしょ、どっこいしょ」と二人と一体はカブを抜こうとしますが、カブはビクともしません。
 そこで貧乏な人は【殺し屋】を呼んでくれと頼みました。
 「うんとこしょ、どっこいしょ」と三人と一体はカブを抜こうとしますが、カブはビクともしません。
 そこで殺し屋は【かまきり】を見つけて手伝って貰うことにしました。
 「うんとこしょ、どっこいしょ」と三人と一体と一匹はカブを抜こうとしますが、カブはビクともしません。
 そこでカマキリは【ロボット】を呼んで手伝ってもらうことにしました。
 「うんとこしょ、どっこいしょ」
 みんなとフレッドが力を合わせると、大きなカブが抜けました


たかし(シンデレラ+ガチョウ番の娘)

  昔々、とても美しくてタフなガールがいました。
  少女達は【たかし】と【黒胡椒】と呼ばれ、いつも継母と二人の姉に苛められていました。
  そんなある日、城の王子様が舞踏会を開くことになりました。
  たかしと黒胡椒は置いてけぼりにされて、継母と二人の姉は舞踏会へと出発します。
  悲しむたかしの元へ、魔法使いが現れました。
  魔法使いはカボチャを【陸戦型幽霊船】へ、ネズミを【脂ぎったおじさん】へ、トカゲを召使へ変えました。
  そして更に【パジャマ】と綺麗なガラスの靴もくれたのです。
  ただし、これらの魔法は【シンデレラが死ぬ】と解けてしまうと注意されました。
  たかしたちは幽霊船に乗り込み、脂ぎったおじさんの舵取りで城に突っ込みました。
  舞踏会に行ったたかしは注目の的でした。パジャマトーナメントで優勝もしました。
  しかし、いつのまにかシンデレラが死んでいたので、たかしは慌てて家へと戻りました。
  追いかけた王子はたかしの落とした【脅迫文】を見つけました。
  王子はこの脅迫文の持ち主を探し出せと言いだしました。
  後日、召使たちが脅迫文の送り主を探し始めました。
  二人の姉を問い詰めてみるものの、心当たりはありませんでした。
  そこでたかしを送り主だと考えてみると、辻褄がピッタリと合ったのです。
  たかしの脅迫文は、王子へ宛てたSOSでした。
  彼女は意地悪な継母や姉から逃れることが出来なかったのです。
  それを知ったキリト王子は、継母や姉を逮捕しました。
  姉の一人は牢屋に入れられ、一生拷問され続けました。その悲鳴はたかしの部屋まで届くようになっていました。
  継母は兵士にされて、戦争があれば最前線に送られました。
  そして多くの敵兵を殺し、白い悪魔と呼ばれ忌み嫌われていたそうです。
  もう一人の姉は姿を消しました。彼女がどこに行ったのかは誰も知りません。
  そして第二夫人は友達の帰りをずっと待ち続けていたので、たかしに無害だと判断されました。
  意地悪な継母や姉を排除して、王子様と結婚したたかし。彼女はそれはそれは幸せに暮らしたそうです。


三匹のくま

  昔々、森の奥に三匹のくまが住む家がありました。
  その家には【三国無双な】くま、【荒ぶる】くま、【レズビアンな】くまが住んでいました。
  家にはちゃんと三匹用の【トレーニングジム】があり、三匹用の【武器】まであります。
  ある日、三匹のくまは【莫大な借金】を作ります。
  くま達は借金を返済する為、外へ働きに出ました。
  くまが出て行ってから、女の子がくまの家を見つけます。それはとても不思議な家でした。
  いけないことと知りつつも、女の子は家の中に入ってしまいます。
  女の子達は莫大な借金を見つけました。しかしこんなものは無効だと契約書を燃やしてしまいます。
  女の子は三種類のトレーニング器具を見つけました。全自動の器具を女の子は壊してしまいます。
  女の子は武器庫を見つけました。ちょうどいい武器があったので、貰うことにしました。
  そこへ三匹のくまが戻ってきました。三匹はまず燃えた契約書に気が付きます。
  そしてトレーニング器具も誰かが触っていたことに気づきます。
  泥棒の仕業かと思って武器庫へ行くと、女の子達と遭遇しました。
  クマは激怒して、女子たちを殺そうとしました。
  しかし女の子たちは何とかクマから逃げ出し、森の奥へと消えていきました。
  後に残されたのは最強を求めるクマと、開発済みのクマと、切れると怖いクマの三匹だけでしたとさ。
  めでたし、めでたし。


