NRC

NRCまたはナイル川同盟とは、スーダン、南スーダン、エチオピア、ケニア、ウガンダの 外交グループを指す。当初は2022年に南スーダンとエチオピアの間で調印された貿易条約 を中心に形成され、2024年にスーダンが參加を表明した。

地球温暖化の流れが2020年代後半に続く中、NRCの一番の関心は水の貿易関税に向けられ 、近隣諸国は進行する水不足について相互協力を目指した。

2030年6月、カンパラ合意の調印でウガンダが加入し、9月にはケニアがそれに続いた.

2030年代にNRCはナイル川沿い、さらに周辺地域を流れる支流沿いにダムと水処理場を建 てる計画を策定。こうした計画は国際法、特に国際河川の水利用に関する1996年のへルシンキ規則に違反するという懸念を表明したエジプトの対立意見を招いたが、NRCにはその 規模の建設計画に資金を出す手段がなかったため、正式な異議の申し立てとはならなか つた*

2039年、相当量のレアアース、ニオブ、ネオジムが新たに発見されたことを受け、ケニア は相互防衛条約の加盟と引き換えに、CDPとの広範な独占貿易協定を締結した。

ケニアがCDPに頭したことで2040年に残りのNRC諸国も加盟することになり、ダムと浄水施設の計画認可に向けて道が開かれた。

計画にはCDPの資金提供だけでなく、他のCDP加盟国から専門知識や人貝が大量に投入された。

エジプトの抗議に加え、ウィンズロー•アコードの中央委員会から厳しい意見が出たに もかかわらず、建設計画は継続する。2053年にはケニアが施設の完全な稼働にこぎつけ、 2055年にスーダンと南スーダンが追随する。

エジプトは必然的にナイル川の水位が著しく低下したことに抗議した2048年に始まったウィンズロー•アコードの資金提供によるサブ・カイロ・アクイファー開発計画の保証だけが、その時点で当地における戦争が回避された要因だったと一般的に考えられている。


2059年には、エチオピアが建設計画を完了した。

厳しい干ばつに直面し、本国では武装蜂起の恐れが高まる中、エジプト軍の指導者はNRCに 対する戦争を宣言して全てのNRCのダムを破壊すると表明した。

この決断はエジプトにとって大きな計算違いとなった。NRCはCDPに加盟していたため、 相手の軍事同盟は非常に近代化され、十分な装備を持ち、よく訓練された兵力を備えて いると判明することになる。

NRCとエジプトのこう着した対立関係が4年間続いた後、2062年のアクイファー計画の失敗 を受け、2063年水不足で疲弊したエジプト軍は退却を余儀なくされ、NRC軍がすぐに大 きな勢いを得た。

その後、現在までカイロは包囲された状態が続いている。NRCはエジプト領土の大部分を支配し、カイロはほぼ陥落あるいは崩壊寸前にある。

2064年、ウガンダは全ての水処理施設に関する計画を完了した。当地を監視するウィンズロー・アコードの情報によれば、エジプトの首都を通るナイル川の流れはわずか50年前の10%まで減ったという。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2015年11月18日 18:32