APOH

 日本の防衛省直轄の機関"異常現象監査本部。 
 APOH(アポ)Abnormal phenomena observed Headquarters"の略。

 日本では古くから「悪魔」の存在は知られており、魔界と隣接する地域には古くから「神社仏閣」「古墳」などで封印がなされていた。また、高位な神社の一族はその秘密を口伝されていた。
 第二次大戦中、日本政府が「悪魔」の干渉を受けていたことが明らかになり、GHQの助言もあり早いうちから「超常現象」に対する対策する官庁は作られていた。
 悪魔による侵攻は国際的な問題になっているため、さまざまな地域で群発しているためなかなか小さな事件では動くことができない。

 今回の「海馬市における異常犯罪の急増」も、APOHの災害ランクでは「D級(悪魔が関与している可能性がある)」→「C(悪魔による事件関与が決定的であり頻発の可能性がある。1月17日引上げ!)」程度のため、派遣される人員は極めて少数であるが、一部の勘の鋭い退魔師たちは命令に先んじて現地入りしている者も多いようだ。

 退魔師たちは、主に「伝統的な退魔方法による撃退法を持つ者」と「科学の力で物理的に悪魔を撃退する方法」を持つ二つのグループに分かれる。互いにライバル心を持っているが、協力して退魔兵器を作成することもある。
 ただし、これらの悪魔の引き起こす超常現象は「人々が不安に思う気持ち」によって増大することが確認されているため、マスコミに一切口外することができない。
 もしバラすと、日本政府の暗部たちが、彼らを暗殺し、さらに社会的に抹殺されることななる。
 一年に一度程度、そうした抹殺は行われているので、退魔師たちはそうした厳しさを身にしみている。
 彼らは表向き「官僚」「科学者」「宗教家」「伝統芸能の師範」など表の顔を持つことが一般的だ。
 また、「悪魔」の存在を知っている退魔師で、APOHに所属も契約もしていない人(しばしば伝統的な神社の神主や、野性の超能力者など)がいるが、かれらは間違いなくAPHOの存在を認知している。

 今回の「海馬市」には、海馬市役所の「第三総務課」に専用の指令室が作られている。
 指令室とはいえ単なる「会議室」程度ではあり、他の市役所の人々も市長すらよくわかっていないが、中央から派遣されてきた退魔師や契約している退魔師は、そこをとりあえずの基地として今回の事件の調査に乗り出している……。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2016年01月17日 19:23