歌うガイコツ

 昔々、ある国のある森にとても乱暴な【名人】が住んでいました。
 困った王様は名人を退治した者に、自分の娘をやると宣言しました。
 すると貧しい二人の兄弟が名乗りをあげました。
 心優しい弟は東から、怠け者の兄は西から森へ入りました。
 しばらくすると弟は小人に会い、【エロ本】を貰いました。弟はエロ本の精霊の力を借り、名人を退治したのです。
 一方、兄は怠けてお酒を飲んでいました。しかし弟が退治したと知ると、酔わせて殺し、橋の下に埋めてしまいます。
 そして自分の手柄にした兄は、良い体つきのお姫様と結婚し幸せに暮らしたそうです。
 それから数年後、【狩人】が偶然にも橋の下で骨を見つけました。狩人はその骨で矢を作りました。
 すると矢が勝手に歌い始め、兄の悪行を曖昧に告白してしまったのです。
 狩人が姫にその事を教えると、兄は嬲り殺しにされました。
 そして、弟の骨は美しい墓の下に埋葬されました。
 その墓のそばにはいつも姫が寄り添い、なんかエロいことをしてたそうです。
 めでたし、めでたし。


白いクスリ(青い鳥)

  • 昔々、ある所にチルチルとミチルという貧しい子供がいました。
  • ある日、隣に住む魔法使いがやってきて言いました。病気の子供の為に【幸せになれる白いクスリ】を探してきておくれ。
  • 二人の家にはクスリありましたが、ただの風邪薬なので幸せにはなれません。
  • 二人は幸せになれる白いクスリを探す旅に出ました。
  • まず【監獄】の国で捕まった祖父母と出会いました。二人はそこで白いクスリを手に入れました。
  • しかしクスリだと思っていたのは爆弾でした。辛くもミチルは助かりました。
  • 次に二人は【オイルマネー】の御殿に行きました。そこには幸せになれる白いクスリが沢山ありました。
  • しかしそれは粗悪品だったので、捨ててしまいました。
  • 次に二人は【水着の国】の国へ行きました。そこには金髪美女がいました。
  • とりあえずクスリはさておきナンパしたものの、彼氏にボコられました。
  • 仕方なく二人は自宅まで戻るのですが、そこでミチルは捕まってしまいます。
  • そう、実はミチルは白いクスリというか麻薬売買の元締めだったのです。
  • 捕まってしまうミチルでしたが、なんとか無実を証明することが出来ました。しかしチルチルは信じません。
  • だからミチルは嘘を吐くことにしました。悪いのは祖父母のせいだと。
  • するとどうでしょう。チルチルの顔に笑顔が戻ってきたではありませんか!
  • ミチルは気づいたのです。チルチルの為に沢山の麻薬を売ったけど。
  • 本当に大切な、二人にとっての幸せは最初からここにあったのだと。
  • 幸せの象徴であるチルチルの笑顔を見ながら、ミチルはそう思いました。
  • それはそれとして、ミチルは麻薬を売り続け麻薬王と呼ばれるようになったそうです。
  • めでたし、めでたし


アリババと愉快な仲間たち(アリババと40人の盗賊)

  • 昔々、とある国にアリババという働き者の貧しい青年がいました。
  • ある日のこと、アリババは【39人の逃亡奴隷】が根城にしている洞穴を発見。扉を開ける呪文も知ってしまいます。
  • アリババは盗賊の首領から【奴隷商人の悪事の証拠】を渡され、持ち帰りました。
  • 悪徳商人を告発し、報酬として大金を貰ったアリババ。しかしこのことが兄のカシムにバレてしまいます。
  • 兄も同じように洞穴に忍び込むのですが、首領の怒りを買って無残にも殺されてしまいました。
  • アリババは兄の遺体を回収し、どうするべきか奴隷のザイードと相談します。
  • アリババ達は落盤したことにして死体を洞窟に埋めました。葬式は遺体なしで行いました。
  • そして兄の娘を養子にして、兄の家と財産もアリババのものになりました。
  • 一方、街のチンピラどもはアリババの屋敷を狙っていました。
  • チンピラのリーダーは【革命家】に変装し、【外】に部下を待機させていました。
  • しかし正体に気づいたザイードは高温の油をぶっかけ、待機していた部下たちを皆殺しにしました。
  • それに気づいたリーダーは慌てて逃げ出しました。
  • その後、リーダーは【ゆるキャラ】としてレジーナへ急接近しました。
  • 再びアリババと会える事になったリーダーは【毒薬】を隠し持つのだが、ザイードがそれを見抜きます。
  • ですがレジーナの部下に言われました。それでいいのか。
  • リーダーは改心して、アリババはそれを許しました。
  • そしてアリババはザイードとレジーナを結婚させ、いつまでも二人は幸せに暮らしたのでした。
  • 一方のアリババは劇団を支援して、芸術家へのスポンサーとして名が知られるようになりました。
  • 彼は生涯を通じて芸術家を育て、楽しい毎日を過ごしたそうです。
  • めでたし、めでたし


