ミニ四駆のギヤは見てみると分かるが、ノーマル状態だと常にシャーシの壁に接触している状態で回転している。
この壁を切除し、ワッシャーやスペーサーなどを使用してギヤから余計な摩擦をできるだけなくす状態にするのが抵抗抜きである。

改造名だけを捕らえると上記説明のような改造になるが、ほかにも大きな目的がある。

それは「ギヤの適切な位置への固定」。

ギアの噛み合わせはそれぞれのシャーシで最適な状態があるが、ノーマルではそうなっていないシャーシもある。
クリアランスなどをノーマル位置から変更し、適切な位置に固定するのが抵抗抜きのもう一つの目的である。

これには非常に精密な加工技術、ミニ四駆に対しての理解、機械力学など多くの技術力、知識などを必要とする。

ギヤとギヤの噛み合わせを緩くすれば空転時間は伸びるが、その分地面に伝えるトルクが減少してしまう。俗に言う「トルク抜け」が起こる、一方で抵抗抜きでぎちぎちにギヤをセットしてしまうのも立体コースの着地で駆動力がある1点に集中して駆動系が破損という自体も起こるためさじ加減が重要である。

余談だがARシャーシ以前のギヤの噛み合わせがゆるいのはタイヤロックした際のギヤやモーターへの負荷を逃がすためである。

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最終更新:2023年02月12日 12:47