オークと猿(ウサギとカメ)

  • 昔々、あるところに【オーク】と【猿】がいました。
  • ある日、二匹は【SASUKE】で勝負をすることになりました。
  • しかし勝負をするには審判が必要です。そこで【不死鳥】に審判を頼みました。
  • よーいドン! 不死鳥の合図で勝負が始まりました。
  • リードしていた猿ですが、溺れていた不死鳥を助けるため【救助活動】を始めました。
  • その間、オークは一生懸命に走り続けていました。
  • 【猿は必死に追いかけたのですが、それより先にオークがゴールしましたとさ】
  • しかし猿は勝負に負けても、大事なものを守りとおすことが出来ました。
  • オークは応援してくれる人を失いましたけど、不思議と寂しくはありませんでした。
  • オークが猿に勝てたように、諦めなければいつか必ず目標は達成できるのですから。
  • めでたし、めでたし


ヘンゼルとグレーテルとサーニャ(+子どもたちが屠殺ごっこをした話)

  • 昔々、あるところの貧しい木こりの家にヘンゼルという少年とグレーテルという少女がいました。
  • ある寒い夏のこと。食糧に困った二人の両親は、ヘンゼルとグレーテルを森の奥へ捨てる事にしました。
  • しかしヘンゼル達は【カラスの羽】が目印になっていたので、狩りを諦めてしぶしぶ家まで戻ってきました。
  • それから数日後。またヘンゼルとグレーテルは森の奥へと捨てられてしまいました。
  • 今度は千切ったパンが落ちていたのですが、それは【カラス】に食べられていました。
  • 両親を狩り終えた二人は、カラスの案内で【真っ赤なリンゴ】でできた家を見つけました。
  • 二人は家の中から聞こえてきた魔女の歌に誘われて中へ入りました。
  • カラスはヘンゼルを【馬鹿には見えない鳥かご】に閉じ込め、グレーテルの代わりに魔女が料理を作りました。
  • そんなある日、カラスと仲間がヘンゼルを挑発しました。ヘンゼルはそいつらを追いかけて森の奥へと消えました。
  • いつまでも経っても戻らないヘンゼルの為に、グレーテルは料理を作ってあげようとしました。
  • その頃、村ではグレーテルも魔女じゃないかという噂が広まっていました
  • 【魔女と呼ばれたサーニャという少女は、グレーテルという魔女をかまどに突き飛ばしました。魔女は焼けて死にました】
  • 残されたヘンゼルは村人たちに捕まり、処刑されました
  • 本当の魔女を倒したサーニャは村人たちから認められ、ふつうの人間に戻ることが出来ました
  • めでたし、めでたし


七味唐辛子(桃太郎)

  • 昔々、あるところにお爺さんとお婆さんがいました。
  • お爺さんは山へ柴刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行きました。
  • お婆さんが川で洗濯していると、どんぶらこっこどんぶらこと、川上から【桃(¥1980)】が流れてきました。
  • お婆さんはそれを家に持ち帰り、食べようと割ったところ、家の外から元気な【罵詈雑言】が飛んできました
  • 子どもがいなかった二人は喜んで、外にいた子を【七味唐辛子】と名付け、大事に育てました。
  • 元から成長していた(特に胸)七味唐辛子は、鬼が島へ鬼退治に行くことになりました。
  • お婆さんから貰ったきび団子で、【魚】【天狗】を仲間にして、【魚】と【不死鳥】を交換しました。
  • 七味唐辛子達は隠しルートで鬼が島へと向かいました
  • 【七味唐辛子は鬼との挑発勝負で鬼を口汚く罵り、鬼を倒して宝を持ち帰りました】
  • めでたしめでたし

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最終更新:2016年04月21日 09:02